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手作り&裏読み&日替わりブログ

【ウクライナ状勢の話】弾圧&隠蔽国家の悪足掻き

<この記事は、2022年3月5日20時頃迄の各種情報を基にして、執筆しております>

 

本日もウクライナ状勢の話なのですが…

ロシアではなく、中国のニュースから触れておきましょう。

 

中国で、冬期パラリンピックが始まりました。

恐らく、ロシアの中では「北京冬期オリンピックとパラリンピックの間で、ウクライナ侵攻を完了させよう」という段取りがあったのでしょう。そして、そのことを中国も知っていた可能性は高い。

しかし、ウクライナの頑張りと世界各国からの支援で、ロシアの思惑は頓挫。平和の祭典である筈のパラリンピックは、全然平和じゃない状態で開催されることになりました。これでは中国の面子が丸潰れです。「歴史に残る不名誉な冬季五輪」になってしまいましたからね。

 

それでも、中国の悪足掻きは収まらなかった。

何と、「自国の面子を潰されそうな演説を、通訳しない」という見苦しい行為に出たのです。

www.sankei.com(2022/3/4

 

中国国営中央テレビは4日夜、北京冬季パラリンピックの開会式の中継放送で、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長のスピーチの一部で、中国語の同時通訳を行わなかった。

開幕直前にロシアがウクライナに侵攻したことを念頭に平和のメッセージを訴える異例の内容に対し、中国国内に広がらないよう翻訳しなかった可能性がある。

https://www.sankei.com/article/20220304-ORMHE5XSAVKAHMMRBTQOF5XA2Q/より。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

ロシアと中国は、どちらも世界トップレベルの「言論弾圧国家」であり、「情報操作国家」でもあり、「隠蔽国家」でもあります。体質がソックリですから、仲も良い。

しかし、今回のロシアに対する世界各国の締め付けは、かつてない規模で進んでいます。中国はロシアを擁護したいものの、巻き添えを喰らうのも嫌な筈。従って、上記ニュースの様な「見苦しい悪足掻き」が精一杯。

 

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パラリンピックは、障碍者の五輪です。

そして、今現在ウクライナで起きている戦災は、障碍者を生み出す土壌になります。

何せ、ロシア軍からミサイルや砲弾が飛んできて、死傷者が出まくっているのです。命が助かっても、手足を失う人は出ます。脳神経系に深刻なダメージを負ったり、失明する人等も少なくないでしょう。

 

「障碍者がスポーツで輝くイベント」である筈の、冬期パラリンピック。

それと時を同じくして、障碍者を生み出す大規模な戦乱が起きている。

こんな矛盾を歴史に残す、2022年の北京冬季五輪。出場選手には全く落ち度がないのに、横槍を入れられた形になっています。

 

ロシアの罪は重い。

そして、都合の悪い話を有耶無耶にし、開催をゴリ押す中国共産党も酷い。

 

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情報隠蔽を得意とする国家や組織は、世界が知る災厄という「誤魔化しの効かない事態」を目の前にすると、ダメージが通常の何倍にも跳ね上がります。

何せ、普段は誤魔化しとゴリ押しで、問題をなかったことにするのです。誤魔化せないとなった時に受けるダメージは、計り知れません。

 

また、普段から問題を揉み消すことしかやらないので、問題解決のノウハウを持たない。故に、トンチンカンな方策しか思いつかず、火に油を注ぐことになる。

加えて、「それでもなお、誤魔化そうとする」という醜悪行為に出る為、余計に自分の首を絞めるのです。これでは、再起不能レベルのダメージを受けてしまう。

 

中国は、「自分に都合の悪い部分を、通訳しない」という愚行に出ました。

一方のロシアは、ここに来て「SNSを規制」という行動を強めています。

jp.reuters.com(2022/3/5

ロシア通信当局は4日、米メタが運営するソーシャルメディアのフェイスブックをブロックしたと発表した。

フェイスブック上でロシアのメディアが制限されていることへの対応としている。

 

ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ分野監督庁は、2020年10月以降、フェイスブックによるロシアのメディアに対する差別的な行為が26件あったと指摘。

メタはRT、スプートニク、ロシア通信(RIA)、ロシア国防省系のテレビ局「ズベズダ」などのほか、gazeta.ruやlenta.ruなどのニュースサイトへのアクセスを制限しているとした。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-facebook-idJPKBN2L1284

 

フェイスブックやツイッターが、ロシアメディアへのアクセスを制限する。これは、非常に理解できる対応です。

何故なら、ロシアメディアはロシア政府の管理下にあり、ロシア政府に都合の悪い話を流せば潰されるのです。従って、ロシア政府を称賛するメディアしか残らない。インチキ放送局しか残らないのです。

 

そんな情報源から出る話は、嘘まみれだと思われて当然。故に、アクセスを制限される。

そういう対応を見て逆切れしたロシア政府は、SNSの本格規制に乗り出しました。が、遅過ぎです。若者を中心に、「ロシア政府はおかしい」という風潮が出来上がってしまった。フェイスブックを封じても、別のSNSで批判が高まるだけです。

 

ネット空間は、「誰かにとって都合の悪い情報を消せば、逆に増える」という特性を持ちます。

ロシア政府は、このことを十分に理解していない模様。

 

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本気で情報統制するなら、もっと時間をかけて、綿密な計画を練ってからやらないと駄目。それでも成功する例は少ない。「どこかに穴があって、そこから情報が漏れ、大炎上&大失敗する」という光景は、そこかしこに沢山存在します。

 

ゴリ押し組織の末路は、大体こんなモンです。相手を見下し、世論を軽んじ、大雑把な計画しか立てない。故に、計画が狂って大惨事になる。

まぁ、今回の侵攻については、「思慮深い計画を練ったとすれば、そもそも攻め込まない」という結論に至っていたと思われます。ロシアが攻め込んだ時点で、思慮深さは軽んじられたのです。

 

最初の段階でコケたロシアは、これからもコケ続けるでしょう。

ゴリ押しや誤魔化しのツケは、きっちり返ってくるのです。

 

 

--------------(記事了)--------------