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【新型コロナウイルス騒動の話】支離滅裂と思われる理由は、これまでの舐めた言動

新型コロナウイルスの新株「デルタ株」が、日本国内における感染を拡大させています。

また、南米で流行している「ラムダ株」が、日本に上陸したというニュースも報じられました。

コロナを巡る国内情勢は、全く落ち着いていない。寧ろ、混迷の度を増しています。

toyokeizai.net(2021/8/11)

www.fukuishimbun.co.jp(2021/8/10)

 

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デルタ株は、従来のものに比べ、感染力が強いとされています。

一説によると、「水痘(みずぼうそう)」と同程度の感染力を持つとのこと。

 

水痘は、数少ない「空気感染を起こす病気」として知られています。

筆者の知る限り、空気感染する病気は「麻疹(はしか)」「水痘」「結核」くらい。他の病気は、飛沫感染か接触感染が主要経路です。

そう考えると、新型コロナウイルスの恐ろしさ・厄介さが数段増した…といえるでしょう。警戒レベルを上げなくてはいけません。

www.cnn.co.jp(2021/7/30)

www.mhlw.go.jp(2021/8/11閲覧)

 

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感染拡大防止の為には、国レベルでの対策が必要とされます。

しかし、読者様もご存じの通り、今の日本政府は信用度が著しく低い。何を言っても説得力に欠け、質問に正面から答えず、反省や改善が見えない。

日本政府は、国民から「オオカミ少年」の扱いを受けている感があります。

 

そんな日本政府に、またひとつチグハグな話が浮上。

内容は、「大臣によって、言っていることがバラバラ・正反対である」というもの。

 

閣内の意見がバラバラでは、政府から何を言われても、国民が従うハズはない。

長らく続く自粛ムードも相まって、「控えてください」「止めてください」という依頼に従うどころか、怒りを覚える人すらいる。

完全に、「政府が原因の人災」となってきました。これは危険な兆候です。

 

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政府の長である菅総理も、何かと問題視される言動だらけですが…

最近、特に問題視された大臣が、約2名。

 

先ずは、丸川珠代・五輪担当大臣の言動から。

先日閉会した東京オリンピック。その重鎮であるIOC会長・バッハ氏が、東京都内の繁華街を、観光気分でブラブラ歩いている様子が目撃され、一気に拡散。

「オリンピックが終われば、さっさと帰るべき」「不要不急の外出にしか見えないが、いいのか?」という声が湧き、ちょっとした炎上騒動になりました。

この話について、コメントを求められた丸川大臣。その答えがコレ。

「不要不急であるかということは、しっかり本人が判断すべきものだ」

www.asahi.com(2021/8/10)

要は、「本人が不要不急でないと思えば、観光や散策はOKだ」という意味ですね。

このコメント。政府要人のひとりである五輪担当大臣が言うからには、政府の方針と考えられても仕方ありませんし、自然なことです。

つまり、政府の考えは、「本人が必要であると思えば、傍から見て疑問の湧く行為でも、お咎めなし」となる。

 

 

次に、西村康稔・経済再生担当大臣の言動。

西村大臣は、コロナ対策に絡む経済的支援や、感染抑制の為の呼びかけなどを担当しています。

現在は、8月半ば。これから「お盆休み」に入る企業も多く、里帰りを考える人も増えるでしょう。

そんな世の中に向かって、西村大臣が放ったコメント。

「帰省をして親族で集まるとか同窓会で集まるとか、絶対に避けていただきたい」

www.sankei.com(2021/8/10)

 

 

丸川大臣は、「不要不急は、各個人が自分で決めるもの」と言う。

西村大臣は、「里帰りして、親族や友人と集まるのは絶対止めろ」と言う。

両者のコメントは、矛盾する内容に見えなくもない。

なぜならば、

「不要不急かどうかは、自分で決めろと言う。
ならば、里帰りで会合をやるかどうかは、自分で決めてよいということだ。
政府の依頼など知らん」

という理屈が通ってしまうから。ネット上では、そういうコメントが散見されますね。

 

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ただ、冷静に考えると…

丸川大臣と西村大臣のコメントは、支離滅裂な組み合わせではありません。

 

丸川大臣のコメントは、「政府は行動制限しないから、自分で決めろ」という意味。

西村大臣のコメントは、「大人数で集まるのを止めろ」という意味。

 

里帰りしても、大人数で集まるイベントを避けるのは可能です。

これまでも「三密回避」ということで、会合を避ける呼びかけはありました。感染力の強いデルタ株が相手なら、尚更気を付けねばならない。

会合の場を設けるも設けないも、参加するもしないも、最終的には自分で決めることです。病気で苦しむのは、自分ですからね。

 

にもかかわらず、なぜ国民の間から「支離滅裂」という意見が出るのか?

その原因は、「日本政府による、これまでの不誠実な対応に嫌気がさしているから」というものでしょう。

簡単に言えば、「頭に血が上って、冷静さを欠いた状態になっている」ということ。

 

質問に真正面から答えない。

予想が外れたり、対策の効果が薄かったりしても、原因究明や反省をやらない。

返答に困れば、「いずれにしても」「適切に」等の文言でゴリ押し。

国民に「出歩くな」「会合するな」と言っておきながら、自分達は派手にやっていることがバレて炎上。

…その他もろもろ。

これまでの日本政府が、上記の様な支離滅裂行動をとっている為に、国民の間にストレスや不満が充満しています。故に、政府が何を言っても、国民は「お前が言うな」という段階で考えを止めてしまう。

一度このサイクルに入ると、抜け出すのは相当困難です。筆者の中には、対応策が見当たりません。

 

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政府は国民を舐めており、その油断が中途半端な対応を招いて、国民の怒りをかった。そのツケが、今の「お前が言うな」という風潮を招いている。これは間違いないでしょう。

「五輪で国民は熱狂し、コロナ対策の後手後手など忘れる」という考えがミエミエだったのも、怒りをブーストさせる要因でした。悪手の連続。

www.nishinippon.co.jp(2021/8/11)

 

ここまで来れば、以前やった「10万円配付」程度では焼け石に水。

国民から、「行動が遅い」「金額が少ない」「選挙対策で言うだけ。どうせ配らない」と思われて終了でしょう。

 

国会中継や記者会見を、国民は見ているのです。

政治家の目の前には、報道機関の人間しかいなくとも、マイクやカメラの向こうには、国民の目や耳があるのです。

質疑応答をゴリ押す場面ばかりでは、その場はよくても・後で回復不能なダメージとなって返ってくるのです。

 

もう、取り返しがつかない。

 

 

--------------(記事了)--------------