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手作り&裏読み&日替わりブログ

【2021年衆院選の話】第13回 結果より「投票率」に驚き

「2021年衆院選」の結果が出ました。

 

全体的な結果は、「選挙前とほぼ変わらず」ですね。

自公勢力は、議席数を少し減らしたものの、衆議院の多数を占める状況に変わりなし。

 

野党勢力は、維新の会が躍進しました。が、それ以外は「プラスアルファ程度」か「議席減」でした。

なお「立憲民主党と共産党のタッグが、思惑通りの結果を出さなかった」というのは、なかなか印象的でしたねぇ。

www.nhk.or.jp(2021/11/1閲覧)

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(「国会」イメージ画像:http://lovefreephoto.blog.fc2.com/blog-entry-1955.html

 

他方、「各党のベテラン議員が、選挙区で落選」というニュースは多かった。これは注目すべき点かと。

自民党の甘利幹事長。立憲民主党の辻本議員。その他、結構な数の「閣僚経験者」や「党幹部」が、小選挙区で落選しています。

 

そのまま、国会議員を辞める人もいます。

他方、比例復活(いわゆる「ゾンビ」)で、何とか国会議員の地位を獲得した人もチラホラいます。

が、選挙区民から「お前は信用できん」と言われた人々ですから…今後は、かなり厳しい状況に追いやられるでしょう。

mainichi.jp(2021/11/1)

www.tokyo-sports.co.jp(2021/11/1)

 

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選挙は、「選択」です。正解は存在しない。

「選ばれた候補者が、これからどういう仕事をするか?」次第で、良い選択だったか・悪い選択だったかが決まってくる。

全てはこれからです。

 

ただ、現段階で「これはマズイ」と断言していい話がひとつ。

それは「投票率の低さ」です。

 

www.nikkei.com(2021/11/1)

日本経済新聞社の推計によると、今回の衆院選の投票率(小選挙区)は55.92%前後となる見通しだ。

 

戦後2番目に低かった前回2017年の衆院選の53.68%を2ポイント程度上回る。4回連続で50%台となり、戦後3番目に低い投票率になる可能性がある。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA3164K0R31C21A0000000/より。改行等は筆者によるもの)

 

現在、まだ確定値は出ておらず、マスコミ各社の推計値が出ている程度です。が、この推計値は「各都道府県の報告」をベースに計算された数値ですから、かなり確度は高い。信用していい数値かと。

マスコミ各社が出した数値は、概ね「投票率56%前後」というところ。

ハッキリ言って、低数値です。有権者の2人に1人くらいしか、投票しなかったという計算になりますからね。

 

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筆者は、投票所に足を運んで、投票しました。

今回の投票所は、明らかに人が多かった。と申しましても、今迄の選挙が「超絶ガラガラ状態」でしたから、それに比べて多い…といっても大したことは無い。せいぜい、「スーパー等でよくある、ちょっとしたレジ待ち」くらい。

それでも、これまでの選挙では目にしなかった光景を目の当たりにして、筆者は驚きました。

 

また、日本各地から発せられた、「投票所の様子」に関するツイートを閲覧しましたが…

「20分待ちの行列ができている」という類の話も、チラホラありました。

これは、筆者の経験と合致する話。故に、「今回の選挙は、投票率が高いだろう」と考えました。

 

しかし、蓋を開けてみれば、60%にも届かない低投票率。

あの混雑は、一体何だったのだろうか?

 

今回の衆院選は、新型コロナ禍中での選挙です。

「新型コロナ対策で、アルコール消毒や検温をやっている所が多い。その為に人の足が止まり、行列になったのではないか?」

これくらいしか、行列の発生原因が思いつきません。

本当、分からない。

 

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ただ、ハッキリしているのは、「国民の半数近くは、新型コロナ禍という強烈な危機下にあっても、政治に関わる気がない」ということ。

これは、結構致命的ですね。

 

日本政府は、数百兆円の予算を動かし、自衛隊や警察への指揮権もある。強力な組織です。

国政選挙は、「そういう巨大組織の執行役員を決めること」と同じ。結構なチャンスです。それを棒に振るか…。

 

国民が洪水被害で困っている時、東京の政治家は「酒の伴う宴会」で盛り上がり、画像付きツイートを拡散して反感・顰蹙を買った。こんな類の話は、沢山ありました。

こういう話が出たら、普通は怒ります。罵声を浴びせたくなっても不思議じゃない。

 

にもかかわらず、政治家に物申せる数少ない権利「選挙権」を棒に振る。

どうやら、ああいう舐めた行為をやらかしても、国民は然程怒らない様子です。

 

「舐めた行動が許される」となれば、どんどんエスカレートするのですけど…ねぇ。

イジメの構造と同じです。最初はからかい半分だったのに、どんどんエスカレートしていき、最終的には死者が出る。そして、誰も責任を問われず、加害者擁護の声まで出て来る。

選挙権放棄は、このサイクルへの入り口です。

 

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最後に。

 

「ナチス」という、世界史に名を残す組織があります。第二次世界大戦で、数々の弾圧・虐殺行為をやらかしたといわれている、あのナチスです。

このナチス。実は「普通選挙で選ばれた」ということを知っている方は…思ったほど多くないのでは?

 

ナチスは、政党です。

正式名は、日本語に訳すと「国家社会主義ドイツ労働者党」というところ。

この政党。最初は弱小政党でしたが、選挙で勝って勢力を広げて第一党に成長しました。

そして、最終的には「ナチスの好き放題にしてOK」という法律がドイツの国会で通り、第二次大戦へと繋がっていくのです。

news.yahoo.co.jp(2017/10/10)

 

選挙に興味がない。

選挙に行く気がしない。

コロナ禍という大災害が起こった時でも、こういう人が全体の半数を占める日本。

どこか「ナチスを生み出したドイツ」を見る様で、不安になりますね。

 

自分の国に興味が無い国民。

それ、滅びの道を歩んでいるのと同義です。

 

 

--------------(記事了)--------------