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手作り&裏読み&日替わりブログ

【ウクライナ状勢の話】プーチンの自爆ネタが、どんどん現実へ…

<この記事は、2022年5月13日21時頃迄の各種情報を基にして、執筆しております>

 

 

約1ヶ月ほど前。当ブログで、以下の記事をアップ致しました。

テーマは、「ロシアのプーチン大統領が、大失敗をやらかしそう」というもの。

tenamaka26.hatenablog.com

 

2022年2月末に、現在も続く「ウクライナとロシアとの戦争」が勃発しました。

先に仕掛けたのはロシア側です。その口実は、「ウクライナにて、親ロシア系住民が迫害されている。ロシアは、現地住民の安全を守るために侵攻する」というもの。

 

まぁ、これもどこまで本当なんだか、よく分からない。

ロシア政府による自作自演説も飛び交っていますし、ロシア政府から「迫害に関する、綿密&反論不能な調査報告が出た」という話も聞かない。

わざわざ攻め込まずとも、確たる証拠を並べ・国連の場で説明すれば、ロシア側の正当性は担保されます。ロシア政府が、そういう行動に熱を入れたという話は…あまり見当たらない。

故に、「ウクライナにて、親ロシア系住民が迫害されている」という話は、眉唾の域を出ないのです。その為、ロシア政府は多くの国から信頼を得られず、敵に回している。

 

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筆者が思うに…

「眉唾な綺麗事を主張して、何かをゴリ押す者」は、言っていることと狙っていることにズレがあるものです。

本当の狙いを言うと批判されて立場が悪くなるので、綺麗事で誤魔化す。これはロシアに限らず、腹黒い人間や組織の常套手段です。

 

では、ロシアの真の狙いとは、一体何なのか?

これには謎が多く、専門家の間でも諸説飛び交う状況です。が、多くの専門家が口を揃えて言っているものとして、「ウクライナのNATO加盟を防ぐ」という話がありますね。

 

NATO(北大西洋条約機構)は、世界最強の軍事同盟です。

所謂「集団的自衛権」を持ち、「加盟国のひとつに対する攻撃は、全加盟国への攻撃と見なし、同盟全体で反撃する」という姿勢の組織です。

元々は、ロシアの前身である「ソビエト連邦(ソ連)」を仮想敵として発足した組織でしたが、ソ連崩壊後も存続。いや、存続しただけではなく、崩壊後には加盟国が増加。「ソ連崩壊前の状態よりも、崩壊後の方が大きい」という組織になっていますね。

www.mofa.go.jp(2022/5/13閲覧)

 

この組織に、ロシアと国境を接するウクライナが加入すれば、ロシアの安全が脅かされるに違いない。

これが、ロシア政府の持つロジックです。

故に、「ウクライナがNATOに加盟する前段階で軍事侵攻し、ウクライナを傀儡国にしよう」と考えたのでしょう。

 

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ただ…

ロシアの思惑通り、ウクライナのNATO参加を妨害できたとしても、別方向からNATO拡大の狼煙が上がっています。

ウクライナと同じく、ロシアと国境を接する国「フィンランド」。この国が、本格的にNATO加盟に動いています。

 

www.bbc.com(2022/5/12)

www.cnn.co.jp(2022/5/13)

フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領とサナ・マリン首相は12日、同国は軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を行うべきだとする共同声明を発表した。

ニーニスト大統領とマリン首相は共同声明で、「フィンランドは遅滞なくNATOへの加盟を申請しなければならない」と述べた。

 

フィンランドはロシアと、1300キロメートルにわたって国境を接している。

これまではNATOに加盟しない方針だったが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、大きな政策転換を行った。

 

NATO加盟をめぐっては、フィンランド国民の支持率は長い間20~25%で推移してきた。軍事的な非同盟と中立は、多くのフィンランド人が紛争に巻き込まれないために選択してきた立場だ。

しかしウクライナ侵攻後の最新の世論調査では、NATO加盟に賛成している人は76%まで上昇。この戦争を機に、ロシアとの友好関係を空疎なものとみる人が増えている。

 

また隣国スウェーデンも、数日以内にNATO加盟を決定する見込み。

https://www.bbc.com/japanese/61420545より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

ロシアを刺激しない様に、NATOから距離を置いていたフィンランドが、NATO加盟に向けて大幅方針変更。

これまでは「加盟の議論が盛り上がる」程度で止まっていましたが、フィンランド政府が「正式な手続きに入る」という姿勢を明確にしました。

加えて、フィンランドの隣国「スウェーデン」も同調。

 

ウクライナをNATOに入れさせまいとして、強引に軍事侵攻したロシアでしたが…

その軍事侵攻が原因となって、NATOを拡大させつつある。

もし侵攻しなければ、フィンランドやスウェーデンはNATO参加を考えなかったでしょう。

これ、完全に「ロシア政府・プーチン政権の大失敗」となりますね。

 

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なお、上記フィンランド政府の姿勢に対し、ロシア側は猛反発。

軍事的手法をチラつかせ、脅しにかかっています。

www.bbc.com(2022/5/13)

 

しかし、先述の通り「原因は、ロシア側の軍事侵攻」です。

ロシアの自業自得もいいところ。オウンゴールの見本みたいな感じですね。

 

現在、ウクライナ戦線は膠着状態です。ロシアが、フィンランドに向ける軍事的余裕は少ない。実力行使でフィンランドを止めるのは、かなり困難です。

このままいけば、フィンランドやスウェーデンの加盟は成るでしょう。更に他国が追随し、NATO勢力拡大が加速する恐れすらあります。

 

ロシア側は、墓穴を掘りましたねぇ。

 

 

--------------(記事了)--------------