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手作り&裏読み&日替わりブログ

【詐欺の話】「出会い系サイト」「マッチングアプリ」は、投資話をする場ではない

昨日、とある詐欺事件の裁判で、地裁判決が出ました。

事件の内容は、「嘘の儲け話を持ち掛け、金を騙し取った」というもの。こう言っては何ですが、”よくある詐欺話”です。

 

ただ、この事件の被告人に、ちょっと変わった事情がありまして…大事件ではないのに、注目を浴びました。

その理由は、「被告人が、元アイドルだった」というもの。

bunshun.jp(2021/12/2)

名古屋地裁は12月2日、アイドルグループ「SKE48」元メンバーの山田樹奈被告(23)に、懲役1年6カ月、執行猶予4年(求刑懲役1年6カ月)の判決を言い渡した。

 

山田被告は為替相場の変動を予測して投資する金融商品の助言名目で男性から現金を詐取したなどとして、詐欺などの罪に問われていた

https://bunshun.jp/articles/-/50444より。改行等は筆者によるもの。以下同)

 

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この話、筆者も記事に取り上げたことがあります。

今から9カ月ほど前、被告人が逮捕された時に。

tenamaka26.hatenablog.com

 

当時は、まだ容疑者(被疑者)の段階で、詳細は明らかになっていませんでした。

故に、上記記事では「判決が出る迄は、大騒ぎしない方がいい」「元アイドルで、今は辞めている。古巣を変な目で見るのはよくない」という意見で止めました。

 

日本では、推定無罪の原則が働きます。「確定判決が出る迄は、皆が無罪として扱われる」というヤツです。

今回の詐欺事件は、まだ地裁判決。これが確定するか否かは、まだ決まっていません。ですが、被告人と被害者との間で示談が成立しているので、このまま確定しそうです。

これに懲りて、再犯しないようにして頂きたいものです。

www.nikkansports.com(2021/12/2)

 

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で、当記事の本題は、実はここから。前置きが長くなってしまいました。

 

冒頭に取り上げた、詐欺話ですが…。

その手口は「出会い系サイト・マッチングアプリを入り口にして、相手に投資話を持ち掛け、金銭を奪う」というもの。非常に古典的な手口です。

しかし、この古典的手口が、ジワジワと増えている模様。

www.youtube.com(2021/7/15)

www.kokusen.go.jp(2021/2/18)

新型コロナウイルス感染症拡大防止のために新しい生活様式の実践が求められている中、対面での食事会など出会いの場が減少していることから、パートナーを見つけるための活動をオンラインでサポートする、いわゆる出会い系サイトやマッチングアプリ等を利用する機会が増えているものとみられます。

 

このようなサービスでは、オンラインで気軽にパートナーを探せる一方、本人確認の徹底が難しいことから、本来の利用方法ではない目的で近づいてくる人物とマッチングしてしまうこともあります。

中でも、現在経済的に見通しの立ちにくい状況が続いているためか、詐欺的な賭け事や投資等の海外サイトに勧誘する手口が目立っています。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210218_1.html

 

筆者は、「出会い系サイト」や「マッチングアプリ」を使ったことはありません。

何故なら、相手の顔や素性が分からないから。

 

ネットには嘘が溢れています。何が本当かは、時間をかけて調べないと判断できない。時間をかけて調べても、分からないことも多い。

「出会い系サイト」や「マッチングアプリ」の情報は、そういう”裏取り”が全く効かない。一人で複数のアカウントを作ったり、男が女に・女が男になりすましても分からない。

最近は、ボイスチェンジャーを使って声色を変え、ボイスチャットでも性別を誤魔化す手口が増えています。騙しの手法が、どんどん巧妙になっています。

www.yomiuri.co.jp(2021/10/18)

国に無登録で暗号資産が販売された事件で、大阪府警などは18日、投資関連サービス会社「Rawbiz」(東京都杉並区)代表取締役の山田大紀容疑者(26)ら6人を資金決済法違反容疑で逮捕したと発表した。

山田容疑者らは、声を機械的に変換する「ボイスチェンジャー」を使って女性になりすまして勧誘していたという。

捜査関係者によると、山田容疑者は勧誘役の男らに指示し、知人女性の身分証明書などを悪用したり、顔写真を他人のSNSから流用したりしてマッチングアプリなどに登録。

通話時にボイスチェンジャーアプリで女性を装い、「上場すれば、価値が10倍以上に上がる」などと近く取引所での売買が実現すると示唆して購入を勧めていたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211018-OYT1T50176/2/

 

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投資話だけでなく、「高額の利用料金がかかる、別のサイトに誘導された」という話も多い。

「登録は無料だから」「このサイトの方が便利だから」等と誘われ、言われるがままに使い始めたところ、「無料なのは3日間だけ」という但し書きが小さく書いてあり、騙された!…となる。

こういう話は、珍しくありません。

 

詐欺師に騙されない為には、「出会い系サイト」や「マッチングアプリ」の情報を鵜呑みにしないこと。これが基本です。

相手は犯罪者です。良心の呵責や責任感は皆無。性善説は全く通用しない。疑ってかからないと、身ぐるみ剥がされます。

 

記載内容を保証してくれる運営であれば、まだナンボかマシです。

登録内容に嘘があり、それが元でトラブルになった時に、手厚い金銭的補償をやってくれる。そんなサイト・アプリ運営であれば、かなり安心して利用できるでしょう。

しかし、筆者の知る限り、そんな業者は存在しない。

探せばあるのかも知れませんが、多くは「当サービスを利用してトラブルになっても、運営では責任を持ちません」という規約を定めている筈。これは、「出会い系サイト」や「マッチングアプリ」に限らず、多くのサービス提供者・運営者が同じ傾向にあります。甘い認識で利用しては駄目。

 

 

出合って間もない相手に、金銭の話を持ち掛ける。これは社会人としての礼儀に欠ける行為です。

「カネの切れ目が、縁の切れ目」という言葉もあります。金銭の話が出た時点で、相手は縁を求めていない。こう考えた方が無難です。

 

自分の身を守れるのは、自分だけ。

 

 

--------------(記事了)--------------