makaran宝箱

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【マナー?の話】右寄りと左寄り。どちらが正解かといえば…?

筆者は、関西人です。

故に、よく「関西人あるある」や「関東人との違い」について、話題を振ったり・振られたりします。

 

あるあるネタは、「一家に一台、タコ焼き器」「道案内する時に、擬音を使う」等が多い。

比較ネタは、「うどんダシ」「桜餅」等が多い。

書籍やテレビ番組でもよく取り上げられる、西と東の違い。読者の皆様も、どこかで見聞きしたことがある筈。

 

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そんな比較ネタの中に、「エスカレーターにどう乗るか?」という定番の話があります。

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(イメージ画像:https://free-materials.com/%e7%84%a1%e4%ba%ba%e3%81%ae%e3%82%a8%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%bc02/

 

2人が並んで立つ「幅広エスカレーター」に乗る時、右側に立つかor左側に立つかで、関西人か関東人かが分かる。

この話、様々な所で話題に出易い。

 

よく言われているのは、「関西が右立ち・関東が左立ち」というもの。

なぜそうなったか?…は諸説ありますが、関西の場合は「阪急電車のアナウンスが起源」「1970年の大阪万博で普及」という説を聞くことが多い。
(参考:エスカレーター、関西なぜ「右立ち」(謎解きクルーズ): 日本経済新聞

 

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この「エスカレーターの乗り方」ですが…

人によっては、「常識」「マナー」という認識を持つ方がいます。

 

ただ…

エスカレーターの片側寄りは、実は「マナー」でも「常識」でもなく、「禁止事項」扱いの話なんですけどね。

 

エスカレーターは、立ち止まって乗る「運搬用リフト」みたいなものです。「トラックの荷台」と言ってもいい。

基本的に、「重量が均等にかかる」という前提で、設計・製造されています。

もし載せる荷物が均等にならず・偏った状態になったら、高確率で不具合が発生します。トラックの場合だと、重量の偏りは「横転の原因」になり得る。

エスカレーターの場合も同様です。片側に寄るのが常識化すれば、片側にばかり負担がかかり、故障の原因となり得ます。

 

また、片側を空けておくと、「急ぎの人がエスカレーターを駆け上がる」ということも起こります。

これは、純粋に危険行為。やっては駄目。施設のアナウンスでも「危ないので、立ち止まってください」という注意が流れています。

事故防止の為にも、片側に寄って乗るのは好ましくない。

 

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近年、「エスカレーターでの片側寄りは、止めてください」という注意喚起が増えています。

地域によっては、いくばくかの法的強制性を伴う「条例」にまでなっています。

trafficnews.jp(2021/9/11)

来る2021年10月1日(金)、埼玉県で「エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行されます。

「立ち止まった状態でエスカレーターを利用しなければならない」などと定められています

一般社団法人 日本エレベーター協会によると、エスカレーターの安全基準は歩くことを想定しておらず、ハンドレールをつかんで立ち止まることを前提にしているといいます。

 

「歩く人と止まる人が混在すると危険であり、事実、歩行による接触転倒事故はしばしば発生しています。また緊急停止した場合、歩行のためハンドレールから手が離れていれば転落しかねません」

https://trafficnews.jp/post/110620より。改行等は筆者によるもの)

 

偶に見かけるのですが、「エスカレーターの片側寄り」を奨励する方がいます。

 

ある人は、「片側に寄れ!」と指示してきたり。

またある人は、「片側に寄るのが常識だ」と子供さんに教えたり。

その他もろもろ。未だに「エスカレーターの片側寄りは、正義」と考えている方は多い模様。

 

ボチボチ、その常識は「頭の固い人がやる、頑固な勘違い」という扱いになってきています。

今すぐに是正しないと、逮捕されて懲役に…とまではなっていませんが、そのうち「罰金」くらいはあるかも知れない。

交通違反と同じですね。厳しくなることはあっても、甘くなることはない。

 

こういうのは、習慣化すると厄介です。「ついやってしまって、怒られた」というのは、結構ありがち。

そうならない様に、考えを改める必要アリ。常識として染み付いてしまった人ほど、修正には長い時間と労力が必要になってきます。故に、早めに動くことが肝心。

常識化してしまった方は、今から意識して修正しましょう。

 

まだ常識化していない方は、そのままで。

但し、「常識化している方」から悪影響を受けない様に、少し用心しましょう。

思い込みを押し付けてくる人は、結構あちこちに存在していますからねぇ。

 

 

--------------(記事了)--------------