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手作り&裏読み&日替わりブログ

【B級映画と気象の話】「便乗映画」が現実になるとは…

先日、こんなニュースを見つけました。

その内容は、「これまでにない異常気象が発生し、様々なものが凍り付く」というもの。

 

発生場所は、アメリカのアラスカ州。

現地の運輸局は、この現象を「アイスマゲドン」と呼びました。

www.afpbb.com(2021/12/31)

 

米最北アラスカ州の運輸局は、異常気象による記録的な高温と豪雨の後に気温が低下し、すべてが凍結した事態を「アイスマゲドン」と呼び、警告を発した。

同州第2の都市フェアバンクス(Fairbanks)では道路一面に氷が張り、渋滞が発生している。

https://www.afpbb.com/articles/-/3383242より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

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アラスカ州といえば、北極に近い寒冷地。地元の方は、雪や氷に慣れている筈です。

そんな土地なのに、運輸局が「アイスマゲドン発生」という警告を出す。これは異常ですね。

 

こうなった原因は、「極端な気温の乱高下」にあるとのこと。

昨年末のアラスカでは、12月としての観測史上最高気温を記録。そのせいで、雪ではなく雨が降った。しかも数十年ぶりの豪雨。地面はビシャビシャ。その後、間髪を容れずに低温がやって来て、類まれな凍結が発生した。

…これが、「アイスマゲドン」が起きるまでの流れです。

 

そこら中が凍ると、先ず混乱するのは交通機関。特に道路は厳しい。

筆者の知り合いに、北海道に住む方がいます。その方に聞くと、「雨の後に冷え込みが来て、地面が凍結することはある」「道が全部凍ってしまうので、まず間違いなくスリップする」とのこと。

北海道でも発生するのに、「稀に見る豪雨が起こったアラスカ」では…恐らく程度が激しく違う。

 

気象庁HPにある「北海道の平均気温データ」によれば…ここ最近の12月平均気温は、マイナス0.5~マイナス2℃の間で推移しています。

他方、同HP「アラスカ州の平均気温データ」によると、ここ最近の12月平均気温は、マイナス16~マイナス20℃の間で推移。

アラスカの方が、数段寒い。凍結被害も段違い。地元当局が「アイスマゲドン」と呼びたくなるのも、理解できる話です。

 

今のところ、アラスカで大規模な死傷者が出たとのニュースは、報じられていません。

このまま、大きな被害を出さずに、「アイスマゲドン」が終焉してくれることを願います。

 

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しかしまぁ、「アイスマゲドン」という言葉を、リアル世界で耳にするとは…

正直、筆者は驚きました。

何故なら、「この手の言葉は、B級映画の題名として使われているから」です。

筆者の知る限りでは、『アイス・アルマゲドン』と『スノウマゲドン』という作品が存在しています。

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上記二作品は、どちらも「寒さが原因で、大災害が発生する」というストーリです。

映像や展開は…正直言ってB級。CGやら何やらは使っていますが、大作映画に比べればチープ。どうしても見劣りしてしまう。

まぁ、題名やパッケージ画像からして、大ヒット映画『アルマゲドン』に便乗してやろう…というオーラを感じますね。「氷の隕石が降ってくる」とかいうシーンもありますし。

その辺も”B級あるある”です。

アルマゲドン (吹替版)(提供:Amazon)

 

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なお、「低温&異常気象パニック映画」で有名なものとして、『デイ・アフター・トゥモロー』という作品が存在します。

この作品は、『アイス・アルマゲドン』や『スノウマゲドン』と違い、A級にランク分けされるもの。ストーリーやCGがシッカリしており、高品質なパニック映画として楽しめます。

監督は、『インデペンデンス・デイ』で知られた「ローランド・エメリッヒ」氏。

デイ・アフター・トゥモロー (吹替版)(提供:Amazon)

 

まぁ、『デイ・アフター・トゥモロー』も「娯楽映画」です。A級とはいえ、ドキュメンタリー映画ではない。異常気象の描写がオーバーだったりしますので、鵜呑みは駄目。

「純粋なるエンタメ作品」として、お楽しみくださいませ。

 

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上記で紹介した作品群は、質の違いこそあれ、どれも「異常気象を題材にした、パニック映画」です。

異常気象が発生する原因は、作品により様々。「リアル世界でもありそうな理由」から「異世界パワーの絡む超常現象」まで、幅が広い。故に、ツッコミ度数にも大きな違いがあります。

作品によって、「んなアホな!」と言いたくなる場面がチラホラ。

 

他方、こういう異常気象パニックが、単なる絵空事では済まなくなっている。これは事実でしょう。

その例が、当記事冒頭で紹介した「アラスカのアイスマゲドン」の話です。

こういう話は、「増えこそすれ、減りはしない」と考えた方がいい。現実問題として受け止め、出来る範囲で対策を練らなければならないでしょう。

 

日本でも、アイスマゲドンに匹敵する災害は、起こり得ます。

他人事と考えない方がいい。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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