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【映画と炎上の話】100ワニ映画レビューも、大炎上へ

『100日後に死ぬワニ』

この漫画作品の名前を、一度でも耳にした方は、結構多いのではないでしょうか?

当ブログでも、何度か記事にしています。

100日後に死ぬワニ (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)(提供:Amazon)

 

この『100日後に死ぬワニ』が、『100日間生きたワニ』と名を変え、劇場版アニメになりました。

昨日・7月9日に、一般公開が始まったばかりです。

100wani-movie.com(20201/7/10閲覧)

 

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ただ…

『100日後に死ぬワニ』といえば、結構な炎上騒動で話題になった漫画でもあります。

現在では、最盛期に比べて炎の勢いは弱まっていますが…残念ながら、完全鎮火には至らず。

 

その残り火が、劇場版公開という節目で勢いを増し、再び炎上中。

各種レビューサイトで、辛辣な意見が飛び交っています。

www.j-cast.com(20201/7/8)

 

2021年7月9日公開予定の映画「100日間生きたワニ」をめぐり、映画レビューサイトで荒らし行為が横行している。

 

まだ映画を観ていないにもかかわらず、作品について低評価投稿を繰り返す愉快犯が多いとみられ、ドワンゴ専務取締役COOの栗田穣崇氏も苦言を呈している。

 

「100日間生きたワニ」は、漫画家のきくちゆうき氏がツイッターで連載した4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」を原作としたアニメーション映画だ。

原作の4コマ漫画は、きくち氏のツイッターアカウントで19年12月から20年3月まで、100日間にわたって連載され話題を呼んだ。

 

ただ、最終回の掲載直後に書籍化・映画化・グッズ展開などの発表があったことなどから、一部で批判が起きる事態となっていた。

こうした背景もあって、映画レビューサイトでの「荒らし行為」が起きたとみられる。

https://www.j-cast.com/2021/07/08415721.html?p=allより。改行は筆者によるもの)

 

まだ映画が公開されていないのに、「面白くない」「最低映画」「時間の無駄」という類のレビューが、映画情報サイト等で複数出現。

一般公開される前なので、一般人は鑑賞できない筈。関係者は事前に観るでしょうが、炎上させても損にしかならないので、恐らく炎上ネタを書き込まないでしょう。

そうなると、「一般の人で、原作漫画を嫌っている人」「一般の人で、炎上騒動を楽しんでいる人」が、否定的意見を書き込んでいる。こうなります。

 

まぁ、犯罪とまではいえないでしょうが…

正直、あまり同意できませんね。

 

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が、筆者は「プロモーションしている側」にも、脇の甘い点があったと考えます。

と申しますのは、「こうなることは予想できたのに、ガードが甘かったんじゃないですか?」と言える余地があるから。

 

『100日後に死ぬワニ』は、近年稀に見る炎上騒動を起こしました。

あの騒動が鎮火したか?…といえば、そうではない。残り火はありましたね。

 

にもかかわらず、作品公開前に点数をつけたり・レビューを書き込めたりできるサイトへ、映画の情報を出していた。これは迂闊です。

見ていない人でも書ける状態にしておけば、「見てもいない状況で意見を書いてね」と宣言しているに等しい。かなり不用心ですね。

通常であれば、「作品への期待」を書き込む人が出て来るでしょう。しかし、『100日後に死ぬワニ』は違います。炎上の残り火がある。

炎上騒動に納得していない方々が、否定的意見を書き込みに来ることは、容易に想像できます。

 

せめて、「初公開が終わった時間にタイマーをセットしておいて、自動的に書き込み機能解放」とするべきでした。

これなら炎上開始時期を後にズラせる。「見てもいないのに叩く」という状況には、ならなかったでしょう。

 

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そもそも、『100日後に死ぬワニ』が炎上した理由は、プロモーションのまずさにあったのです。

今回も、プロモーション側の脇が甘い。さほど改善されていない。

 

『100日後に死ぬワニ』の原作漫画は、ツイッターと物語を連動させ、見事な演出で人気を集めました。ここは素直に凄い。

マズかったのは、原作が完結した直後に噴出した、分かり易い下心。

主要人物の死という悲しいシーンが描かれた後、突然「グッズ出るよ!」「コラボ企画あるよ!」と捲し立てたこと。

金儲けする気マンマンの光景を前に、客は興醒めです。これは商売する側の大失敗。

 

制作サイドも慈善事業でやっているワケじゃないので、収益化に走るのは当然です。そこは分かる。

が、やり方が露骨に過ぎる。あまりの段取りの良さに、「これ、かなり前から入念に仕込まれた企画なのでは?」「ヤラセに近い感じ?」という疑惑も呼んで、更に大炎上。

こういう失敗があったのに、今回の事前レビュー騒動でもガードが甘かった。準備不足ですね。

 

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筆者は、煽り愉快犯を擁護しません。

しかし、プロモーションする側のガードが甘いのは問題です。

貴重品を守るガードマンが、油断しまくって気を抜いているのと同じ。

 

現在、『100日後に死ぬワニ』の映画『100日間生きたワニ』は一般公開されており、「実際に観た」という方が増えています。

各種映画レビューサイトにも、「鑑賞前の煽り」ではなく「観た後の感想」が増えていますが…悲しいかな、評価が低い。

この調子だと、『鬼滅の刃』『シン・エヴァンゲリオン』等には、到底追い付けないでしょう。

 

エンタメの面白さは、観客の好き嫌いで決めていいもの。

その好き嫌いを、ネットという「超強力な拡散ツール」でばら撒かれた場合、影響は甚大。

良い方向に行けば、集客力倍増。悪い方向に行けば、全方位からフルボッコ。どちらに転ぶかは、世間の風次第。

 

ネットを宣伝媒体とする時点で、その覚悟を持たねばならない。

無名だろうと有名だろうと、同人だろうと巨大エンタメ企業であろうと、平等に覚悟を持たねばならない。

何ともシビアな状況ですし、殿様商売が困難になったともいえます。これも時代の流れですね。

 

 

-----------------(記事了)-----------------