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【ガンダムの話】中国共産党さん、そのガンダムはOKなのか?

先日、こんなニュースが流れました。

www.itmedia.co.jp(2021/4/30)

サンライズ上海は、中国・上海市の商業施設「ららぽーと上海金橋」前に建造していた高さ約18mの「実物大フリーダムガンダム立像」を4月28日に公開した。

日本ではバンダイが立像のガンプラなど関連商品の予約受付を始めている。

 

28日のららぽーと開業に合わせて公開した。

作中の設定と同じ頭頂高18.03m。

実物大ガンダム立像では初めて背中に大きな羽根を持ち、先端にはアニメには登場しなかった「ランディング・ギア」を備える。

カトキハジメ氏による新規マーキングデザインや30カ所の照明でリアルさを追求した。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/30/news087.htmlより。改行は筆者によるもの。以下同)

 

実物大のガンダム。

日本においては、既に存在しています。有名どころでは、「東京の実物大ユニコーンガンダム」や「横浜の動く実物大ファーストガンダム」等がありますね。

gundam-factory.net(2021/5/13閲覧)

 

中国で建設されたのは、2002年に放送された『機動戦士ガンダムSEED』の後半主役機、「ZGMF-X10A フリーダム」です。

強さと美しさを兼ね備えた機体であり、高い人気を誇るガンダムです。

中国では、ガンダム人気が物凄い。この機体がチョイスされたことも納得。

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しかし…大丈夫でしょうか。

日本では全然OKなんですが、中国共産党の支配する中国で、フリーダムを展示していいのでしょうか?

 

そう申しますのには、理由があります。

理由といっても、原作アニメを見ればすぐ分かることですが…。

 

フリーダムは、厳密に言えば「軍」の持ち物ではありません。

元々は、コロニー国家軍「ザフト」が開発した機体だったのですが、ザフトの敵対勢力に強奪されてしまった機体。

フリーダムを奪った勢力(主人公一派)は、どの陣営にも属さない独立勢力として活動します。いわば「テロリスト」に近いもの。

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テロリストは、その国を支配する勢力に敵対する集団です。中国でいえば、中国共産党に敵対する勢力。

中共は、面子を重んじる組織です。同時に、粗暴なまでに支配欲が強い組織。

その組織が、テロリストの機体を観光名所扱いにしても、全く何も言わない?

中国には「反テロ法」的なものがあり、テロ関連の動画を所持しただけで逮捕されることもあるのに…。

news.tv-asahi.co.jp(2021/4/12)

中国でテロ事件の動画などを個人的に収集していた大学生が公安当局に「反テロ法」違反の疑いで逮捕されました。

 

広西チワン族自治区の公安当局は2月、ネット上で入手した過去のテロ事件や過激派組織の宣伝など64本の動画や音声を所持していたとして男子大学生を「反テロ法」違反の疑いで逮捕しました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000212706.html

 

ここ最近は、「新疆ウイグル自治区」における弾圧や虐殺の口実として、中国共産党が「テロリストだから処罰した」という声明をよく出します。

テロリスト弾圧という名目は、中共の支配を強める道具に使われているのです。

www.cnn.co.jp(2021/4/23)

 

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そこに加えて、中共の検閲体制はえげつない。日本など可愛いものです。

海外ニュース放送時、「中共の都合に悪い部分」を遮断して視聴不可能にすることは朝飯前。ドキュメンタリーなんかも同様。

それどころか。「フィクションのアニメ作品」に対しても、厳しい注文をつける徹底ぶりです。

 

有名なところでは、「熊のプーさんが、習近平国家主席に似ているとされたので、検閲対象になった」という話もアリ。

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この話を、皮肉タップリのパロディにして制作されたアニメは、放送禁止になりました。

www.reuters.com(2019/10/9)

 

ニュースだろうとアニメだろうと、気に入らないものは排除する。

これが中国共産党。

 

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そんな中国共産党の支配する国で、「かっこいいテロリスト」を象徴する機体の、実物大オブジェを建設する。

よく通ったな…と驚きます。

恐らくは、許可した側が『ガンダムSEED』の内容をよく分かってないのでしょう。

 

しかし、内容が問題視される様であれば、「放送禁止」とされる恐れはあります。

これがチャイナリスク。

中国は人口が多く、市場として魅力はあります。が、中国共産党に因縁を付けられたが最後、潰されます。

 

『ガンダムSEED』が、そうならないことを祈るばかり。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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