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【東京五輪と新型コロナの話】どう考えても、ワクチン接種が間に合わないのでは?

昨日、新型コロナウイルス対策のひとつ「緊急事態宣言」の解除について、菅総理が記者会見を開きました。

www.youtube.com(2021/6/17)

 

この展開、正直言って「読めていた」。こう考える人は多いでしょう。

なぜなら、東京五輪が近い為です。

開会式の日に解除するのでは、全く間に合わない。前準備が沢山ありますからね。スケジュール的に、「解除」と言わざるを得ない状況。

mainichi.jp(2021/6/17)

 

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ただ、「宣言解除ですよ」と言って、ウイルスが素直に従ってくれるワケがない。

今後も、感染の恐れは存在します。

 

感染拡大と重症化防止。この両方に効果的なのは、やはりワクチン接種。

日本国内でのワクチン接種は、着実に進んでいます。が、まだ先は長い。

よく聞く話として、「人口の60%の者が免疫を持っていれば、その地域での感染拡大を防げる」というものがあります。いわゆる「集団免疫」というヤツです。

 

オリンピックの開会前までに「集団免疫」が出来上がれば、安心度は格段に上がります。

しかし、計算すると…間に合う見込みが…ほぼゼロ。

 

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具体的な数を見てみましょう。

 

ワクチンの接種年齢は、12歳以上。

日本の人口統計データを見ると、現在の12歳以上の人口は、約1億1500万人。

集団免疫が成立するという「人口の60%」となると、約6900万人。この人数にワクチンを打てばOKとなります。

 

日本で接種が進むワクチンは、ファイザーとモデルナの品。

この両方とも、2回の接種が必要です。1回目の接種から3週間or4週間の間を空けて、2回目の接種。これで終了。

1回接種だけでも、かなり免疫がつくという話もあります。が、集団免疫どうこうの話をしたければ、説明書通りに2回接種。これが鉄則。

 

そう考えると、オリンピック開会の3週間前までに、約6900万人へ1回目のワクチン接種を済ませていないとNG。こうなりますね。

1回目を打たないと、2回目には行けないので。

 

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オリンピックの開会式予定日は、2021年7月23日。

その3週間前となると、2021年7月2日。

この記事を書いている本日の日付は、2021年6月18日。

残り時間は、約14日間

 

日本経済新聞「チャートで見る日本の接種状況」によると、昨日(2021年6月17日)までに1回目の接種を終えた人は、約2900万人

目標は約6900万人ですから、残りは約4000万人。

本日・6月18日の新規接種を仮に100万人としても、残りは約3900万人

 

約3900万人に対し、14日間で1回目のワクチン接種を完了する為には、1日当たり280万人へ接種しなければなりません。

上記日本経済新聞「チャートで見る日本の接種状況」によると、昨日(6月17日)だけで接種できた人数は、約123万。この中には、2回目接種の数も含まれているので、1回目接種の可能数は・1日当たり100万人だと考えます。政府が掲げた目標と同じ数です。

 

求められる数が、1日当たり280万人。

可能な数は、1日当たり100万人。

その差、マイナス180万人。これが14日間続けば、目標値からマイナス2500万人。

 

アクシデント発生を全く考慮に入れず、単純計算でもコレ。

2回接種が鉄則なのに、1回目の段階でコレ。

「安全安心」って何?…と、問い詰めたくなりますねぇ。

 

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なお、日本よりずっとワクチン接種が進んでいるイギリスでは、「感染の勢いが盛り返している」という報告もアリ。ロシアでも同傾向。

原因は、デルタ株(いわゆるインド変異株)です。

www3.nhk.or.jp(2021/6/18)

forbesjapan.com(2021/6/16)

www.news24.jp(2021/6/18)

18歳以上の約8割が新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終え、約6割が2回目の接種を完了したイギリスで、インド型の変異ウイルスが広がっている。

 

順調に規制を緩和してきたイギリスで異変が起きたのは、5月末のことだった。

2000人程度だった一日の感染者(イギリスは一日100万回検査を行う日もある)が一気に増え始め、6月17日の発表では1万1007人と、およそ4か月ぶりに1万人を超えた。

https://www.news24.jp/articles/2021/06/18/10891619.html

 

デルタ株は、従来の株よりも、感染力60%増し。

加えて、1回目のワクチン接種だけで予防できるのは、3割程度という低数値。

これが、「ワクチン接種が進んでいるのに、感染再拡大」という状況の原因とされています。

 

ただ、同記事内にて「2回目の接種を終えたら、予防効果が9割にまで上昇する」とも言及されています。ここは明るい話なのですが…。

先に述べた「日本における1回目のスケジュール」を考えると、目標までは程遠い。そこから更に2回目完了となれば、もっと程遠い。

 

デルタ株は、既に日本国内に侵入。市中感染も広がっています。

イギリスやロシアだけの話ではない。

www.mhlw.go.jp(2021/6/18閲覧)

www.nikkei.com(2021/6/18)

都は同日、新型コロナ感染者から抽出検査している変異ウイルスのインド型(デルタ株)の感染を新たに19人確認したと発表した。

1日当たりでは過去最多となった。

 

国立感染症研究所のゲノム解析による確認例と合わせると、都内ではこれまでに96人のインド型への感染が見つかっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC188NF0Y1A610C2000000/

 

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結局、現段階で我々が出来る策といえば、従来の予防法を続けることのみ。

マスク・手洗い・人ごみを避ける…等々。

 

ワクチン接種は、キャパシティ&スケジュール的に見て、五輪に間に合う見込みが激少。

しかし、打たないよりは打った方がいい。デルタ株相手でも、予防効果は低くて3割”も”あると考えれば、有効といえます。

あとは、「副作用を過剰に恐れ、リスクとのバランスを考えたがらない人」をどう説得するか?

 

残念ながら、説得する側の政府が、信用度ボロボロですので…ねぇ。

今迄も、「説明不足&説明する気ナシ」という場面が多々ありました。昨日の菅総理会見でも、「質問と答えが噛み合わない」「明確な回答ではない」というシーンがチラホラ。

今から信用度を上げるのは、ほぼ不可能。「ワクチンが効かなければ、私が責任を取る」みたいなことを言っても、もう聞く耳を持ってくれる人の方が少ない。

天網恢恢疎にして漏らさず。ツケは回ってくるモンですね。

 

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筆者は、高齢者ではありませんので、ワクチン接種の機会は相当後になるでしょう。

大規模接種会場では、高齢者以外にも接種可能になるとのことですが、場所が離れている為、お気軽には行けない。

 

しかし、もし打つ機会があれば、迷わず接種しようと考えています。

なぜなら、感染のリスクと、ワクチン副作用のリスクを天秤にかけた場合、感染を避ける方が重要だと考える為です。

自分が苦しむのも嫌ですが、周囲にまき散らすのはもっと嫌ですから。

 

筆者の知り合いには、「接種済みの医療関係者」が何人かいらっしゃいますが、皆さん元気。副作用も無かったとのこと。

かかりつけ医(ワクチン接種済み)の方にも相談しましたが、「接種しても構いません」とのこと。

既に、日本国内でも2900万人以上の方が接種済み。安全度は高いと考えます。

 

最終的に決めるのは、自分自身。

ワクチンを疑う方に無理矢理接種しても、精神的なダメージで具合が悪くなれば、本末転倒ですから。

リスクと利益を考え、勝る方をとればいい。ただそれだけ。

 

 

--------------(記事了)--------------