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【公文書改ざんの話】関東地方のメディアが忘れたとしても、関西地方のメディアは忘れてはいけない。それが森友問題

森友学園問題。

この言葉、覚えていらっしゃる方は…まだ多いのではないでしょうか?

盛んに騒がれたのは、2017~2018年頃。現在も騒動は継続中であり、完全解決には至っていません。

 

問題の内容を簡単に申せば、

◆学校法人「森友学園」が、国の土地を格安で購入。相場のおよそ8割引き。
◆この取引に対し、「安倍晋三・前首相or妻の安倍昭恵氏が関与したのでは?」という疑惑が浮上。国会でも取り上げられた。買い手の籠池泰典氏が、国会に証人喚問される場面も。
◆調査が進むにつれ、「取引に関する公文書が、意図的に改ざんされたのではないか?」という話も出てきた。
◆調査の結果、改ざんが発覚。当時の担当者であった佐川宣寿・元国税庁長官が追求され、辞職。
◆その後、改ざんに関わった公務員が取り調べを受けるも、ことごとく不起訴となる。

こんな感じです。

vdata.nikkei.com(2018/5/23)

 

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この問題の最中、自らの命を絶ってしまった方がいらっしゃいます。

近畿財務局にて、「森友学園の関連文書を改ざんしろ」と上司から命じられ、良心の呵責に耐え切れずに亡くなった職員、赤木俊夫さんです。

 

赤木さんには、奥さんがいらっしゃいます。

その奥さんが、民事裁判で関係者を訴えています。

裁判手続きは、現在も進行中。先日、経過が報じられました。

www.mbs.jp(2021/5/12)

 

森友学園への国有地売却を巡る財務省の公文書改ざん問題。

 

自殺した近畿財務局の元職員が作成した『赤木ファイル』について、5月12日に行われた協議で、国は6月23日までには提出するとした一方で、マスキングの範囲やファイルの保管場所など詳細については言及しませんでした。

 

 

学校法人森友学園をめぐる、財務省の公文書改ざん問題。

5月12日、裁判の進め方を話し合う非公開の協議が開かれました。

 

(赤木雅子さん 5月12日)

「こんな対応をされるんだということで、とても悲しい思い、気持ちになりました。(国は)一切、真正面には向いてくれない」

 

自殺した近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)。

妻の雅子さんは俊夫さんが自殺したのは、『公文書の改ざんを強いられたからだ』として、国と当時の財務省理財局長・佐川宣寿氏に対して、約1億1000万円の損害賠償を求める裁判を起こしています。

 

雅子さんが国に提出を求めていたのが、俊夫さんが改ざんの経緯を記した、いわゆる『赤木ファイル』です。

これまでの裁判で国は“探索中”だとしてファイルの有無について明らかにしていませんでした。

しかし、5月6日、一転してその存在を認めました。

 

一方、ファイルの開示について国は、『公務秘密文書に該当する情報が含まれている恐れがあることから、できる限り狭い範囲でマスキング処理を行う』としていました。

 

雅子さんの弁護士によりますと、5月12日の協議の場で、国は6月23日の裁判までにはファイルを提出するとした一方で、“マスキングの具体的な範囲”や“いつどこでファイルが確認されたか”など詳細については言及しなかったということです。

 

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210512/GE00038238.shtmlより。改行は筆者によるもの)

 

赤木俊夫さんは、死ぬ前に、事件の詳細を記したレポートを残していらっしゃいました。これは「赤木ファイル」と呼称されています。

 

その「赤木ファイル」について問われた、諸問題の最高責任省庁「財務省」の関係者。

最初は「裁判に関係無い」とか「あるかどうか分からない」等の曖昧な話を出してきましたが、裁判所から提出する様に促され、渋々存在を認めました。

 

しかし、全文開示する気は無さそう。

酷い黒塗り文書と化した「赤木ファイル」が出て来るかも?

その黒塗り具合がどの程度かは、今後の財務省次第。もっと言えば、財務省の良心次第。

 

まぁ、恐らくは酷い状況で提出されるのでしょう。

そもそも、改ざんを進めたのは財務省サイド。国税庁長官までが関与していた為、自浄作用は期待できない。

いや、財務省だけではない。森友問題に詳しそうな「安倍昭恵氏の付き人」である公務員さんは、問題が大きくなり始めたら急に海外転勤になりましたからね。

現在は帰国し、出世したそうで。

bunshun.jp(2020/8/28)

 

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森友問題で追及を喰らった安倍晋三議員は、首相を辞めました。

改ざんの主とされた佐川宣寿氏は、辞職後に何をしているのか、全く報じられません。

ガンガン責めていた野党勢力も、興味を失ったのでしょうか。最近は静かなモンです。

 

しかし、改ざんがあったことは認定されました。

赤木俊夫さんの死も、嘘ではない。

「安倍氏が辞めたから終わり」というのは、お粗末です。

 

事件の舞台は、関西です。

筆者は関西人。森友問題は、関西のニュースで度々報じられ続けています。

「世間の興味が失われたから、無かったことに」的な風潮は、関東メディアにはあるのかも知れませんが、関西メディアにはあまりない。

 

事は、「公文書改ざん」という深刻な話です。

赤木ファイルは、その裏事情を解き明かす手掛かりになるでしょう。黒塗りを全面禁止で出して欲しいくらい。

 

ワイドショーが興味を無くしても、東京キー局が取り上げなくなっても、森友問題は徹底的に調べなければならない話です。

「記録が信用ならん国家」は、何もかも信用されない。そんな国は、遠からず滅びるので…ね。

 

 

--------------(記事了)--------------