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【新型コロナウイルスの話】「新型コロナには、納豆が効く!」って、何度も聞いた様な…?

何かの商品を取り上げて、「〇〇が、新型コロナに効く!」とアピールする。

筆者は、こういう宣伝文句を散々見ました。そして、ほぼ全て「胡散臭いネタ」に分類しています。

 

たった一種類の商品で、新型コロナウイルスが撃退できるのであれば、既に騒動は沈静化している筈ですが…。

実際は、まだまだ先が見えていません。

世界的疫病騒ぎは、そんな簡単なモンじゃない。

 

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で、こういう健康関連の話になると…

かなりの高確率で登場するのが「納豆」です。

 

先日も、以下の様な記事を発見。

東京農工大感染症未来疫学研究センターの水谷哲也教授が行った、納豆と新型コロナに関する研究報告の記事です。

www.nikkansports.com(2021/9/20)

 

水谷教授らのチームは、納豆菌のタンパク質分解酵素が新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を分解し、感染を阻害することを確認したと、国際学術誌「バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ」に発表しました。

 

水谷教授らは納豆の抽出液と新型コロナウイルスを混ぜ、ウイルスが細胞に感染するかどうか実験。

納豆菌の持つ約80種類のタンパク質分解酵素がスパイクタンパク質を分解し、ウイルスは受容体と結合できなくなった。

デルタ株など変異株も同様だった。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202109200000119.html?Page=2&mode=allより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

この手の記事が出た途端、納豆を買い求める人が増える。

「健康関連あるある」の話ですね。

 

まぁ、幸いというか何というか…

「上記記事が原因で、全国の小売店から納豆が消えた」という話は見当たりません。

テレビの地上波放送ではなく、いちスポーツ紙の記事だったからでしょうか。

 

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こういう健康関連ニュースは、「ちゃんと最後まで読む」ということが必須。

上記記事には、こう書かれています。

水谷教授は

「納豆を食べて感染を防げるかはこれからですが、口の中に納豆があれば口腔(こうくう)内のウイルスは駆逐できます」

と話していました。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202109200000119.html?Page=2&mode=all

 

研究者さんは、「納豆を食えば新型コロナに感染しない」とは言っていない。

「これから調べる必要がある」と仰っています。

 

また、「口の中に納豆があれば、口の中のウイルスは駆逐できる」とは言っています。が、常に納豆を口に含むって、現実的に考えて無理でしょう。

仮に「口の中のウイルスを、100%駆逐できる!」という話になったとしても、「ウイルスが鼻から入って来ただけで、効き目がなくなる」という解釈も成り立ちます。

一撃必殺の防御策…ではない。

 

上記記事を最後まで読み、実際の姿を思い浮かべれば、「納豆・イコール・コロナ万能薬…ではない」と理解できます。

現段階で、一般人が喜ぶ話には思えない。

 

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納豆は、身体にいい。これは通説です。

ただ、何度も言いますが、決して万能薬ではない。過剰に期待して頼るのは、間違っていますね。

ここまで来ると、「納豆も、巻き込まれた被害者のひとり」みたいな感じになってくる。

 

食生活は、習慣としての側面が大事。

身体にいいものを食べるのは好ましいですが、1回や2回食った程度で無敵の免疫を獲得できるなら、病院は必要ありません。

 

また、身体にいいからといって食べ過ぎるのも、これまたマズイ。

何でも、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。水(みず)ですら、過剰に飲み過ぎると水中毒(みずちゅうどく)になる場合アリ。

大事なのは、バランスです。

weathernews.jp(2020/8/18)

 

食生活と健康の関係性は、数ヶ月~数年単位での継続を経て、何となく効果が見えてくる程度のものなのです。錯覚しちゃNG。

過剰に煽るメディアに、うっかり乗せられると…エライ目に遭いますよ。

 

 

--------------(記事了)--------------