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【今週のお題】自由研究は、結果の前に過程

今週のお題「自由研究」より~

 

自由研究。

「夏休みの宿題」という話題に、ほぼ必ず出て来る定番のネタです。

で、かなり多くの方が、「何をやればいいか分からない」と悩むネタでもある。学習ドリル等とは違い、正答が存在しませんからね。

 

ただ、じっくり考えると、かなりの高確率で「自由研究ほど楽しいものはない」という結論に達します。

悩む方が多いのは、単に「慣れていないだけ」です。頭を慣らせば、かなり興味深い課題だと思うでしょう。

 

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そもそも自由研究は、「解答に辿り着けさえすればいいもの」ではありません。

「解答に辿り着くまでの道のり」を重視する課題です。

スタート、ゴール、ルート、チェックポイント。その全てを自分で設定できるという、自由度の高い課題。故に「自由研究」という名前がついています。

 

なぜ、そのテーマを選んだのか?
どういう調査方法を採用したのか?
調査の結果、どんな情報が集まったのか?
最終的に、得られる結論は何か?

この流れがシッカリ組みあがっていれば、結論の高尚さ云々は二の次。学ぶべきは、「ゴールに辿り着く継続力」であり、ゴールの価値そのものではありません。結論よりも過程が大事。

 

故に、重要視されるのは、「過程を文章化できるかどうか」ということ。

なぜそう思ったか、何をどうやって調べたか、わかったこと・できたものは何か…等々。これを文章にして示せるかどうかが、成否の分かれ目です。

 

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それでもなお、「何をやればいいか、分からない」と悩む方がいたならば、筆者はこう言います。

「好きなものを、取り上げればよい」

 

例えば、こんなテーマはどうでしょう。

「ドラえもんの秘密道具が、どこまで現実のものになったか?」

お子さんであれば、ドラえもん好きな方は多いでしょう。取っ付き易いテーマではないかと。

実は筆者も、このテーマで記事を書いたことがあります。

tenamaka26.hatenablog.com

 

ドラえもんが、22世紀から持ってきた、数々のアイテム。

それらをザッと見渡してみると、「連載当時は夢の道具だったけれど、今では普通に存在する」という品物が多い。

その手の秘密道具について、調査したのが上記記事です。

 

調べようと思った切っ掛けは、実に単純。

たまたま読んだ秘密道具の特集記事の中に、「あれ? この秘密道具、電器屋で見た気がする」と思う品物が混ざっていたから。本当にそれだけです。

実際に調べてみると、実用化レベルに至っている品物が非常に多かった。驚きました。

 

ちなみに、上記記事で扱ったモノの一覧は、以下。

◆宇宙空港
◆全天周囲スクリーンの映画館
◆農場ビル
◆出前テレビ
◆マラソンベルト
◆透き通ったり壁になったりする窓
◆100インチ立体カラーワイドテレビ
◆「身体に樹脂を吹き付けるタイプ」の服
◆「空気石鹸」が噴き出す浴室
◆ロボット工場

これらについて、「試作品のサンプル動画」や「市販品の購入先リンク」を探してまとめ、ひとつの記事としました。

漫画の作者「藤子・F・不二雄」氏の想像を超える発展を見せた、現実世界。そのギャップを追いかけるというテーマは、実に興味深い。

 

上記記事をもっと発展させるとすれば、「次に商品化されそうな秘密道具は、一体何か?」という方向に持っていけますね。

そうなると、現在の最先端技術について調査する必要が出てきます。理系の雑誌や特集記事を探す為、子供さんが図書館に行ったり・ネットを検索したりする。立派な自由研究です。

 

好きこそものの上手なれ。

 

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但し、いくら「好きなモノを追求していい」といっても、無制限ではありません。

気にしなければいけない境界線は、存在します。

 

例えば、「一定のルールが、前もって決められている場合」等がそうです。

テーマの範囲が決められている場合は、そのテーマの中で好きなものを探し、自由研究のネタにする。その場合でも、「昆虫について」「動物について」「工場について」といった具合に、ある程度のザックリ感は確保されているでしょう。

「選択できる範囲」が確保されていて、それなりの自由度が存在する場合は、その範囲から逸脱するのはNG。ルールは守りましょう。

 

また、以下の条件に該当するテーマは、常識的に考えて駄目です。

◆違法行為へ繋がるもの。
◆事故発生リスクが高いもの。
◆心身を病む可能性が高いもの。
◆他人を不快にさせ易いもの。(例:意味もなくモノを粗末にする)

こういうテーマは、止めた方がいい。

 

逆に、上記の危険性が認められないものは、取り上げてみればよいのです。

「気になったネタ」であれば、その時点で調べる価値がある。

 

ゲームやヒーローの元ネタを調べるのもいい。

神話に辿り着いたり、生物学的にどうこうという話になったりするかも知れないので。

 

参加したイベントの記録をまとめたり、近所の名所を訪ねて取材するのもいい。いわゆる「フィールドワーク」みたいなものです。

遺跡調査、神社仏閣のルーツを探る、化石の発掘体験をするなど、実際に体験したネタは強い。

 

「ポイントの貯まる、お得な買い物の仕方」でもいい。

「近所の底値表」を作ってもいい。

創作料理のレシピでもいい。

生活に密着したテーマでも、自由研究のネタになります。

子供さんが興味を持ったネタで、ルール違反がなさそうなものであれば、どんどん取り上げればよい。

 

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意外に見落とし易い重要点は、実は親御さんの側にあります。

それは、「親が、研究というものをどれだけ理解しているか」ということ。

 

親が子供に向かって、「それが何の役に立つんだ?」という”結果のみ”を考える発言をするのは、最もやっていはいけない行為です。

お子さんが「バカにされた」「怒られた」と感じたが最後、モチベーションが戻らないと思ってください。

 

研究は、「こうしたらうまくいきませんでした」という結論もアリなのです。

一見すると無意味なものかもしれませんが、「失敗例を具体化した」という意味で、非常に有益なのです。

その結論を使えば、今後失敗する確率を下げ、成功確率を上げるのです。

 

モノは考えよう。大抵のモノは、使い方次第で役に立つのです。

自由研究で子供さんが学ぶのは、「テーマを設定し、調査し、分析する方法」です。有益な結果が出なくとも、方法を学べば大成功なのです。

その点を理解しないと、お子さんはヤル気を失います。

 

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アイデアを借りてきてもいい。

「自由研究のアイデア集」みたいな本を読んでもいい。

全部丸パクリでなければ、とりあえずはOKです。前に進む切っ掛けを貰えたなら、それでヨシ。

 

大事なのは、自分で課題を発見し、自分で調べて、自分で結論を出し、他者に説明すること。

この過程を学ぶのが、自由研究の最大目的です。

情報を探し・掘り下げて・まとめる体験が出来れば、万々歳なのですよ。

 

 

-----------------(記事了)-----------------