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【新型コロナウイルスの話】「3ヶ月前の大阪」が、東京に忍び寄る

日本国内の、新型コロナウイルス検査陽性者(いわゆる感染者とされる人)が、かなりの勢いで増えています。

特に酷いのは、東京を中心とする首都圏。次いで大阪を中心とする関西圏。

感染力の強いデルタ株の話が出てきてから、筆者は「日本でも感染者が増えるだろうな」と考えていましたが…その通りになっています。

www3.nhk.or.jp(2021/7/29)

news.tbs.co.jp(2021/7/29)

 

ただ、誤解してはいけないのは、「検査で陽性になった者は、全員がウイルスに感染して具合が悪くなる…と決まったワケじゃないという点。

これも、以前から言われている話です。

 

検査には、「偽陽性」「偽陰性」という誤検知が付き纏います。精度100%というものは、今の所見当たらない。

仮に症状が出たとしても、個人差が非常に大きい。亡くなる方もいれば、ほぼ症状のない人もいる。

 

まぁ、検査で陽性が出ないに越したことはないのですが…

数字の裏側を考えずに鵜呑み&一喜一憂するのも、また問題です。煽りに乗せられては駄目。

 

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他方、感染者増加の勢いが弱くならない限り、あちこちに問題が生じます。これは確実。

特に、医療関係者への影響は甚大です。病院がパンクし、医療崩壊が起こりかねない。

mainichi.jp(2021/7/28)

 

日本でも、医療崩壊は起きました。今年の5月、大阪で。

保健所との連絡が途絶え、家を病院代わりにせざるを得ない。そんな状況が、つい3ヶ月前に発生しているのです。

news.tv-asahi.co.jp(2021/5/2)

 

緊急事態宣言が出ている4都府県の中で、特に医療体制が危機的な状況に陥っている大阪では、自宅療養者が「重症化」するケースが相次いでいます。

入院する必要があるにも関わらず、入院できない…事態は深刻さを増しています。

 

▽自宅がまるで“病室”


看護師「失礼します」「お邪魔します」

すでに医療現場が限界を越えている大阪で、新型コロナの自宅療養者への往診を行っている病院があります。

 

看護師「ちょっと酸素測っておこうか。あと血圧も一緒に見ていきましょう」「保健所から毎日状態確認の電話は?」

患者の女性「ないですね」

看護師「よし、点滴しよう」

 

点滴袋をハンガーにかけ、自宅がまさに病室と化しています。

ぜんそくの持病を持つ40代の女性。ここ数日、吐き気や下痢の症状がひどく食事もとれないため入院を希望しましたが、保健所から「難しい」と告げられたそうです。

▽「呼吸不全」でも入院できず


こちらはホテルでの療養中に病状が悪化した30代の女性。

血液中の酸素飽和度を測ると…90%まで低下しアラーム音が鳴ります。

呼吸不全が起きていて、入院が必要とされる数値です。

 

ホテル療養中の女性(30代)

「それも(看護師に)報告はしているんですが、特に何か動きがあるわけでもありません

「ずっと胃が気持ち悪くて、数日前からご飯を全く食べられていない状態です。ゼリー飲料は、数日前に少し飲みましたけど、それも気持ち悪くてきのう、おとといくらいから飲んでいません」

「できれば点滴をしたり、治療をちゃんと受けたいです」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000214879.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの

 

上記の様な惨状は、これからも起こり得ます。

元々、日本の「対コロナ医療体制」には弱点が多い。設備が整っている病院が少なかったり、患者の地域間搬送に難点があったり…等々。

故に、一気に患者が増えると、一撃必殺でパンクし易いのです。

 

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勿論、行政サイドも事情を分かっていて、動き始めています。

ただ、相手が目に見えないウイルス。しかも従来より感染力の強い「デルタ株」です。

先行きは見通せません。行政に過剰な期待を寄せるのも、ちょっと酷な話かと。

www.asahi.com(2021/7/29)

 

結局のところ、我々一般市民にできる対策は、限られています。

ワクチン接種も策のひとつですが、それだけで十分と言い切れない。従来通りの「マスク着用」「混雑を避ける」「手洗いの徹底」も欠かせません。

新株が次々に登場する昨今。集団免疫獲得も困難になりつつある…という話も出てきましたし。

jp.reuters.com(2021/7/29)

 

とりあえずは、東京五輪の勢いに浮かれて、あちこちフラフラ出かけないことが重要です。

そして、今年秋までに行われる衆議院議員選挙で、しっかりと考えてから投票すること。これも重要。

 

有権者が「誰が議員をやっても、どうせ同じ」として投票に行かず、不祥事議員がのさばり易い雰囲気をつくってしまった。それこそが、コロナ蔓延の最大要因です。

ちゃんと仕事しなければ、情け容赦なくクビを切られる。

縁故やシガラミだけでは、議員を続けられない。

こういった風潮が出来上がった時に、後手後手の対策が消滅し、有効な手段を早めに打てるのです。

 

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現状から考えるに…コロナ騒動は、あと1年以上は続くでしょう。もっとかかるかもしれない。

そうなると、次の選挙結果がどうなるかで、日本の進む道が大きく変わります。

 

新規感染者数がどうこうの話だけでなく、「次の選挙でどういう票を投じるか」という話を、今からでも始めておくべきです。

有権者が考えるのを怠けたツケは、結局のところ有権者に返ってくるのです。

この教訓は、コロナ騒動で得た「数少ない恩恵」のひとつ。

 

 

--------------(記事了)--------------