makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【インフラの話】結局は「選挙」しかないのです…

本日は、ちょっと前のニュースの話をば。

筆者が「これは気になる」と考え、下書き段階まではやった記事です。が、仕上げ前の段階で別のニュースに気を取られ、下書きのまま眠っていた話です。

 

地味な話なのですが、結構重要な話でもある。

故に、下書きで放置せず、仕上げて公開することにしました。

 

------------------------------------------

 

では、本題に。

先月、「和歌山県で水管橋(水道を通す為の橋)が崩落した」というニュースが報じられました。

読者の皆様、覚えていらっしゃるでしょうか?

 

崩落したのは、和歌山市の「紀の川」にかかる「六十谷(むそた)水管橋」です。

下記動画は、水道橋崩落の瞬間を捉えたものです。

25秒あたりで、突然崩落しています。

www.youtube.com(20201/10/4)

 

水管橋の崩落により、多くの家屋が断水になりました。その数、約6万世帯。

とりあえず、水管橋の隣にあった普通の橋を通行止めにし、橋の上に応急の水道管を設置して、一週間後に何とか仮復旧。

 

本日・11月13日現在も、仮の水道管で給水が続いています。

水管橋の本格復旧は、まだ先。やっと業者が決まったばかりで、本格復旧は来年・2022年の6月を予定しているとのこと。

www.yomiuri.co.jp(20201/10/11)

www.nikkei.com(20201/11/11)

 

------------------------------------------

 

この崩落事件で「恐ろしいな」と考える点は、「点検で異常が見つからなかった」というところです。

崩落の5ヶ月程前に実施された点検では、異常は見つからなかった。故に、対策は何も取られてはいなかった。

何もしていないので、崩落した。こういう図式ですね。

 

後に、橋と水道管を繋ぐ「つり材(ワイヤー、ボルト等)」に腐食が見つかり、その腐食が崩落の原因になったのでは?…と推定されています。

今後は点検・補修方法を見直し、同様の事例が起きない様に努めるとのこと。

www.yomiuri.co.jp(20201/10/6)

www.yomiuri.co.jp(20201/10/28)

和歌山市の紀の川にかかる水道橋「六十谷水管橋」の一部が崩落し、市北部の約6万世帯が断水した問題を受け、厚生労働省は、老朽化した水道橋の補強や耐震化の費用を補助する方針を決めた。

これまでは橋を通る水道管だけが対象だった。

市は新たな補助制度を活用し、来年5月頃に水道橋を本復旧させることを目指す。

 

和歌山市の問題では、水道管とアーチ部分をつなぐ「つり材」4か所が腐食し、破断していたことが市の調査で判明。

市はつり材の経年劣化が崩落の原因とみている。

厚労省はこの問題を受け、水道橋本体の補強なども促進する必要があると判断した。


設置後40年以上経過した水道橋が対象で、自治体などに事業費の3分の1を補助する。27日付でこうした方針を都道府県に通知した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211028-OYT1T50138/より。改行等は筆者によるもの)

 

------------------------------------------

 

今後、和歌山の様な事例は、増加していくでしょう。

今ある水道の多くは、高度経済成長期に造られたもの。1970年代の構造物です。

水道の場合、耐用年数が40年程といわれています。故に、崩落した六十谷水管橋みたいな老朽化施設が、あちこちに存在していると考えた方がいい。

mainichi.jp(20201/11/8)

 

設備の崩落で水道が止まれば、生活は甚だしく不便になります。

いや、不便で済むならまだしも、命の危険を伴う場合すら出て来る。

 

例えば「病院」です。

検査や治療に、水を使うことは多い。特に「人工透析」には大量の水が必要ですから、水道が止まるのは絶対駄目。

透析患者さんは、決まったスパンで人工透析を実施しなければ、命に係わります。水道の有無で、命が左右されるのです。軽い話ではないのです。

 

------------------------------------------

 

とは言うものの、実際は「かなり大変」という話もよく耳にします。老朽化対策・整備が、上手くいっていない。

最大の理由は、「金がない」という切実なもの。人口減や過疎化により、使う人が減った水道管は多い。使う人が減れば、水道代として徴収できる額も減る。入金が減れば、設備維持に回す金銭も減る。こういうサイクルに入った所が多い。

www.sankei.com(20201/11/5)

 

この手の問題に対し、最も効率的かつ強力な方策を取れるのは、結局のところ「政治家」となります。特に中央政府。

水道の維持管理は、地方自治体の仕事。しかし、地方自治体にはお金がない。そこを助けるのが政府です。

 

政府を動かすのは、議員などの政治家ですが…。

つい先頃行われた衆院選では、こういう「インフラ問題」は盛んに論じられなかった。

しかし、これからインフラの老朽化による問題は増え、国民の生活が立ち行かなくなる事態はあり得る。政治家の皆さんには、そうならない様に心を砕いて頂きたいものです。

 

我々有権者も同様。

「なんとなく票を投じる」ではなく、しっかりと仕事をしてくれそうな候補を探し、投票する。これが大事。

来年には、参議院議員選挙が控えています。実施予定は、2022年7月末。

投開票日まで、もう1年もありません。今から少しずつ問題を整理し、より良い投票先を探す。それが問題解決促進への第一歩です。

 

 

--------------(記事了)--------------