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【ウクライナ状勢の話】プーチン演説と、苦しい台所事情

<この記事は、2022年5月10日21時頃迄の各種情報を基にして、執筆しております>

 

 

2022年5月9日。

世界の注目が、ロシアの世界遺産「赤の広場」に集まりました。

その理由は、「ロシアの戦勝記念日(第二次世界大戦の対ドイツ戦勝利記念日)にて、プーチンが演説をかます」というもの。今年はウクライナ戦争が発生している為、演説内容が極めて注目される状況になりました。

 

軍事パレードの様子を見て、プーチン大統領の演説を聞き、筆者が感じたこと。それは、以下の3つです。

 

「ロシアのウクライナ侵攻は、止む気配がない」

「ロシア軍の疲弊した姿が、随所に滲み出ている」

「今回は宣戦布告等の動きを見せなかったが、今後は分からない」

www.cnn.co.jp(2022/5/9)

www.jiji.com(2022/5/9)

 

ロシアのプーチン大統領は9日、モスクワ中心部の「赤の広場」で開かれた第2次世界大戦の対独戦勝記念日の軍事パレードで演説し、「我々の責務は世界戦争の恐怖が二度と起きないように手だてを尽くすことだ」と述べた。

 

プーチン氏は、ウクライナへの介入について、必要なものだったと指摘。

西側諸国がロシアの国境の隣で脅威を生み出し、ロシアへの侵攻を準備していたと述べた。

 

プーチン氏はまた、西側諸国がロシアからの対話の提案に耳を貸さなかったと述べた。

ウクライナでの戦争を示唆して、「ロシアは侵略に対する先制の拒絶を行った。これは余儀ない、主権上の決断だ」とも語った。

https://www.cnn.co.jp/world/35187221.htmlより。改行等は筆者によるもの)

 

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プーチン大統領の演説には、「ウクライナで出した戦果」や「これからの展望」についての文言が、ほとんどありませんでした。

これは、「苦戦しているが、苦戦していると国民の前で言えない為、何とか誤魔化そうとしている」ということを意味します。

 

また、軍事パレードの規模も、例年に比べて控えめでした。これも、ロシアの苦戦を意味しています。

パレードは、所謂「お祭り」です。実戦の最中である現在、苦戦しているロシアに「お祭りに回す兵器・人員の余裕」は乏しい。精一杯の意地を張っても、台所事情が透けて見える部分は誤魔化せない。

 

故に、停戦や終戦の話もなし。

成果らしい成果もなく、自国兵士の命や兵器を無駄遣いして、更にウクライナへも酷く大きな傷を与え続けている。国際社会からの批判や制裁も大きい。この状態で終わるのは、「プーチン氏の政治生命終焉」を意味しかねません。

その為、今のカオス状態では止められない。難儀です。

 

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他方、ロシアがパレードをやっている間にも、ウクライナでは戦いが続いています。停戦にはなっていません。

ウクライナ軍の反撃は激しく、戦線は膠着状態。

 

そんな中、以下の様なニュースも報じられています。

その内容は、「ロシアが、高価な精密誘導兵器を使い過ぎて、在庫が減り過ぎた」というもの。

mainichi.jp(2022/5/10)

 

ネタ元は、イギリス国防省の分析です。故に、事実ではなく「確度高めの推測」です。情報戦の要素は抜けませんが、それでも「軍事のプロが出した推測」ですから、説得力はあるでしょう。

まぁ、推測で止まるのは仕方ありません。ロシアは、自ら「高価な精密誘導兵器が足りない」という弱気発言を、絶対にしませんからね。

 

上記推測が、ある程度的中しているとしましょう。

そうなると、次の段階で心配になってくるのが、「大量破壊兵器の使用」です。

プーチン氏の演説を聞くに、ウクライナ侵攻を止める気配がない。しかし、使える兵器がどんどん減っている。となると、未だ使っていない化学・生物・核兵器などに手を出すかもしれない。

ジリ貧になれば、人は一線を超えてしまいがちです。

 

かといって、大量破壊兵器を使えば、本格的に第三次大戦への入り口となってしまうでしょう。

そうなれば、ロシアに勝ち目はない。ロシア国内への攻撃が激増し、ロシア国民にも大勢犠牲が出ます。他の国も同様。

 

 

日々状況は変わる為、現段階で「第三次大戦が起こる」と断言できませんが…。

今後も、各種報道を注視する必要があります。

願わくは、大戦突入前で踏みとどまりますように。

 

 

--------------(記事了)--------------