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【転売ヤーの受難】酒類買占め→高値転売→実は犯罪行為

「転売ヤー」という人種。

この手の者に対し、筆者は良い感情を持っていません。

その理由は、「悪い意味で価格を狂わせ、経済に悪影響を与えるから」と、「専門知識に疎く、商品の扱いに問題があるから」です。

 

特に後者はヤバイ。

素人が扱えるものならいざ知らず、「売買の為には、特別な知識や資格を求められる」という品物にまで手を伸ばす。こういう転売ヤーは多い。

そういう輩に市場を荒らされると、かなり迷惑です。止めて欲しい。

 

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転売ヤーの目的は「金銭」のみ。

儲かれば何でもいいワケです。市場動向とか取扱資格とか、そういうのを完全無視する連中は多い。

 

しかし、そういう「節操のない連中」は、そのうち痛い目に遭います。偶に、逮捕者も出ている。

金儲けばかりを考え、ルールを無視する者には、ペナルティが発生する。至極当然の光景かと。

 

そんな「痛い目」に関し、以下のニュースが報じられました。

話のポイントは、「脱税」です。

 

www.yomiuri.co.jp(2021/9/22)

アサヒビールが「商品供給が追いつかない」として、発売から3日で販売を一時休止した「アサヒ生ビール」(通称マルエフ)が、インターネットのオークションサイトなどで相次いで高額出品されている。

 

多くは酒類販売業の免許を持たない人らの転売行為とみられ、国税当局は酒税法違反(無免許販売)の可能性があるとして情報収集を始めた。

酒類の販売には免許が必要で、無免許には1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。

売り上げも申告がなければ追徴課税される。

 

国税庁は2019年度、無免許販売で16件を摘発している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210922-OYT1T50061/より。改行等は筆者によるもの。以下同)

 

【飲食店で愛され続けたまろやかな味わい】アサヒ 生ビール (マルエフ) [ ビール 350ml×24本 ](提供:Amazon)

 

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種類の製造・販売については、免許が必要です。
(参考:酒類の免許|国税庁

 

転売ヤーは、「とにかく買い占めて、高値で転売する」という考えしかないので、免許云々はどうでもいい話。

しかし、法律はそれを許しません。無免許で種類を販売すれば、犯罪になる場合があります。

国税庁HPにも、その旨が記載されています。

酒類の販売業をしようとする場合には、酒税法に基づき、販売場ごとにその販売場の所在地の所轄税務署長から販売業免許を受ける必要があります。

したがって、インターネットオークションのような形態であっても、継続して酒類を出品し販売を行う場合には酒類の販売業に該当し、販売業免許が必要となります。

 

ただし、例えば、ご自身の飲用目的で購入した又は他者から受贈されたなどの酒類のうち、家庭で不要になった酒類をインターネットオークションに出品するような通常継続的な酒類の販売に該当しない場合には、販売業免許は必要ありません。
これは、ガレージショップや学校のバザーなどに酒類を出品する場合も基本的には同じです。

 

根拠法令等:
酒税法第9条
法令解釈通達第2編第9条関係

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/03b/05.htm

 

国税庁によると、「継続して酒類を出品し販売を行う場合」であれば、免許が必要。

転売ヤーは、「大量に仕入れて、高値で売り捌く」という形態を取るので、免許が必要な場合が大半です。

無免許販売は、違法&犯罪行為。懲役もあり得る話です。

 

そして、この話は「税金」「脱税」に絡む話。

脱税に対する国税庁の姿勢は、まぁ厳しい。物凄い執念で調査を行い、犯人を突き止めます。

現段階で、既にネットオークションを調査しているとのこと。遠からず、犯人が捕まるでしょう。

転売ヤーの家に当局がやって来た時、「免許が必要とは、全く知らなかった」と言っても、国税庁が聞き入れてくれるとは思えません。諦めてください。

 

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ちゃんとした商売をするには、知識・経験・手続き等が必要なのです。

そういうのを一切無視して、不当な利益だけを狙う者は、遠からずお縄につく。それが法治国家というものです。

 

正規の手続きを踏まず、「高値で売れそうだから」という理由だけで違法行為に手を染めれば、後で酷い目に遭う。

一罰百戒の、分かり易い例になると思われます。

 

 

--------------(記事了)--------------