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手作り&裏読み&日替わりブログ

【お菓子と政治の話】イギリス・ジョンソン首相の、お茶目な妙手

ウクライナ関連情報が飛び交う昨今ですが…。

どうしても暗い話ばかりになってしまうので、ここでひとつ「暗くない話」をば。

 

嫌な話ばかりで凍てつきがちな心を、ジンワリ温めてくれそうな、そんな話です。

 

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では、本題に。

 

先日、「世界トップレベルの国々が集まる会議」が開催されました。

その会議のひとつに、G7(ジーセブン)会合があります。これは、先進主要7か国(日本、イギリス、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア)の代表が集まって行う会議のこと。

この会議の場では、様々な重要議題が取り上げられます。会議の結果は、その後の世界に大きな影響を与えます。

www.kantei.go.jp(2022/3/24)

www.yomiuri.co.jp(2022/3/25)

 

今回の開催場所は、ベルギーのブリュッセル。

議題はいくつかあったものの、主要議題は「ロシアによるウクライナ侵攻」です。

この議題であるが故に、G7会合だけでなくEU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)の首脳陣による会合も、同日実施されました。

ここまでの数の重要会合が、同日に実施されるというのは極めて異例。「ウクライナ侵攻が、いかに大変な問題であるか」を示している証拠…といえますね。

 

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これらの会合に際し、各国で別個に会談の場を設けることは多い。今回も同様です。

そんな会談の席で起きた、ちょっとした「ほっこりエピソード」が報じられました。

 

その内容は、

「イギリスのジョンソン首相が、お気に入りのお菓子を持参し、岸田首相と一緒に食べた」
「ジョンソン首相が持ってきたのは、”福島県で作られているかりんとう”だった」

というもの。

www.sankei.com(2022/3/25)

www.fnn.jp(2022/3/25)

 

G7首脳会合に出席するためベルギーを訪問した岸田文雄首相は24日、現地でイギリスのジョンソン首相と会談した。

ジョンソン首相が会談の席に持参したのは、日本のお菓子のかりんとう。この福島産かりんとうはジョンソン首相の好物だという。

https://www.fnn.jp/articles/-/337101より。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

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「首脳会談」という場は、どうしても固いイメージが充満します。

そんな場に、「これ、美味しいよね」とジョンソン首相が持ってきたのが、日本・福島県のかりんとう。

会議とお菓子とのイメージギャップに、どこか脱力感あり。ホッコリします。

 

このかりんとうは、「ぬか茂」さんという菓子屋さんの品物。

どうやら、上記ニュースが伝えられた後、問い合わせが殺到した模様です。

しかし、該当の品は季節限定品であり、ネットショップでの販売はしていませんでした。そこに問い合わせが殺到し、品薄状態へ。

その為、ホームページに「お礼とお詫び」のメッセージが掲載されていました。

www.nukamo.com(2022/3/27閲覧)

www.minpo.jp(2022/3/26)

ベルギー・ブリュッセルで24日に行われた日英首脳会談で岸田文雄、ジョンソン両首相が食べたかりんとうは、福島県本宮市の産品だった。

本宮市が在英日本大使館に確認したところ、本宮市内の老舗「菓子処ぬか茂」のかりんとうだと分かった。

ぬか茂には電話やインターネットで注文が殺到し、品薄状態となっている。4月上旬に従来の販売状況に戻せるよう調整している。

 

同店の糠沢正之専務は「おいしさを認めてもらったようでうれしい。英国と本宮市のつながりが今後も深く続いてほしい」と喜びを語った。

https://www.minpo.jp/news/moredetail/2022032695655

 

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重い会議の場に、庶民的な菓子を持ち込んだジョンソン首相。

この時点で、かなりお茶目です。愛すべきエピソードですね。

 

加えて、「福島県の菓子」というのもポイントが高い。

2011年の東日本大震災で、福島の原発が事故を起こしました。その風評被害で、福島県の方々は苦労されています。ジョンソン首相の行為は、その手の風評・心配を吹っ飛ばすものです。結構な応援になる。

 

また、「ご当地の品物を食べる」という行為は、相互理解や共感を得る為に有効な手段です。

どこの誰にとっても、「お里の美味しいものを褒められる」という話には、気を良くするもの。同じものを食べ、美味しいという感情を共有することは、会話以上の共感・繋がりを感じるものです。

 

ジョンソン首相は、外交上手ですね。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

(以下「かりんとう」関連商品。「ぬか茂」さんの商品ではありませんので注意願います)