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手作り&裏読み&日替わりブログ

【ウクライナ状勢の話】あのプーチンが、「ごめんなさい」したらしい…(前編)

<この記事は、2022年5月6日21時頃迄の各種情報を基にして、執筆しております>

 

 

先日、以下の記事をアップ致しました。

内容は、「ロシアのラブロフ外相が、”ナチスのボス・ヒトラーは、ユダヤ系だった”と発言し、大炎上&国際問題化」というもの。

tenamaka26.hatenablog.com

 

ロシア政府は、自国に都合の悪い個人・組織に対して、「あいつはナチスだ」というレッテルを貼りたがります。たとえ、その証拠は乏しいor皆無であったとしても。

ナチスだから、何をやってもいい。国際法など知ったことではない。ロシア政府は、こういう理論でゴリ押すのが得意です。前科は複数あります。

 

2022年のウクライナ侵攻でも、それは同じ。

ウクライナを「ナチス勢力」と断定し、「ゼレンスキー大統領はナチスだ」と喧伝。そういう理由を基に、侵攻を正当化しました。

 

しかし、ゼレンスキー大統領は「ユダヤ系ウクライナ人」です。

他方、ナチスは「ユダヤ人を迫害・虐殺した」という過去がある。

両者は、相容れないものです。

故に、イタリアのテレビ番組で、「ゼレンスキー氏がナチスと断言できる根拠」を問われたラブロフ外相。そこで彼は、「ヒトラーにもユダヤ人の血が流れていたから、ゼレンスキーも同じだ。だからゼレンスキーもナチスになり得るのだ」と発言しました。

 

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これを聞いて激怒したのは、ナチスに迫害されたユダヤ人の子孫達です。

特に、ユダヤ人勢力が建国した中東の国「イスラエル」では、政府がラブロフ氏を名指しで批判。国際問題と化しました。

 

イスラエルは、今のロシアに対し、どちらかと言えば穏健・中立的な姿勢を崩していない国です。

その国が激怒したのですから、ロシアにとって軽い問題ではない。

 

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ラブロフ氏も、まさかこうなるとは考えていなかったのでしょう。直ぐには謝罪せず。ナチスのレッテル貼りを、撤回しなかった。

加えて、ロシアの外務省が、ラブロフ外相への援護射撃的なコメントを出しました。これでは、火に油です。

www.afpbb.com(2022/5/4)

 

ロシアは3日、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相によるナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)に「ユダヤ人の血」が流れていたとの発言に対するイスラエルからの非難について、イスラエルが「ウクライナのネオナチ(Neo-Nazi)政権を支持している」証拠だと反論した。

 

イスラエルのヤイル・ラピド(Yair Lapid)外相は2日、ラブロフ氏の発言を「許し難く言語道断。甚だしい歴史誤認」と非難し、ロシア大使を呼び出して説明を求めた。

https://www.afpbb.com/articles/-/3403215より。改行等は筆者によるもの)

 

イスラエルが激怒した最大の理由は、ラブロフ氏が「ヒトラーもユダヤ人であり、そのヒトラーが同じユダヤ人を虐殺した」と発言した点ですね。

「ユダヤ人は、同胞殺しをやる連中だ」と言ったに等しいのですから。

 

ラブロフ氏やロシア外務省が、上記主張の根拠を示せば、話は変わったかも知れません。

しかし、毎度のことながら、「根拠に乏しいレッテル貼り」で終わってしまった。いつものゴリ押し癖が抜けなかったのでしょう。

 

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ただ、今回の相手は「イスラエル」です。

国土や人口を見れば、ロシアよりもずっと小さい。しかし、その底力は強烈です。

 

世界トップクラスの諜報機関「モサド」。
過去に多数の実戦を経験し、現在でも即応状態にある軍隊。
科学技術研究が盛んで、高い技術力を持つ。
軍需産業を始めとして、各種産業も盛ん。

ここに、「世界中のユダヤ人ネットワーク」のパワーが加われば、勝てる国の方が少ない強国になるでしょう。

 

イスラエルは、一応「欧米諸国寄り」というスタンスをとっていますが、自国の利益や信念が毀損された場合、独自に動く可能性が高い。

今は、ロシアに対して中立的な立場であっても、状況によっては一気にロシアの強敵に化けるかもしれない。そういう存在です。

 

そんなイスラエルに対し、余計な挑発を放ったラブロフ外相。そして、ラブロフ氏を諫めるどころか、応援してしまったロシア外務省。

外交任務を担う機関が、敵を増やしてどうする?

 

こういう状況で、遂にロシアのプーチン大統領が動きました。

部下の不始末に対し、ボスキャラが出てきて収拾にかかる。任侠映画みたいな展開です。

そこでプーチン氏が何をしたかといえば…

 

と、長くなるので、本日はここまでとさせてください。

続きは、次回記事にて。

 

 

--------------(記事了)--------------