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手作り&裏読み&日替わりブログ

【ロシア版マクドの話】マクドというより、「緑看板の店」かな?

ロシアによるウクライナ侵攻。

これを問題視して、所謂「西側陣営」に本拠を構える大企業が、続々とロシアから撤退しています。

 

その大企業の中に、ファーストフード最大手「マクドナルド」の姿があります。

東西冷戦が終わりを迎える際、真っ先にロシアの首都モスクワで店を開いた。そんな老舗までもが、ウクライナ侵攻を理由にしてロシアから撤退。

「ロシアの行動が、いかに大きな騒ぎを起こしているか?」を象徴する話です。

www.bbc.com(2022/5/17)

 

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マクドナルドは、ロシアから事業撤退する際、現地の設備をロシアの富豪に売却。

買い受けたロシア富豪は、店舗を「ロシア版マクドナルド」として再生。その店が、つい先ごろオープンしました。

新しい名前は、「フクースナ・イ・トーチカ」。

 

ただ…

この店、既に複数方向から「パクリ疑惑」が持ち上がっています。

難儀な船出ですね。

news.tv-asahi.co.jp(2022/6/11)

www.yomiuri.co.jp(2022/6/13)

www.bbc.com(2022/6/13)

 

ハンバーガーチェーン大手の米マクドナルドは5月に、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に抗議して、ロシア市場から撤退した。

ロシア国内800以上の店舗は、ロシアの実業家アレクサンドル・ゴヴォル氏が買い取った。

そして12日に、ブランドを一新した店舗がモスクワで営業を開始した。

 

新しい名称は、「フクースナ・イ・トーチカ」

「おいしい、それだけ」という意味だ。

 

金色のM型のアーチはなくなり、円と2本線に様式化された「M」が新しいロゴになった。2

本線はフライドポテト2本。円はもしかしてハンバーガーなのかもしれない。

 

ビッグマックやマックフルーリーはもうない。

しかし、利用客はそれほどの違いに気づかないだろうと、新しい経営陣は期待している。経営陣はモスクワのプーシキン広場で開業した旗艦店で記者会見し、そう話した。ここは32年前、ソヴィエト連邦時代の1号店が開かれた場所だ。

「品質や雰囲気が変わったと、お客さんたちが気付かないようにする。それが目標だ」と、「フクースナ・イ・トーチカ」のオレグ・パロイエフCEOは話した。

https://www.bbc.com/japanese/61773669より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

「フクースナ・イ・トーチカ」のCEO(最高経営責任者)が、

「利用客は、マクドナルドとの違いに違いに気づかないだろう」
「品質や雰囲気が変わったと、お客さんたちが気付かないようにする。それが目標だ」

という腹の内だそうです。これでは、パクリ疑惑が生じても仕方ない。

 

味は、マクドとほぼ同じ。

店の雰囲気も、マクドとソックリ。

ただ、「店のロゴまでマクドと同じ」になると、完全にパクリ認定されてしまう為、少し変えていますね。

 

しかし、新しいロゴが「モスバーガー」のロゴと酷似している。何だか微妙な気持ちになります。

ロシア国内には、モスの店舗が存在しません。故に、ツッコミを喰らわないと考えたのでしょうか。

www.mos.jp(2022/6/13閲覧)

味源 モスポテト(照焼チーズ) 50g×15個(提供:Amazon)

 

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ロシア版マクド「フクースナ・イ・トーチカ」。オープンからまだ間もないですが、今の所は概ね好評である様子。

しかし、これがどこまで長続きするか?

これが大きな問題です。

 

成功している店のやり方を、付け焼刃のパクリで済ませようとしても、長続きさせるのは難しい。

何故なら、「成功を維持する為には、絶え間ない努力が必要」であり、「アクシデント対応は、付け焼刃では無理」である為です。

 

大規模飲食チェーン店の場合は、常に「新メニュー開発」を求められます。目新しさがなければ、弱体化してしまう。

また、「材料不足や、供給網トラブル等への対応」「問題発覚後の謝罪と釈明」といったアクシデントに対する能力も、付け焼刃では無理。底力が試されます。

 

果たして、ロシア版マクド「フクースナ・イ・トーチカ」はどうなのか?

今は「新規開店」というボーナスポイントで好評を得ていますが、次の手を持っているのか?

その辺りは、これから問われる筈。「単なるパクリ」で終わるか、「本家を超えた」となるか、それは今後の対応次第でしょう。

 

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ところで…

筆者がこの「ロシア版マクド騒動」を語る際、かなり初期に出てきた「ワーニャおじさん」というモロパクリ話を思い出しました。

www.bengo4.com(2022/3/26)

 

「マクドのMマークを、横にしただけ」という安直過ぎるロゴマークに、ツッコミが殺到。

その後、続報が見当たりませんね。出店を断念したのでしょうか。

まぁ、もし出店していれば、「ロシアは、商売の世界でも無法者」という認識が広まります。ますます外資の撤退が増えるでしょうから…ねぇ。

 

 

--------------(記事了)--------------