「暑い時期に、熱いものや辛いものを食べると、暑気払いになる」
昔から、よく言われていることです。
要は、「体温が上がる食べ物を食べれば、外気の暑さが気にならなくなる」という、一種の気分転換みたいなもんです。
ただ、これが結構効果的。ほんの少しではありますが、暑さが和らぎます。
エアコンの無い時代は、こうやって暑い時期を乗り越えていたのでしょう。
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今年の夏も、やっぱり暑い。
そこで一発暑気払い…ということで、辛い食べ物を入手しました。
商品名は、「激辛マニア 禁断の唐辛子味」です。
「激辛マニア 禁断の唐辛子味」(以下「激辛マニア」と表記)は、ジャパンフリトレーから発売されているスナック菓子。
ジャパンフリトレーは、製菓大手・カルビーの子会社です。が、元々はアメリカの会社。「ドリトス」や「チートス」等のスナック菓子が有名ですね。
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「激辛マニア」は、「チートス」に似た形。トウモロコシを主成分とした、細長い形状のスナック菓子です。
食感が軽く、食べ易い。
しかし、チートスほど優しい味ではありません。
名前に「禁断の唐辛子」という文言があります。その名の通り、強烈に辛い。
有名唐辛子「ハバネロ」の3倍のカプサイシンが含まれる、国産激辛唐辛子「辛富士」を使った…という謳い文句です。
「菓子を掴んだ手で、目を擦ると危険」というレベルらしい。
筆者は、ハバネロの菓子を食べた経験が豊富ではなく、「ハバネロの3倍のカプサイシン」が何を意味するのか深く考えないまま、この商品を購入しました。
家に持って帰り、その日のうちにビールと一緒に頂きました。
食べた時の感想は、チートスと同じ。「軽い食感で、サクサクしてるな」くらいのもの。
が、ワンテンポ遅れて辛みが口の中に。いや、辛いというより、熱い&痛い。
舌の感覚が麻痺して、ビールを飲んでも直ぐに中和されない。咳き込むほどではありませんでしたが、5~10分くらいは口内が奇妙な感覚に。
とても一気に平らげることはできず、何時間もかけてチビチビと一袋を頂きました。
「ハバネロの3倍」が意味するところを、完全に舐めてました。
ただ、各自に暑気払いにはなりましたね。
菓子を食べた後、体温が上がった感じがしました。
「激辛マニア」恐るべし。
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「激辛マニア」を食べきって、「これで少しは”辛いもの耐性”がアップしたかな?」と思った筆者。
しかし、世の中は広い。「激辛マニア」に寄せられたレビューを眺めていると、
「以前より、辛さが控えめになった」
「初心者にも優しい味に調整された」
「暴力的な辛さが懐かしい」
という文言がチラホラ。
どうやら、昔はもっと辛かった模様。
筆者は、まだまだ「辛いもの初心者」ですねぇ。
いい機会ですから、「Amazonで売っている辛い品の中で、最も辛そうなものは何か?」と思い、探してみました。
と、以下の商品を発見。商品名は、「ブレアーズ サドンデスソース・ジョロキア」。
名前に「ジョロキア」とありますが、これも「ハバネロ」と同じく唐辛子の品種名。
そして、ジョロキアの方が辛さは上。諸説ありますが、「最大値で、ハバネロの10倍は辛い」と言われています。
そうなると、ラベルのドクロマークが意味深に見えてきます。
「サドンデス(突然死)」という言葉も、ひょっとしたら伊達ではないのかも…。
辛いもの初心者である筆者は、怖くて手が出せません。
上級者の方は、こういうのを求めているのか…?
本当に世の中は広く、深いですねぇ。
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