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手作り&裏読み&日替わりブログ

【就職活動&炎上騒動の話】マイナビさん、やっちまった…のかな?

昨日、「企業絡みの炎上案件」が、またひとつ発生しました。

 

炎上したのは、「就職関連サービス提供」や「各種情報サイト運営」等で知られた大手企業「マイナビ」さん。

炎上した理由は、「マイナビから届いたメールに、学歴フィルターとしか思えない文言が書いてあった」というものです。

www.mynavi.jp(2021/12/7閲覧)

www.j-cast.com(2021/12/7)

www.itmedia.co.jp(2021/12/6)

 

マイナビから来たメールに、「大東亜以下」という“学歴フィルター”がかかっていた――こんな投稿がTwitterで物議を醸している。

 

就職活動中とみられる大学生が投稿したツイートは、記事執筆時点(12月6日午後9時40分ごろ)で約1万3000リツイート、約2万のいいねを記録している。

 

マイナビは取材に対し「事実関係を確認中」とコメントしている。

マイナビから届いたというメールには「大東亜以下⑨」と記載されている。

Twitterでは、同様のメールを受信したというユーザーが複数名乗り出ており、メール自体は東急のグループ企業のインターンシップの募集だったようだ。

 

現時点で、「大東亜以下」が何を指すかは明らかになっていないものの、Twitterでは私立大学群の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)の一部を指すのではないかとして、「大東亜以下」「学歴フィルター」がトレンドに入るほどの反響ぶりだ。

 

さらに、「9」(まるきゅう)という数字が一部の界隈で「馬鹿」の隠語になっていることも、投稿の拡散に拍車を掛けており、ユーザーからは「これは酷い」などの声が出ている。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2112/06/news159.htmlより。改行等は筆者によるもの)

 

筆者が当記事を書いているのは、2021年12月7日の17時頃です。

現時点で、筆者の知る限りでは、マイナビさんから明確なメッセージが出ていません。

 

告発ツイートの内容が本当なら「やっちまった案件」でしょうし、嘘なら「法的措置に動くべき案件」です。

どちらにしても、放置はNGです。もし放置すれば、マイナビさんの信用問題に発展しかねない。

 

マイナビさんは、自社HPやツイッターアカウントをお持ちです。そちらでの情報発信は、容易に行える筈。記者会見まで至らなくても、世の中に対してアクションを起こせます。

「担当者がいない」等の逃げ口上は、使わない方がいいでしょう。逃げれば逃げる程、深みにハマる。下手な行動は、追加燃料になりますからね。

 

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ここで、念のため「学歴フィルター」に関して、簡単に説明をば。

 

学歴フィルターとは、「企業側が、出身大学の名前で、就活生を区別する」という行動を指します。

よくある例を挙げると、「ある企業に対し、ネットで説明会の参加予約をした。しかし、有名大学の学生は簡単に予約できるのに、そうでない大学生は”満席です”となって予約できない」という話。要は、「満席というのは嘘で、説明会に参加させる気がない」ということ。

 

特に”大学の多い都市部”では、大学の垣根を超えて交友関係・情報ネットワークが構築され易い。

その流れで、「違う大学に在籍する友人同士が、説明会の予約を同時にやる」ということもある。その際、学歴フィルターが如実に見えてしまうのです。

 

企業側は、面と向かって「××大学より偏差値の低い大学に通う人は、説明会を受けさせない」とは言えない。

もし言えば、差別企業というレッテルを貼られ、滅茶苦茶に叩かれますからね。

 

故に、「裏でコッソリ」というのが基本なのですが…

今回のマイナビ騒動では、「表にガッツリ出してしまった?」との疑念が持たれているのです。

で、予想通りに大炎上。さて、今後どうなるか?

 

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今回の騒動では、ポイントが2つある。筆者はそう考えています。

 

ひとつは、上記の「学歴フィルター」の問題です。

学歴フィルターには賛否両論あり、絶対悪とは言い切れない。何故なら、「採用基準を決めるのは、採用する企業側が決めること」ですからね。自社では通用しないと企業が判断すれば、不採用になる。これは自然です。

ただ、学歴フィルターを良しとは出来ない事情もあります。正直、不合理な面もある。学生さんにとっても、企業にとっても、損にしかならない面が存在するのは間違いない。

 

特に、企業にとって「イメージ悪化要素」になるのは必至。何故なら、「学歴フィルターをかけ、偏差値上位の大学のみを相手にする」というのは、裏を返せば「そうでない人間は相手にしない」ということですからね。

偏差値上位の学生さんは、少数派です。大多数の人は、そうではない。これは学生さんだけの問題ではなく、学生さんの家族に対する話でもある。要は、「家族を粗末に扱われた」と受け取られても仕方ないのです。

 

同様に、「上位偏差値の大学ではない、他大学の卒業生」にもウケが悪い。

他大学の卒業生とは、既に社会人になっている方々なワケです。一般消費者であり、企業のお客さんになっていることもあるでしょう。

学歴フィルターは、「その方々の出身校を、面と向かって見下された」というのと同義。お客さんの機嫌を損なう言動は、企業にとって損にしかならない。

 

他にも…と、いろいろ語りたいことはあるのですが…

この話を突き詰めると、それだけでかなりの長文記事になってしまう為、当記事ではここまでにしておきます。機会があれば、別記事で述べることに致しましょう。

 

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もうひとつのポイントは、「マイナビさんの信用問題」及び「関連企業の信用問題」に至っているという点ですね。

 

今回の騒動が、仮に「マイナビさんのうっかりミス」だったとしましょう。そうなると、「情報を扱う企業が、最も表沙汰にしてはいけない情報をバラ撒いた」という話になってしまいます。

マイナビさんは、企業の採用活動をサポートする会社。顧客である企業が持つ”採用基準”は、社外秘の情報である筈。その一端であり、しかも「顧客のイメージを悪化させるかもしれない情報」を外に出す。これは重大案件です。

拡散されたツイートには、顧客企業名もガッツリ書いてあります。炎上当初から、マイナビさんだけの問題ではないのです。

 

そして、マイナビさんは業界の大手。

故に、「他の会社も、似た様なことをやっている」と、世間に受け取られてしまうのは必至。

業界全体のイメージ悪化になるでしょう。炎上騒動とは、そういうものです。

 

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この話について、マイナビさんは「事実関係を確認中」とコメントしたところで止まっていますが…。

炎上騒動を鎮火させる為には、先ずスピードが重要。一刻も早く明確なコメントを出さなければ、疑心暗鬼が追加燃料になってしまいます。放置すれば、騒ぎは酷くなるばかり。

 

そして、スピードだけでなく、弁解の内容も重要です。

「筋の通った、説得力のある弁解」をすれば良いのです。が、「見苦しい言い訳」「あからさまな逃げ」「トカゲの尻尾切り」「まさかの逆切れ」等々、頓珍漢な会見をやってしまう企業・組織は多い。今回はどうでしょうか?

 

 

この騒動は、マイナビさんの対応次第で、どうにでもなる炎上騒動です。

ひょっとして、炎上ネタが「真っ赤な嘘」かも知れない。直接的な関係者でなければ、真偽は分からないのです。

当事者の口から説明して貰わないと、悪いイメージだけが残る。下手をすると、企業の生死を決めるレベルかも知れない。結構深刻な話なのです。

 

他方、こういう騒動をキッチリと解決すれば、企業の評価が上昇する。実は、マイナビさんの名を売るチャンスでもあります。

企業としての勝負所ですね。就活生の面接と同じです。さて、マイナビさんの次の一手は?

 

 

--------------(記事了)--------------