~今週のお題「サボりたいこと」より~
筆者がサボりたいこと。サボろうとしていること。
それは「老害社員の相手」です。
筆者のいう「老害」とは、単に高齢者を意味するものではありません。重要なのは、「考え方」や「行動内容」です。
故に、高齢者の手前である40~50代の中年の方でも、更にいえば20~30代くらいの若い方でも、考え方や行動次第で「老害」と化します。
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筆者が規定する「老害」とは、以下の様な人を指します。
◆最大の目的が「自説を通すこと」「自分を大事にして貰うこと」であり、他のことはどうでもいい。これが「歪んだプライド」の源になる。
◆「自分が絶対正義」と考えている為、自分の過ちを認められないし、謝罪できない。仮にミスしても、問題解決方法より先に「言い訳」「責任転嫁の方法」を考える。
◆考えの背景となる根拠を持たないか、非常に薄弱である。その為、結論に至る理由を尋ねても、上手く返答できない。又、理論的説明・説得能力が低く、返事に困ると「怒る」「脅す」「自説を押し付け、ゴリ押す」等という強引な手法を多用する。
◆相手を一方的に非難するのは得意だが、建設的な議論は苦手。議論に負けそうになると、論旨のすり替えや曲解を多用する。「自分は弱者だから、自分の意見を通せ」という変な圧力をかけてくることも多い。
◆気に入らないことがあると、直ぐに激昂する。特に、自説の欠陥を指摘されると、指摘内容の良し悪しに関係なくキレる。又、順番待ちが非常に苦手。
◆常に上から目線である。自分より優れた相手等の「上から目線でモノを言えない人間」に対しては、あら捜しに終始する。
◆「他人に頭を下げて、何かをお願いするのは恥」と考えている為、知識や手法をアップデートできない。同様に、「分からないことを尋ねるのは恥」と考えている為、知ったかぶりをする。
◆相手の都合を考えない。故に、スケジュール調整能力に欠ける。
◆「教訓に乏しい説教」「嘘のにおいがプンプンする自慢話」「長くてくどい昔話」が多い。
…細かく挙げていけばキリがないので、とりあえずこの辺で止めておきましょう。
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上記の特徴を兼ね備えた「老害社員」は、どこの組織にも多少は存在しているでしょう。
筆者が在籍する組織も同様。老害社員に迷惑している人が多い。
しかし、一応は社員ですから、相手にしなければならない場合もあります。
筆者は器用な方ではありませんので、老害社員を相手にすると非常に疲れます。その話を先輩社員に相談すると、こういう返事を頂きました。
「真面目に相手せず、サボる感覚で相手すればいいんじゃない?」
上記アドバイスを頂いてから、随分楽になりました。
筆者は、「上手に対処&対応する方法」を考えていたので疲れてしまった。そこに「サボリ感覚でいけばいい」という新しい考え方を貰い、「力を抜いて、適当に流せばいい」という姿勢に切り替えました。
切り替え後、疲れは随分と軽減されました。先輩社員に感謝。
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ここで、当記事の冒頭部分をもう一度。
>筆者のいう「老害」とは、単に高齢者を意味するものではありません。重要なのは、「考え方」や「行動内容」です。
>故に、高齢者の手前である40~50代の中年の方でも、更にいえば20~30代くらいの若い方でも、考え方や行動次第で「老害」と化します。
つまり、筆者も同様。油断すれば、いつでも老害化します。
そう考えると、心当たりは少なくない。自分では気を付けているつもりですが、後で「あ~、失敗したな」「あれは、老害行動だな」とションボリすることはあります。
そう思う度に、謝罪と改善をやってます。
上には上がいる。
自分は、まだ学ぶべきことが多い。未熟者である。
相手が、自分より優れた能力を持つ人ならば、年齢等に関係なく教えを乞う。
失敗した時は素直に謝り、問題点を洗い出して改善する。
こういうことを忘れた時に、老害社員と化すのでしょう。
気を抜いてはいけませんね。
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