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【ネット炎上の話】DaiGo騒動について(4) 「信者」と「アンチ」は極少数。大半は「それ以外」

先日から、「メンタリスト」の肩書で活躍するタレント「DaiGo」氏の炎上騒動について、記事を書かせて貰っています。

tenamaka26.hatenablog.com

 

世間では、この炎上騒動の勢いが…急速にしぼんでいますね。

まぁ、新型コロナの話題だらけで辟易していたところに、別の炎上ネタが転がり込んできたモンですから、珍しかったのでしょうか。

現在はDaiGo氏が沈黙し、追加燃料もなくなったので、この流れも理解できるっちゃあできるのですけど…ねぇ。

世の中というモノは、飽きっぽい。

 

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ただ、筆者が思うに…

この騒動は、早々に消していいものではない。

何故ならば、DaiGo氏の炎上騒動は、「昨今のネット社会において、問題視されているものを詰め込んだ炎上騒動」だからです。

 

筆者は、別にDaiGo氏を追いつめようと考えているワケではありません。

逆に、応援する気もありません。信者でも何でもないので。

しかし、「反面教師」として、DaiGo氏の存在は貴重だと考えています。

氏の言動を分析すれば、同様の騒ぎを少なくできる筈。

 

ネットで意見を表明する者は、誰でもDaiGo氏の様になる恐れを孕んでいます。

筆者も同様。ちょっと油断すれば、炎上する側に回るかも知れない。

そうならない為に、DaiGo氏の炎上騒動を分析する必要があります。世間が注目しなくなったからといって、完全スルーはNG。

 

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では、当記事の本題に。

 

以前、当ブログの分析記事で、「DaiGo氏のビジネスモデルは、信者を集めるものだ」と述べました。

その記事は、以下。

tenamaka26.hatenablog.com

 

信者ビジネスというものは、何も宗教に限ったことではありません。様々な商売でよく見られるモデルです。

特にエンタメ系の商売では、必須と言っても過言ではない。故に、信者獲得を目指して、過激なパフォーマンスを強行する人が多いのです。

 

DaiGo氏も、そのひとりであった。

そして辿り着いたのは、「毒舌」「超激辛」という枕詞を使って、世の中に物申す…という芸風。

極端な芸には、炎上のリスクがある反面、物珍しいので信者を獲得し易い。そのメリットを活かして、多数の信者を得たDaiGo氏。ある意味では、成功者だといえますね。

 

しかし、DaiGo氏は大きな誤算をしていた。

世の中は、「信者」と「アンチ」の二要素で成り立っているのではない。「信者でもアンチでもない、それ以外の人々」が圧倒的多数なのです。

この点を忘れてしまうと、ドえらい災難に遭います。

 

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この「信者」でも「アンチ」でもない人々ですが、その状況は様々。

DaiGo氏を全く知らない人、
DaiGo氏は知っているが興味が無い人、
DaiGo氏のことは知っているけれど信者にはならない人

…等々。

筆者は、「知っているが興味が無い人」か、「DaiGo氏のことは知っているけれど信者にはならない人」ですね。炎上騒動が起きてからは、後者の要素が強くなりました。

 

DaiGo氏を直接or間接的に支えてくれる人よりも、それ以外の人の方が少ない。

これは、DaiGo氏に限らず、誰でもそうです。

 

アメリカ大統領レベルの有名人でも、支持でも不支持でもない人が大半です。

なぜなら、アメリカ大統領選挙の有権者は、多く見積もっても2億人超くらい。で、票は必ず割れますから、全員に支持される人はいない。

アメリカ国民以外の人々に支持される場合もありますが、現在の世界人口は70億人を超えています。もうすぐ80億に届きそうな感じ。その中で見れば、支持者は微々たるものです。

 

大統領レベルでも、そんな具合です。一般人は言うまでもなく、少々の有名人でも傾向は同じ。

世の中を、自分に対する「信者」と「アンチ」のみで分割することは不可能です。

ここを忘れてはいけない。

 

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ただ…DaiGo氏は、上記の話をスッカリ忘れていたのでしょう。

故に、「信者は、俺の話を聞け」「アンチは、頭悪くて俺の話を理解できないし、稼ぎがない貧乏人だから消えろ」という芸風でやってきた。

更に、その芸風を「生活困窮者の存在は不要」というレベルにまで持ち込んでしまった。

これは危険です。

 

DaiGo氏の中では、今回も「信者は賛同するし、アンチは反対する」程度だったのでしょう。

が、先述の通り、世の中は「信者とアンチ以外の人」が圧倒的に多いのです。その人々の動きを読むスキルがなければ、過激発言はNGです。やっては駄目。

 

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にもかかわらず、DaiGo氏は過激発言を放った。

そして、予想しなかった方向から、大きな火の手が上がりました。

 

どこから炎が出たのか?…といえば、自分を支えてくれる筈のスポンサー企業から

しかも、その勢いが並外れていました。

なぜならば、そのスポンサーさんは、「生活困窮者の支援に力を入れる企業だったから」です。

DaiGo氏は、自分のスポンサーに向かって、「俺の考えが理解できないバカ」と言い放ったに等しい。

スポンサーは激怒しています。無理もない。

 

その結果、広告からDaiGo氏の姿は消え、スポンサーは謝罪文を出しました。恐らく、商品イメージを損なったということで、DaiGo氏に対して「違約金取り立て」の話も出るでしょう。

これを「想定内」「計画通り」と言うには、無理がある。

nomusilica-news.com(2021/8/14)

www.tokyo-sports.co.jp(2021/8/15)

 

スポンサーさんは、「支えてくれる者」「近しい利害関係者」であるのは間違いない。お金を出してくれるのですからね。

ですが、信者でもアンチでもないのです。

 

スポンサーさんは、「タレントさんのイメージを貸して頂いて、自社の宣伝をさせて欲しい」というお客様なのです。

信者でもアンチでもなく、「契約者」なのです。

世の中を、信者かアンチかで判断すると、このことを見失います。

 

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DaiGo氏が、真の意味で冷静に考えていたならば、近しい利害関係者の生業は勉強するでしょう。

それを、やっていなかったのでしょうね。

 

そうでなくとも、自身が”人格を疑われるレベルの過激発言”を放ったなら、「付き合いのある人が嫌な思いをするかも?」と考えてしかるべきです。

自分の悪評は、周囲に伝播するものです。

「あんな発言をする人と仲良しって、類は友を呼ぶってやつか?」
「あんなこと言うヤツのファンって、似た様な考えなのか?」
という印象を、世間に与えるかも知れない。

 

自らの言動が、自分にのみ利益・不利益をもたらすワケではないのです。

忘れがちなことですが、とても重要。

 

これは、有名であろうとなかろうと、皆同じです。

ただ、有名であればあるほど、反動がデカイ。年収1億円の方であれば、過激発言の反動は100億円くらいになると考えた方がいいでしょうね。

「闇の深い言動」から生じる反動は、指数関数的に増大するものです。

 

 

--------------(記事了)--------------