先日、ちょっと寂しいニュースが報じられました。
携帯音楽プレーヤーの名機「iPod(アイポッド)」シリーズが、終焉を迎えるそうです。
現在の最新機種「第7世代のiPod Touch(アイポッド・タッチ)」の新規製造は行わず、今ある在庫が全て売り切れたら終了する予定とのこと。
www.itmedia.co.jp(2022/5/11)
www.itmedia.co.jp(2022/5/11)
www.jiji.com(2022/5/11)
米アップルは10日、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)タッチ」の販売を在庫分で終了すると発表した。
シリーズの初代モデルが2001年に誕生してから20年余り。日本でも人気を博した製品の歴史が幕を下ろす。
(https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051100280&g=intより。改行等は筆者によるもの)
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筆者は、「iPod Touch」に関し、かなり思い入れが強い。
現行最新機種のひとつ前のモデル「第6世代のiPod Touch」を買って、使い倒しました。今はさすがに最前線からは退いていますが、壊れたワケではありません。使う頻度は激減したものの、OS更新等の際にチョイチョイ起動させています。
なぜ、筆者は「iPod Touch」への思い入れが強いか?
その理由は、「スマホを買う前に、スマホ代わりの機器として使っていたから」です。
「第6世代のiPod Touch」が世に出たのは、2015年。
その当時、筆者はまだガラケー(フィーチャーフォン)ユーザーでした。急いでスマホに買い替えることはせず、「できるだけ長くガラケーを使おう」と考えていました。
以前からパソコンを所有していましたし、所有ガラケーにはナビ機能が搭載されていましたので、然程不自由はなかった。扱えなかったのは、位置情報ゲームくらいです。筆者にとっては、大した話ではない。
しかし、所有ガラケーの調子が悪くなり、そろそろスマホに買い替える算段が必要になってきました。
その際、「iPhoneか?・Androidか?」で悩みまくり。周囲の知り合いに相談するも、コレという意見に遭遇せず。
考えた末、筆者が出した結論はコレ。「両方買ってみよう」
とはいうものの、iPhoneとAndroidスマホを2台買うのは、いくら何でも高過ぎます。筆者の財力では、かなり無理。
そこで考えたのが、「iPod Touch」と「Androidタブレット」を購入して、両方を使ってみる…という方法。これなら出費がグッと減ります。両方とも、2万円台で購入可能。合計4~5万円程度で済みます。電話会社と契約するワケでもないので、月々の基本料&使用料金も不要です。
同じことを、iPhoneとAndroidスマホでやるとすれば、20万円コースに突入するのでは?
そう考えると、非常にお安く済みました。
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で、実際に両機器を使ってみたのですが…
感想は「電話ができず、Wi-Fi(ワイファイ)しか使えないスマートフォン」という感じ。筆者の狙い通り、スマホ購入前の吟味には十分過ぎるほどの効果アリ。
常時オンラインのアプリ以外は、外に持ち運んでも問題なく使用可能でした。これでWi-Fiスポットの密集地域に行けば、9割方スマホみたいなもんです。
そういう状況ですから、持ち運びに便利な「iPod Touch」を常にポケットに入れて、あっちこっちに出かけていましたねぇ。その流れで、スマホはiPhoneを選択しました。
なお、「Androidタブレット」の方は、未だに現役。寝床でのネット閲覧&電子書籍購読に、かなり重宝しています。
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「iPod Touch」の本来の姿は、携帯音楽プレーヤーです。
ただ、考え方を変えれば、筆者の様な使い方も可能。
(恐らくは少数派でしょうけど)
そういえば…
筆者は「iPod Touch」で音楽を聴くことが稀で、ひたすら「にゃんこ大戦争」をプレイしていました。
画面が小さいので、目が痛くなり易いのが玉に瑕。今はデータをiPhoneに引き継ぎ、ボチボチ遊んでいます。
そんな思い出いっぱいの「iPod Touch」。
直系の後継機種が絶えるのは寂しいですが、DNAはiPhoneへと受け継がれています。この世から消えるワケではない。
また、現在サポートの続いている「iPod Touch」は、まだまだ使用可能。
筆者所有の「iPod Touch」の中には、「データ引継ぎに対応していないインディーズゲーム」がいくつかダウンロードされていますので…。まだ捨てるワケにはいきません。
サポートが切れる迄、使い倒そうと考えています。
我が「iPod Touch」よ。安息の日は、もう少し先だ。
--------------(記事了)--------------