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手作り&裏読み&日替わりブログ

【2022年参院選の話】第1回 参議院の存在意義

 

当ブログでは、大きな選挙があると、しばらく選挙特集記事が続きます。

選挙は、本当に重要。紙面を割く価値がある。筆者はこう考えている為、連載に動くのです。

その旨、御理解頂けると有難いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

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では、本題に。

 

今夏、参院選(参議院議員選挙)が実施されます。

投票日は、2022年7月10日です。

www.soumu.go.jp(2022/6/23閲覧)

www.asahi.com(2022/6/22)

 

参議院は、衆議院と並ぶ「国権の最高機関”国会”を構成する集団」です。日本国民の将来を大きく変える、大事な組織なのです。

ただ、「衆議院と並ぶ」とは申しても、両者は全く同じ組織ではありません。その違いを理解すれば、参議院の重要性がより深く理解できるでしょう。

というワケで、当記事では「参議院と衆議院の違い」について、分かり易く解説していきます。

 

なお、分かり易さを優先させる為、「難解な概念を、平たい言葉で説明する」という点を重視します。故に、細部まで突っ込んだ説明は致しません。どうかご承知おき下さい。

もし「細部まで知りたい」と仰る方がいれば、日本の最高法規「憲法」について調べてみることをオススメします。

憲法には、国会について述べられた章(第四章)が存在します。この章が、国会の基礎を成しています。細かな法律や規則を学ぶ前に、先ずは基礎たる憲法から始める。これがよろしいかと。

elaws.e-gov.go.jp(2022/6/23閲覧)

 

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それでは、参議院と衆議院の違いについて、順番に述べていきましょう。

当記事で紹介する相違点は、「議員の人数」「任期」「選挙の仕組み」「衆議院の優越」の4つ。

 

 

(議員の人数)

衆議院:465人。

参議院:248人。

(任期)

衆議院:4年。但し、途中で解散が可能。解散となれば、「衆議院議員は全員クビで、選挙やり直し」となる。

参議院:6年。解散はナシ。故に、衆議院に比べて安定しており、クビキリに怯えることなく仕事に取り組める。

 

(選挙の仕組み)

衆議院:4年の任期満了後か、解散時に総選挙を実施する。選挙は、「小選挙区」と「比例代表」の枠組みで行われる。
「小選挙区」とは、「日本をいくつかのエリアに分け、1エリアから1人の当選者を出す」という制度。各エリアの2位以下は、落選となる。
これに対し、「比例代表」は「個人ではなく、政党を選ぶ」という制度。各政党は、「比例代表で当選させたい人の名簿」を作成。その名簿の中から、各政党の得票数に応じて当選者が決まる。当然、多くの票を集めた政党から、多くの当選者が出る。

参議院:6年の任期満了後に、選挙を実施する。
但し、衆議院と違って、「一斉に全員クビ&総選挙」という方式は取らない。参議院議員248人を2つのグループに分け、半数の124人を・3年毎に改選する。これは、「衆議院と参議院のダブル選挙が実施された場合でも、国会議員をゼロにしない」という目的を達する為である。誰かが国会議員として存在していれば、国政の完全麻痺は回避できるからである。
選挙は、「中選挙区」と「比例代表」の枠組みで行われる。「中選挙区」とは、「日本をいくつかのエリアに分け、1エリアから複数の当選者を出す」という制度。衆議院の場合(小選挙区制)は、各エリアの2位以下は落選となる。が、参議院では、2位以下でも当選する場合が多い。

 

(衆議院の優越)

国会審議において、「衆議院と参議院の結論が違う」となった場合、衆議院の意見を優先する場合がある。これを「衆議院の優越」という。
具体的には、「内閣総理大臣の指名」「外国と結んだ条約の承認」等、先延ばし不可&急ぎのもの。
この概念がある為、どうしても「衆議院の方が参議院よりも強い」と理解されてしまう。

 

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上記4点の他にも、参議院と衆議院には違いが存在し、色合いが異なっています。

ただ、上記「衆議院の優越」が存在する為、参議院の影は薄くなりがち。乱暴な意見を言う方は、「衆議院だけでよくね?」「国会議員の数を減らせば給料も減らせるから、参議院は必要ナシ」等と主張することもしばしば。

 

しかし、筆者は「参議院不要説」には賛同できません。参議院は必要だと考えます。

そう考える理由はいくつもありますが、最も重要なのは「国会の暴走を止める」という機能が期待できること。これは、参議院抜きには語れない。

 

衆議院のみで審議を進めれば、衆議院で多数を占める党の独裁・暴走を止められません。碌に審議もしないままで、ヘンテコな法律がバンバン成立しかねない。

参議院が存在すれば、参議院でも審議が実施されます。これにより、「一度はフィルターを通す」「衆議院では揉み消されたツッコミどころを、参議院で蒸し返す」「審議の時間を確保することで、衆議院の暴走にブレーキをかける」という効果が期待できます。

このことを知っていれば、参議院選挙を見る目も変わってくるでしょう。

 

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参議院は、衆議院より地味かも知れない。

しかし、参議院には参議院なりの役目と必要性があります。

故に、参議院選挙は疎かに出来ないですし、してはいけないのです。

 

参院選は、3年に1度の重要な機会です。

この機会を十二分に活用し、国にモノを申す。日本の有権者が持つ特権です。これを使わないのは、非常に勿体ない。

是非ともじっくり考え、投票に行きましょう。

 

 

--------------(記事了)--------------