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手作り&裏読み&日替わりブログ

【参院選の話】赤松氏は、タレント候補か否か

来年・2022年。参議院議員選挙が実施されます。

参議院は、3年ごとに半数が改選されるという仕組み。議員総数は、248名。よって、2022年の当選者数は、全国で124人となります。

 

この124議席を巡って、現段階から選挙戦が始まっています。

そして、以下の話が浮上。

漫画家の「赤松健」氏が、自民党から出馬を考えているそうで。

「まだ検討段階」とのことですが…。www.oricon.co.jp(2021/12/16)

 

気漫画『ラブひな』『魔法先生ネギま!』などで知られる漫画家・赤松健氏が16日、自身のツイッターを更新し、来年夏の参院選へ立候補の意思を伝えた。

 

ツイッターでは「一部報道にあるように、自民党本部で面談をさせて頂きました」とし、「私は表現の自由を守るために、来夏の参院選への立候補の意志を固めています。現在は選考過程の最中であり、党からの正式な発表がありましたら、改めて私の意思を皆様に伝えさせていただきたいと思います」とつづった。

 

この日、一部報道で、自民党が、来年夏の参院選比例代表候補として赤松氏の擁立を調整していることが報じられていた。

https://www.oricon.co.jp/news/2217926/full/より。改行等は筆者によるもの。以下同)

 

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赤松氏の代表作といえば、『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』が思い浮かびます。

ラブひな(1) (Jコミックテラス×ナンバーナイン) 魔法先生ネギま!(1) (週刊少年マガジンコミックス)(提供:Amazon)

 

現在は、講談社の『別冊少年マガジン』にて、『魔法先生ネギま!』の続編である『UQ HOLDER!』を連載中です。

ただ、『UQ HOLDER!』は最終回が近い。故に、来年の参院選の話が出来る。

「漫画を連載しながら、選挙に挑戦」というのは、無理でしょうからねぇ。

mantan-web.jp(2021/12/9)

UQ HOLDER!(27) (週刊少年マガジンコミックス)(提供:Amazon)

 

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赤松氏は、「単なる漫画家さん」の域を超えた活動をされています。

例えば、「公益社団法人日本漫画家協会」の常務理事を務め、海賊版漫画問題の解決に力を注いでいる。

また、「表現の自由を守る会(https://hyogen.jp/)」や、絶版漫画を復刻する「マンガ図書館Z」の運営にも関わっていらっしゃいます。

活動の幅が広い。

www.mangaz.com(2021/12/17閲覧)

 

この活動の延長線上に、参議院議員への立候補がある。

そう考えると、「漫画家が政治家に?」という疑問も薄れるでしょう。

 

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ただ、筆者の中には懸念材料があります。

それは、「タレント候補なのでは?…という疑念に対して、どこまで説得力のある答えを示せるのか」という点。

 

「規模の小さい地方自治体の議員」すらやったことのない方が、いきなり1億2000万人を抱える日本の国会議員になる。これは、かなり無茶な話です。

相撲の未経験者に、いきなり三役(小結・関脇・大関)をやれと言う様なモンです。マトモに活動できるか、非常に疑わしい。

 

 

参議院議員のタレント候補といえば、ダンスボーカルグループ「SPEED」のメンバーだった「今井絵理子」氏が思い浮かびます。

今井氏は、沖縄出身でありながら、「沖縄の基地問題?よく分からない」というトンデモ発言をした人。

「よくそれで立候補したな…」と、呆れる声が続出しました。

www.huffingtonpost.jp(2016/7/10)

――今井さん、沖縄ですよね?

はい、沖縄出身。沖縄育ちです。

 

――沖縄が米軍基地問題で大変揺れてますよね。今井さんは選挙期間中に米軍基地問題については、あまり触れていなかったようですが、いかがですか?

はい、私は選挙中に沖縄を一回、訪れたんですけど。私は12歳のときから実は東京の方でずっと活動を続けていまして、今の現状というものは、家族の皆さんの声とか、友人から聞く沖縄しか現状が分からなかったというものがあります。しかし一回沖縄に入って、沖縄県民の話を聞いたりしていく中で、もっともっと足を運んで取り組んで行かなくてはいけない問題だなと感じました。


――つまり沖縄の問題について、立候補して初めていろいろ考えるようになったということなんでしょうか?

はい、そうですね。

https://www.huffingtonpost.jp/2016/07/10/eriko-imai_n_10914758.html

 

政治家・政治関係者・議員としての活動実績がなく、知名度だけで選挙に挑む「タレント候補」に対しては、今井氏と同じ疑問が付いて回ります。

「本当に大丈夫か?」
「有名なだけで当選しても、議員としての仕事は無理では?」
「当選してから勉強します…では、有権者を馬鹿にしている」

 

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赤松氏の場合、既に「著作権保護活動」に勤しんでおられます。

この活動を、国会議員になっても続ける。これは意味のある話です。「単なる有名人」で終わるネタではない。

 

しかし、もし国会議員になったとすれば、著作権の問題のみに注視できない。貧困や差別、安全保障などの難しい問題にも考えを述べなければならない。

「私は、著作権の話しか興味はない」と言おうモンなら、それは参議院議員として失格。他の役職で頑張るのは良いにしても、議員にはふさわしくない。

今の日本には、著作権以外にも課題は多い。その辺りをどこまで深く考えているのか。そこが「赤松氏の当落ポイント」になるでしょう。

 

 

有名人だからという理由で、安易に当選できる時代は終わりつつあります。先の衆院選で、タレントの「森下千里」氏が落選したことは記憶に新しい。

news.tv-asahi.co.jp(2021/11/1)

 

赤松氏は、著作権問題の他に、どんな課題に取り組むのか?

その辺を含め、総合的に判断して投票行動に出る。こういう方は多いでしょう。昨今の有権者の目は、厳しいのです。

 

著作権保護も重要ですが、それ以外にも課題は山積。国会議員になるということは、それらの問題を解決しなければならない筈。

その辺りについて、赤松氏の覚悟が問われるでしょう。氏の回答や如何に?

 

 

--------------(記事了)--------------