当ブログは、「エンタメ話」と「時事ネタ」を、できるだけ交互にアップすることにしています。
1月1日は、映画紹介。2日は、新作アニメの話。エンタメ話が続いていますので、ここらで「時事ネタ」をアップしておきましょう。
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2022年の時事ネタ第1号は、やはりコレ。
「新型コロナウイルス」の話です。
2020年初頭から本格的な騒動に突入し、今年で3年目。
現在は、ワクチンや飲み薬の開発・普及により、騒動発生時に比べて対抗策が充実してきました。が、まだ騒動前の状態に戻ったワケではありません。
昨年末から、感染力の強い「オミクロン株」が蔓延しており、日本でも市中感染が確認されています。
今のところ、オミクロン株は「感染力は高いが、重症化率は低い」と報告されています。ただ、オミクロンが表に出て来てから間もない為、まだまだ未知の部分が多い。どう転ぶかは分からない。油断大敵。
www.jiji.com(2021/12/30)
www.bloomberg.co.jp(2021/12/31)
www.asahi.com(2021/12/29)
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2022年に入っても、一気にウイルス騒動が沈静化する気配はナシ。今後も、新型コロナウイルスとの戦いは続いていくでしょう。
相手はウイルス。そう簡単に終わる話ではない。
そういえば…
2020年に、「新型コロナウイルスは、2020年の6月か7月になれば落ち着く」と、某大物政治家さんが言ってました。が、結果は大ハズレでした。かなりの長丁場になっています。
この発言に対し、某大物政治家さんは、謝罪したとも撤回したとも報じられていない。どうやら、風化を狙っている様子です。もしくは、自分の発言を覚えていない。
そういう姿勢が、不信を買う元凶なのに…。
ちなみに、この某大物政治家さんとは、麻生太郎氏のことです。
www.bloomberg.co.jp(2020/5/12)
間違えたら、素直に謝る。原因を考え、改善する。コレが社会人の基本です。
謝罪や修正を疎かにすれば、信用を失います。人々を従わせるどころか、話すら聞いて貰えなくなる。そうやって衰えていく人や組織は、かなり多いものです。
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で、そういう組織の筆頭が、WHO(World Health Organization。世界保健機関)だと考えます。
特に、組織トップのテドロス事務局長。彼の存在はマズイ。
彼は、新型コロナウイルス騒動の初期に、「お前ら騒ぎ過ぎだ」と苦言を呈しました。しかし、蓋を開けてみれば、未曽有のパンデミック。
世界が大混乱に陥るも、ミスを認めて辞任するワケでもない。その後もWHOのトップとして表に登場し続け、現在に至っています。
昨年末、テドロス氏はコメントを出しました。内容は「2022年こそ、パンデミックを終わらせる」というもの。
www.bbc.com(2022/1/1)
www.cnn.co.jp(2022/1/1)
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は12月30日、新年へのメッセージを発表し、2022年に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を終息させるとの期待を込めた。
世界中で新規症例数が毎日のように過去最高を記録する中、テドロス氏は「この災いを終わらせる道具」を世界は手にしていると述べている。
テドロス氏はビジネス向け交流サイト(SNS)のリンクトインに投稿したこの楽観的なメッセージの中で、不公平が長く続くほどパンデミックも長引くことになるとの警告も添えた。
2年が経過する中で、新型コロナ感染症と闘うのに使える道具類は、世界中で不均等に配分されたままだと指摘。アフリカでは医療従事者の4人に3人がワクチン接種を依然受けていない一方、欧州や米国では3度目の追加接種(ブースター)を受けており、この格差が新変異株出現の可能性を高めて「我々を喪失や困難、制限のサイクルに閉じ込める」とした。
さらに「もし我々が不公平を終わらせれば、パンデミックを終息させ、我々皆が生き抜いている世界規模の悪夢を終わらせることなる。そしてこれは可能だ」とも述べた。
(https://www.cnn.co.jp/world/35181520.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=editorial-sns&utm_content=35181520より。改行等は筆者によるもの)
上記記事にあるテドロス氏の主張は、確かに正論です。
ブースター接種を実施できる国もあれば、1回目すら接種できない国もある。不平等には違いない。
世界のどこかで感染が広まれば、回り回って自国にもやって来る。それを止めるには、広い地域でワクチン接種が必要である。まぁ、理解できますね。
ただ、先述の通り、テドロス氏は初期対応で巨大なミスを犯しており、発言に説得力がない。騒動に大きく関与したであろう中国に対しては、甘々な態度ばかり。問題追求する気は、恐らくゼロでしょう。
こういう人に何か言われても、聞き流されるのがオチです。テドロス氏は、最早「疫病神」「逆神」の扱いを喰らっているといえますね。
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テドロス氏に対しては、「辞任を求める署名活動」が起こりました。100万人を超える人が賛同しています。
www.nikkei.com(2020/5/2)
これだけ問題視されているトップ。そのトップに率いられたWHO。これでは問題解決がスムーズにいく筈もない。
しかし、対立候補が出ない為、テドロス氏しかトップをやる人がいない。かなりのジレンマです。どうなることやら。
自浄作用を持たない組織に対し、何かを期待するのは難しい。
まぁこれは、WHOに限らない話ですけれど…ねぇ。
--------------(記事了)--------------