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手作り&裏読み&日替わりブログ

【高校野球の話】素直な謝罪は、最高の教育

最近、当ブログは「ウクライナ状勢の話」ばかり。

事の重大性を考えれば、しばらくの間はそういう記事ばかりになってしまう。これは仕方ありません。エンタメ記事等を求める読者の皆様には、申し訳ない気持ちでおります。

ただ、この状況下で、いきなり「エンタメ要素満載の、楽しい記事」を書くのも難しい。筆者は不器用な為、執筆傾向の急な変更は困難です。ご勘弁願いたいところです。

 

そこで、筆者は考えました。

「戦争話ではないネタ」で「当ブログではあまり扱わない、ちょっと変わったネタ」を採り上げることにしよう。

このテーマなら、今の筆者でも対応可能です。エンタメ記事ほど華やかではありませんが、「陰鬱な雰囲気の箸休め」なれば幸いです。

 

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では、本題に。

 

現在、「春の選抜高校野球」が開催されています。

その1回戦で、ちょっとした珍事が発生しました。この話を聞いて、筆者は「こういう態度は大事だ」と考えた次第です。

 

その珍事とは、「審判が誤審をやらかして、すぐさま素直に謝罪した」というもの。

www.daily.co.jp(2022/3/20)

 

珍事が起きた試合は、1回戦「広陵vs敦賀気比」の試合。

 

この試合の四回裏。広陵の攻撃。

打者はバントを試み、非常に微妙な位置に打球が転がりました。この打球に対する球審と塁審の判断が、全く正反対。広陵の選手は混乱してしまい、アウトをとられてしまいます。しかもダブルプレイ。

 

甲子園が騒然とする中、審判団は「自分達の判断は絶対」という態度をとらず、協議を始めます。

協議の結果、審判は誤審を認めて謝罪。場内アナウンスにて詳細を報告し、ルールの許す範囲内で、出来るだけ広陵が有利になる形にランナーを進め、試合を再開しました。

無死一塁での送りバントが一塁線上に転がり、球審はフェアの判定。

だが、二塁塁審がファウルのジェスチャーをしたことから、一塁走者が走るのをやめ、結果的に併殺となった。

 

球場内は騒然となるなか、球審の尾崎審判はアナウンスで「大変、申し訳ございません」と異例の謝罪。

「打球がイレギュラーバウンドでフェアゾーンに転がりまして、フェアの判定をしました。しかしながら、二塁の塁審が誤ってファウルのジェスチャーをしました。敦賀気比は打者走者を一塁でアウトにしようとした守備行為でした。私たちの間違いですので、止めた走者を二塁に進めて1アウト二塁でプレーを再開します」と説明した。

https://www.daily.co.jp/baseball/2022/03/20/0015149594.shtmlより。改行・強調等は筆者によるもの)

 

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この話を聞いて、筆者が考えたことは2つ。

 

(1)高校野球は、単なる見世物ではない。教育の場である。

(2)その教育の場で、大人が過ちを素直に認めて謝罪した。これは素晴らしい。手本となる行為だ。

 

審判といえば、試合運営に関して強大な権限を持つ存在です。

その者が、自分達の過ちを即座に認め、大勢の前で謝罪し、被害を受けた者が極力有利になる様な埋め合わせをした。謝罪のお手本みたいな光景です。

 

大人で、しかも権力者となれば、過ちがあっても素直に謝罪できない人が多い。「自分が権力者だ。黙って従え。ミスしてもこっちを責めるな」という態度をとる人は、そこかしこに存在します。

しかし、今回の審判団が見せた行為は、そういう態度とは真逆。「間違った時は謝り、贖罪へ動く」という、社会人の基本姿勢を見た感があります。

 

 

高校野球は、教育の一環です。その趣旨に沿った態度を、キッチリ見せてくれた審判団の方々。非常に素晴らしい。

「問題が発覚した時、責任逃れに全力を注ぐ教師」みたいな人が目立つ昨今です。が、その姿勢とは真逆の大人を見て、少し救われた気がしました。

 

 

--------------(記事了)--------------