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手作り&裏読み&日替わりブログ

【伝染病の話】「混乱」より「冷静な対処」が先です

新型コロナ騒動が始まって、早3年。

我々は、良くも悪くも”場慣れ”していまい、ヒステリックな行動をやり難くなっています。

かつては、使い捨てマスクひと箱が1万円で売られていたり、「トイレットペーパーがなくなる」というデマが流れてパニックになったり、政治家が「うがい薬で新型コロナ予防可能」という根拠の弱い発言をして釈明に追われたり…。

 

然程昔の話ではないのですが、「何もかも皆懐かしい」という状況になっていますね。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。

 

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そんな状態の中、ここ最近は「新型コロナ以外の伝染病」についての話を、各種マスコミが盛んに報じています。

その病気の名は、「サル痘(さるとう)」といいます。

forbesjapan.com(2022/5/19)

www3.nhk.or.jp(2022/5/21)

 

米マサチューセッツ州公衆衛生局は18日、州内在住の男性1人からサル痘ウイルスの陽性反応が出たと発表した。

米国でサル痘感染が確認されたのは今年初。男性は最近カナダに渡航していたという。

 

アフリカ中西部特有の感染症であるサル痘は欧州で30以上の感染例・疑い例が報告されており、各国が調査を進めている。

英国では今月上旬、今年初のサル痘感染が報告され、これまでに9人の感染が確認されている。

英保健安全保障庁(UKHSA)のスーザン・ホプキンス主席医療顧問は「まれで異常」な状況だとし、感染源の特定を急いでいると述べている。

https://forbesjapan.com/articles/detail/47605より。改行等は筆者によるもの。以下同)

 

「サル痘」の患者の報告が欧米を中心に相次いでいることを受け、厚生労働省は、国内で感染が疑われる患者が見つかった場合は速やかに報告することなどを自治体に通知しました。

 

「サル痘」は天然痘に症状が似た感染症で、発疹や発熱、リンパ節の腫れなどが起きて、多くの場合は2週間から4週間程度で自然に軽快するものの、子どもなどでは重症化することもあります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220521/k10013637171000.html

 

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「サル痘」は、今年に入って初めて確認された病気…ではありません。

国立環境研究所によれば、今から約50年前・1970年代から報告されている病気とのこと。故に、研究は進んでいます。

www.niid.go.jp(2022/5/21閲覧)

 

「サル痘の感染経路」等には、まだ不明点は残っています。が、流行し易い地域(主にアフリカ)や、原因となるウイルス等は調べがついています。予防法や治療法についても、多くのことが分かっています。

致死率は0~11%と、大きく幅があります。これは、「医療体制がどの程度整えられているか」が大きくかかわってくる為に発生するブレ。医療体制の充実した先進国であれば、致死率は0%寄り。医療体制の貧弱な途上国であれば、致死率は11%寄り。こういうことですね。

また、年齢も重要。子供さんは、重症化する場合があるそうで。新型コロナとは真逆です。

なお、ヒトヒト感染しないことはないですが、非常に稀なケースとのこと。ここも、新型コロナとは大きく違いますね。

 

上記の様な状況ですから、今の所は「かかったが最後」ということは…全然ない。

大騒ぎする必要性は、あまり見当たりません。

 

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ただ、SNS等をザッと眺めていると、大騒ぎしている方々に遭遇することはあります。

その手の方々が発する主張の大半は、根拠薄弱なもの。「闇の組織の陰謀だ!」というレベルの話が並んでいて、何かもう…かける言葉が見当たらない。

中でも多いのは、「なぜワクチンを用意できているのだ!」「ウイルスをばら撒いているだろう!」と怒る方々ですね。

 

いや、そうやって怒る前に、少しは情報を調べた方がいい。

筆者の様な浅学モノカキでも、国立感染症研究所HPの情報にアクセスできるのです。感染研の方々は、確実に一般人よりも伝染病に詳しい筈。SNS上の怪しい情報より、ずっと確度は高い。

そういう”確度の高い情報”に接触できれば、安易に大騒ぎする気にはならないでしょう。

 

 

新型コロナ騒動の初期、デマに踊らされて痛い目を見た人は、決して少なくないでしょう。

人間である以上、デマに引っかかる可能性はゼロにならない。心に隙があれば、誰でも引っかかります。筆者も同様。

しかし、せめて「同じ轍は踏むまい」という”改善の心”は持つべきです。それがないと、怪しい情報を鵜呑みにして、延々と騒ぎ続けることになる。これはよくない。

 

重要なのは、落ち着くこと。

冷静な状況をキープして、情報を集めること。

慌てず騒がず、冷静になって考えること。

この辺りを重要視すれば、デマに引っかかることは減少する筈です。

 

足元を見ずに、慌てて駆け出せば、高確率で転びます。

先ずは、自分の足元&周囲の状況を、落ち着いて観察してみましょう。全てはそこから。

 

 

--------------(記事了)--------------