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【今週のお題】中二病・欲張りセット

今週のお題「一気読みした漫画」より~

 

「一気読み」となると、あまり長い作品では難しい。

ホドホドの長さで、しかも完結済みでないと、一気には読めません。

 

そうすると、筆者がパッと思いつくのは…『犬神』ですね。

1996年から連載された作品で、既に完結済み。コミックスは全14巻。

作者は、『鬼畜島』等で知られる漫画家「外薗昌也(ほかぞの・まさや)」先生です。

 

犬神(1) (アフタヌーンコミックス)(提供:Amazon)

 

『犬神』の特徴を一言で表現すれば、「ミステリー要素強めの、モンスターパニック」といったところ。

人の言葉を理解&使いこなす知能と、並外れた生命力・戦闘力を持った犬「23(にじゅうさん)」。この犬を中心にして起こる、人類滅亡の危機を描いた作品です。

 

モンスターものですから、「怪物が、人間の首を飛ばす」というシーンがテンコ盛り。血が苦手な方はちょっと…という作風なので、そこは用心です。

しかし、モンスターものやミステリーものが好きな方には、この上なく喜んで頂けるであろう名作。

 

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更に言えば、『犬神』は「オカルト好きな方」にもウケが良さそうな作品です。

 

『犬神』には、いくつかの「元ネタ」が存在します。

この元ネタの面子が、何ともオカルトマニアの心をくすぐるものばかり。

 

例えば、『新世紀エヴァンゲリオン』等でも御馴染み、「セフィロトの樹」が登場します。

ネタの仕入れ先は、ユダヤ教(旧約聖書)です。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 セフィロトビッグタオル(提供:Amazon)

 

日本神話からも、ネタを貰っています。

『孔雀王』や『呪術廻戦』にも出てくる、日本神話内の有名フレーズ、「布瑠部・由良由良止・布瑠部(ふるべ・ゆらゆらと・ふるべ)」。これは、死者を呼び戻すといわれる「布瑠の言(ふるのこと)」です。

『犬神』内では、かなり重要なネタとして使われています。

 

平安時代に成立したとされる『今昔物語集』からも、ネタを貰っていますね。

この書物は、安倍晴明や弘法大師などが登場する文献。オカルトとの相性が良い。

今昔物語集 全4冊セット (岩波文庫)(提供:Amazon)

 

上記の他にも、『犬神』内で使われているネタの出所は様々。

かの有名な『ヨハネの黙示録』も出てきます。

そのラインナップは、「中二病・欲張りセット」とでも言うべき豪華なもの。

 

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これら「元ネタ」の意味するところを知っていれば、『犬神』の面白さは数倍に跳ね上がります。

なぜならば、「元ネタの意味するものが、物語の伏線になっているから」ですね。

 

『新世紀エヴァンゲリオン』が、その典型例。

なぜあの巨大兵器が「エヴァ」という名前なのか…等々は、元ネタを知っていれば推理可能。

SFアニメでありながら、謎解き要素も豊富。故に大人気作品となりました。

 

『犬神』も同様です。

元ネタを手掛かりにして、物語の展開を推理可能。

ここが、「モンスターパニックやホラー愛好家だけでなく、ミステリー好きな方にも好まれる」というところです。

謎が徐々に解き明かされていく展開に、ズッポリと引き込まれてしまう。

その勢いで、全14巻を一気読みしてしまうでしょう。

 

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なお、余談ですが…。

『犬神』には、2つのリメイク作品が存在します。

 

ひとつは、外薗先生の手による加筆修正版『犬神・改』。

もうひとつは、外薗先生原作・志水アキ先生作画の大幅リメイク作品『犬神Re』。

元祖『犬神』を読破された方は、こちらの作品も是非どうぞ。

犬神・改 電子版 (1) (リイドカフェコミックス)  犬神Re (1) (ソノラマ+コミックス)
(提供:Amazon)

manga.line.me

 

 

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