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手作り&裏読み&日替わりブログ

【映画の話】サバイバル・クリスマス

今年も、クリスマスシーズンがやって来ました。

 

この時期になると、筆者は「クリスマスに因んだ映画」等の紹介記事をアップします。

ちなみに、昨年アップしたのは、映画『グレムリン』に関するもの。

tenamaka26.hatenablog.com

 

そして、今年紹介するのは…

「クリスマスに限って酷い目に遭う、世界有数の不運な男」を描いた作品です。

その作品のタイトルは、『ダイ・ハード』

ダイ・ハード (吹替版)(提供:Amazon)

 

『ダイ・ハード』は、1989年公開のアメリカ映画。ジャンルはアクション。「警察と犯罪者の闘争」を描く物語です。

主演は、あの「ブルース・ウィリス」氏。『アルマゲドン』や『シックス・センス』等でもお馴染みの、かなり有名な俳優さんです。

『ダイ・ハード』は、ブルース・ウィリス氏が30代初頭に出演した作品。氏が非常に若々しい。

アルマゲドン (吹替版) シックス・センス (字幕版)
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ちなみに、題名の『ダイ・ハード』は、原題そのまま。英語表記では『Die Hard』です。

「hard」の意味するところは、「ゲームのハードモード」と同じ。難易度高めという意味合いです。

それを踏まえて「Die Hard」を訳せば、「死ぬまでの難易度が高い」。つまり「なかなか死なない者」「しぶとく生き残る者」という意味になりますね。

これは、ブルース・ウィリス演じる主人公「マクレーン刑事」のことを指しています。

 

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『ダイ・ハード』の粗筋を簡単に述べると、以下の様なものになります。

 

 

▼物語の舞台は、映画公開時(1980年代)のアメリカ。

▼クリスマス・イブの夕暮れ時。アメリカ西海岸のロサンゼルスに、一人の男がやって来た。彼の名は、ジョン・マクレーン。東海岸のニューヨークで、警察官をやっている男だ。

▼ジョンが、東海岸から西海岸へ、はるばる5000キロメートルの旅を経てきた理由。それは、別居中の妻・ホリィと、幼い子供たちに会う為だった。

 

▼ホリィは、ロサンゼルスに支社を構える日本の建設企業「ナカトミ・コーポレーション」で働いている。その職場にて、クリスマスパーティーをやるとのこと。ジョンは、そのパーティーに呼ばれていたのだ。

▼ナカトミが手配した「運転手付きの豪華なリムジン」に乗り、陽気すぎる運転手に苦笑いしながら、空港からビルに向かうジョン。やがて、彼は目的地の高層ビル「ナカトミプラザ」に到着する。

 

▼オフィス兼パーティー会場にて、ホリィと再会したジョン。が、ちょっとしたことから口論になってしまう。

▼ここがジョンの欠点。頑固で喧嘩っ早く、職場でもハミ出し者扱い。本人もよく分かっているのだが、頭に血が上ると噛みついてしまうのだ。

▼久しぶりの再会を、台無しにしてしまったジョン。彼は「またやっちまった…」と落ち込んでしまう。

 

▼そんな折。ナカトミプラザに、突如として武装集団が侵入。ビルを占拠してしまう。パーティー会場にいた社員は、全員が人質になった。その中に、ホリィの姿も。

▼当時、ジョンはパーティー会場にはおらず、会場横のバスルーム(トイレ)にいた。運良く人質にはならなかったものの、相手は重武装の集団。マトモにやっても勝ち目はない。

▼しかし、人質は全員一般人。犯罪者と戦う為に、訓練を受けていない人々である。戦えるのはジョンだけ。

▼ここはロサンゼルス。ジョンのホームグラウンドであるニューヨークから、5000キロも離れている。満足な武器もなく、頼りになる仲間もいない。この絶望的な状況で、ジョンの孤独な戦いが始まった…

 

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『ダイ・ハード』は、今から30年以上も昔の映画です。故に、今では考えられない光景がチラホラ。例えば…

「空港の荷物受け渡しロビーで、立ったままタバコを吸う」
「大金持ちの日系企業が、アメリカ人を使う」
「自動車電話(自動車に据え付けの無線電話)」
「タッチパネルが超最新技術」

…等々。

 

特に、「自動車電話」という要素。これ、裏を返せば「携帯電話がない」ということです。勿論、ネットもなし。

携帯電話は、非常に便利です。が、映画内では結構嫌われるアイテム。なぜなら、「外部との連絡を簡単にやってしまえるから」です。これでは、「孤独に戦う者の緊張感」は薄れてしまう。

『ダイ・ハード』には、携帯電話は登場しません。似た機能を持つ「警察用無線」は登場しますが、これは盗聴し放題のダダ漏れ通信器具。携帯電話ほど便利ではない。

孤独に戦う主人公が、無線で外部と連絡を取れたとしても、実働部隊は自分だけ。無線で会話できる相手は、精神面でのヘルプはできます。が、情報面でのヘルプは不可能。犯人グループに筒抜けですからね。

 

上記の様な理由から、現在の映画では「いかに携帯電話を使用不能にするか?」という所に、ひと手間もふた手間も費やします。

が、『ダイ・ハード』にはその手間が不要。「孤独に戦う者」の苦悩や緊張感を、無駄なく表現しています。

 

この「無駄なく」というのは、『ダイ・ハード』全般に存在する特徴。つまり、「伏線の回収が上手」ということ。

何気ない日用品が、勝利の決め手となる。「ほんのチョイ役」と思われていたキャラが、意外な所で活躍する。そういう場面は結構あります。目が離せません。

『ダイ・ハード』を未だご覧になっていない方は、この機会に是非どうぞ。

 

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なお、主役のジョン・マクレーンは、次回作『ダイ・ハード2』でも酷い目にあっています。

ダイ・ハード2 (吹替版)(提供:Amazon)

 

『ダイ・ハード』では、舞台は高層ビルでした。

『ダイ・ハード2』では、舞台を空港に移しています。

ただ、酷い目に遭う日時は、どちらもクリスマス。制作者は、クリスマスに何か恨みでもあるのか…?

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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