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手作り&裏読み&日替わりブログ

【アイデアグッズの話】批判している方、数的根拠を示せますか?(前編)

「さんぽセル」というアイデア商品が存在します。販売しているのは、「悟空のきもち THE LABO」という会社です。

この商品は、小学生向けの品物。「重いランドセルを、お手軽に運べる」という逸品です。

the-labo.com(2022/6/15閲覧)

 

今のランドセルは、一昔前に比べると、なかなか重くて大変。

教科書だけでなく、学習用タブレット端末等も収納しなくてはならず、お子さん方は大変です。

その負担を軽減しようと考え、生まれたのが「さんぽセル」です。

 

「さんぽセル」は、市販のランドセルに取り付ける部品のようなもの。

主な構成部材は、パイプ・キャスター(ローラー)・部材固定ベルトです。

これらをランドセルに取り付け、ランドセルを「スーツケース」「キャリーバッグ」の様な格好にする。これで重いランドセルを、比較的軽々と運べます。

 

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ショッピングカート キャリーカート 千鳥格子レッド ライフ UW-6018 パール金属 ライフ カート ウイズ キャリー ドット UW-6007
(上画像:「キャリーバッグ」の例。「さんぽセル」ではありません。画像提供:Amazon)

 

そして、「さんぽセル」は簡単に折り畳み可能。”キャリーバッグ形態”から”普通のランドセル”に戻し、背負うこともできます。

かなりの優れモノで、お値段が5400円。発売元によると、「注文を頂いた後、納品まで3~4ヶ月待ち」の人気商品とのこと。

 

しかも、この商品を思いついたのは、小学生だというから驚きです。アイデアマンとして、将来有望なのでは?

そのアイデアから始まり、医学生や部品製造企業等が協力。晴れて「さんぽセル」が世に出た…という流れですね。

 

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しかし、この「さんぽセル」に対し、称賛ではなく批判・疑問の声が出ます。

その手の声が散見されたのは、ネット空間。批判内容は、「危ない」「身体が弱くなる」というものが多かった。

 

この批判に対して、「さんぽセル」を発明した側から反論アリ。

その反論も、かなり的確なものが揃っていて、「ますます将来有望」と感心するものでした。

www.buzzfeed.com(2022/6/3)

news.tv-asahi.co.jp(2022/6/7)

 

大人の意見(ネットニュースのコメントから):「これを開発した人、子どものことをよく分かってないですね」

これに対し、開発者は、次のようにコメントしました。

開発した小学生:「今、小学5年生です。作った時は、4年生です。子どものことをよく分かってなかったら、ごめんなさい」

大人の意見(ネットニュースのコメントから):「体のバランスが悪くなり、背骨のゆがみが出て、体調が悪くなると思うので、心配です」

開発した小学生:「それは、重いランドセルでなる“ランドセル症候群”といわれている病気です。僕たちは、それを解決しようとしてるんです。心配する方向が反対です!」

 

大人の意見(ネットニュースのコメントから):「ランドセルなど、毎日背負って歩いていれば、下半身が鍛えられるんですけどね。負担になるからと、早いうちからやめてしまうのは、もったいないと思います」

開発した小学生:「灯油缶を、今も毎日背負ってる大人の人が言うなら許します。もし、灯油缶を遠くに運ぶなら、大人は皆、軟弱にならないよう背負いますか?きっと、タイヤで運ぶと思う。同じだよ!」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000257184.htmlより。改行・強調・着色等は筆者によるもの)

 

まぁ、「本当に小学生だけの意見か?」と問われたら、それは分かりません。さんぽセル開発チームには、数多くの大人が関わっていますので。そのチームから知恵を貰ったとしても、別段不思議ではない。

ただ、上記の反論(赤字部分)については、かなりスジの通ったものが多い。スジが通っているということは、事実・背景がシッカリしているということ。噓八百や誤魔化しでは、なかなかスジが通った反論は出てきません。

故に、小学生チームの反論は、傾聴に値します。仰る通り。

 

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上記の反論部分で、筆者が特に気になったのは、「ランドセル症候群」という言葉ですね。

この言葉、結構前から報じられています。

www.nagoyatv.com(2021/11/13)

www.fnn.jp(2021/12/2)

毎日背負うランドセルが重すぎて、通学ブルーになる小学生が出てきているという。

小学校1年生から3年生を対象に、この秋行われた「ランドセルの重さに関する意識調査」。ここで約7割となる65.8%が“ランドセル症候群”に陥っている可能性があると判明した。

ランドセル症候群とは、重いランドセルを背負うことにより肩こりや腰痛などを引き起こしてしまい、「学校に行きたくない」など心の面にも影響を及ぼす症状のこと。

 

東京都内の整形外科医・高野勇人院長によると、ランドセル症候群の診察が増えているという。

たかの整形外科・高野勇人院長:
先週も来ましたけど、2年生ぐらいの子がいらっしゃって。ランドセルを背負っている姿を見たら重そうな感じだったので、原因はそれではないかなと…

https://www.fnn.jp/articles/-/279371

 

「さんぽセル」に対する批判意見には、「重い荷物を背負わないと、身体が弱くなる」という意見がチラホラ。

まぁ、それは確かにそうなのかも知れませんが、ものには程度があります。今のランドセルの中身は、小学校低学年には重い。「体重60キロの大人に換算すると、12キロの荷物を背負っている」という状況も少なくない。

 

これでは、体を鍛える前に壊れてしまいます。本末転倒です。

批判する人は、その辺まで考えているのか、甚だ疑問です。

 

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そして、「さんぽセル」を批判する人々には、更にツッコミどころがあって…

 

と、長くなるので、本日はここまでとさせてください。

ツッコミの続きは、次回記事にて。

 

 

--------------(記事了)--------------