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【新型コロナワクチンの話】「ソウマ」と「グンマ」の妙手

新型コロナウイルスのワクチン。

現在、全国各地で接種が進んでいます。

www3.nhk.or.jp(2021/8/23)

加藤官房長官は

「今月19日まででワクチンの総接種回数は1億1000万回を超え、国民の半数が少なくとも1回の接種を行っている。2回目の接種を終えた方は39.7%と今月中には4割を超える見込みになっている」

と述べました。

 

そして

「ワクチンは感染力の強い『デルタ株』に対し、特に重症化予防などで引き続き高い効果を有していると専門家からも指摘されている」

と述べたうえで、10月から11月のできるだけ早い時期に、希望するすべての人に接種を終えられるよう自治体などと連携して取り組む考えを強調しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210823/k10013218411000.htmlより。改行等は筆者によるもの)

 

本日、モデルナ製ワクチンの一部に、異物(金属片?)が混入していたという話もありましたが、大事件レベルには…まだ至らず。

今後も変わらず、ワクチン接種が推奨されるでしょう。

www.nikkei.com(2021/8/26)

 

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しかし、「ワクチンに不信感がある」等の理由で、接種しない・したくないと思っている方も多い。

接種自体は個人の自由ですし、ワクチンに副作用のリスクはある。接種をためらうのも、理解できる話です。

 

ただ、行政サイドの思惑としては、「できるだけ接種して欲しい」というのが本音。

その為、様々な方策を考え、接種率の向上を図っています。

 

接種の呼びかけ方は、地方によって様々ですが…。

筆者がザッと見た中で、「これはユニークだな」といえる策がふたつ存在します。

 

いずれの場合も、特に「若い世代への接種を促進するうえで、効果がある」と思しき方策です。

各地域の広報担当者が、頑張って考えたのでしょう。一生懸命さが伝わって来ますね。

 

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では、具体的にどんな方策なのか、それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

ひとつめは、福島県相馬市の取り組み。

www.fnn.jp(2021/8/26)

 

相馬市の方策は、
「同調圧力を避ける」
「予約時間の管理を徹底」
「副作用の情報公開」
という点にポイントを置いたものです。

 

先ず、「皆が打つから、自分も打たねばならない」という半強制的な雰囲気を減らす。これにより、接種そのものに対する嫌々感も減り、進んでワクチンを打つ人が増えるのです。
具体的には、「各個人に通知を送付し、家族以外の者に知られることなく、接種の可否を役所に伝える仕組み」を構築しています。これだと、他人の目を気にしなくてもいい。

 

同時に、「接種を予約制にして、接種会場や時間帯を細かく管理する」という方法を採っています。これで、「同じ学校の顔見知りに出会わない」という効果が期待できます。情報が漏れにくくなるのです。
これにより、打った・打たないで変な差別や偏見を生じにくくする。打つ者も打たない者も嫌な思いをせず、ワクチン接種に対する嫌悪感が減ります。

そして、「副作用がどう出たか、情報を広く公開する」という取り組みで、更に安心感を増大させています。
個人名などは伏せて、「全体の何割に、どんな副作用(副反応)が出たか」という傾向を発表する。これにより、皆の疑念が少しでも和らげば、安心して接種する人が増えるでしょう。

 

なお…

相馬市の場合は、「地元医師会の全面協力」があったので、この方法が実現しました。

また、相馬市の人口は、約3.5万人。比較的コンパクトな自治体であった為、小回りが効いたという点も大きい。

故に、「日本全国・どこでも通用する」という方法ではないのかも知れません。

 

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もうひとつの話は、群馬県の取り組みに関するもの。

www.j-cast.com(2021/8/26)

 

群馬県の方策は、
「若い世代に絞って呼びかける」
「接種すれば、抽選で高額賞品が当たる」
「YouTubeやTwitter等で、大きく宣伝」
というもの。

 

特筆すべきは、豪華賞品の内容です。

最も高価な商品は、希望小売価格200万円超の自動車「SUBARU XV」。これが1台。群馬県内にスバルの工場がある為、その縁で賞品に挙がったとのこと。

ニューカー速報プラス 第48弾 SUBARU XV (CARTOP MOOK)(提供:Amazon)

 

他にも、旅行券2万円分×250人と、5万円分×100人が用意されており、景品総額は1200万円超。結構な金額です。

 

群馬県の狙いは、「ワクチン接種に消極的な、若い世代に多く接種して貰う」というもの。

ここまでやれば、間違いなく注目を集めるでしょう。接種率が上昇する見込みは、十分にある。

 

しかし、この方策には賛否両論あり。

「分かり易くて、賛成」という意見もあれば、「モノで釣るとは、不謹慎」という意見もある。「旅行券が”群馬県内限定”というもので、セコイ」という意見も出ています。

どの意見も、割と仰る通り。それぞれの意見に、納得できる部分があります。

財源に限りがある自治体も多い為、「日本全国・どこでも通用する」という方法ではないでしょうねぇ。

 

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上記二例。

どちらの方法にも長所と短所があり、そのまま日本全国で実施できるものではないでしょう。

ただ、自治体職員の方々が、様々な知恵を絞って接種率を上げようと努力している。この姿は容易に想像できます。

 

上記二例の方法を、完全に真似るのは無理だとしても…

接種するか否かを迷っている方が、この機会に「ワクチン接種について考えてみる」のは、大いにアリです。

 

もし「何となく嫌」「面倒くさい」で止まっている方がいれば、シッカリと考えてみることをお勧めします。

対策を打つなら、お早めに。

 

 

--------------(記事了)--------------