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【タレント議員の話】「逆神」にならないことを祈ります

新型コロナ対策を筆頭に、「政治」「議員」へ注がれる視線が厳しくなる昨今。

国や地方を問わず、やらかした政治家への批判は強烈です。

「誰がやっても同じ」「政治に興味がない」という有権者は、減っていますね。

 

この厳しさに加え、今年は「秋までに衆議院議員が実施される」という状況の為、政治家サイドも必死です。

選挙スケジュールは、まだ決まっていません。しかし、既に街頭演説等の動きを活発化している政治家は多い。筆者の近所でも、街宣車が走り回っています。

戦いは、既に始まっている。

 

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現在の状況が発生したのは、ネット界隈の盛り上がりによるところが大きいでしょう。

国会のライブ中継、ツイッター等SNSでの論戦、個人ブログでの意見表明。これらが燃料となって、政治ネタを推す風潮が増しています。

 

そして、忘れてはならないのが「マスコミ報道の増加」。

いわゆる「ワイドショー」的な雑誌やテレビ番組でも、政治ネタを盛んに取り上げています。

「芸能人の不倫」といった話よりも、政治の話をトップに持ってくる媒体が増えています。購読者・視聴者の嗜好が、大きく変わった現れといえますね。

 

その流れに乗った「女性向け週刊誌」の最新号が、またひとつ発行されます。

記事の内容は、「芸能人と政治の合わせ技」に関するもの。いわゆる「タレント候補」「元芸能人である政治家に関する話です。

雑誌の名称は、「週刊女性」。

週刊女性 2021年 4月20日号 [雑誌](提供:Amazon)

www.jprime.jp(2021/4/7)

 

《比例で押し込まれるなんて裏口入学と一緒!》

《国会議員は売れなくなったタレントの再就職先ではない!》

元タレントの森下千里(39)が次期衆院選で宮城5区自民党枠からの出馬を目指していることが発表された。

これに対してネット上では冒頭のような非難の声が。

10月21日に衆議院議員の任期が満了となり、今年は必ず衆議院選挙が行われる政治決戦の年。

 

「東京五輪後と予想されていて、この春から各党は候補者の調整に入っています。

そもそも名古屋市出身の彼女がなぜ宮城県石巻市の選挙区なのか。

タレント候補が歓迎される時代はとうに終わったのに、国会議員のおじさんたちはいまだに女性タレントに鼻の下を伸ばしているっていうわけです。

そういういやらしい思惑が透けて見えるからなおさら嫌われるんだと思います」

と、全国紙政治部記者が解説する。

 

タレント議員がありがたがられていたのははるか昔の話。

'19年に行われた参議院選挙で出馬したタレント候補は元F1ドライバーの山本左近、元モーニング娘。の市井紗耶香、アカペラグループ『RAG FAIR』の奥村まさよし、漫才師のおしどりマコなど名前を聞いてもイマイチ、ピンとこない微妙なタレントは軒並み落選。

立憲民主党から比例代表で出馬した須藤元気がかろうじて当選という苦い結果に。

 

タレント議員が歓迎されないことにそろそろ気づいてほしいものだが……。

https://www.jprime.jp/articles/-/20525より。改行は筆者によるもの)

 

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タレント候補の強みは、「名前が知られている」という点。

逆に言えば、「名前が知られているだけ」です。

 

タレントであるという経歴は、使い方によって有利にも不利にもなる。今は、そういう時代。

「名前は知られているが、政治手腕や知識は未知数」という印象があると、選挙に関してはマイナス要因になります。

 

「歌や踊りが上手くても、それが政治の役に立つとは思えない」

「そういう人間を候補にする政党は、信用ならない」

こういう解釈を受ければ、当然ながら得票数は減ります。

 

政治家は、政治活動が仕事。芸事のスキルとは別物です。

難しい資格を持っているとか、秘書として活動した経験がある等々、政治活動の基礎となるものを持っていなければNG。

 

そして何より、法律の知識が求められます。

政治は、法律や条例に従って行われるもの。その手の知識に疎いタレント候補さんは、当選後にマトモな仕事はできない。そう考えた方がいいでしょう。

自分の意見を、法的な思考力ゼロで訴える者は、政治家ではありません。

 

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今年の衆院選でも、タレント候補が出て来るでしょう。上記に引用させて頂いた「週刊女性」の記事からも、その動きが窺えます。

恐らくは、タレント候補を「比例中位」あたりに入れて来る政党が多い筈。

タレントの名前で票を集め、政党側が「本当に当選させたい人」を当選させる。タレントは撒き餌に過ぎない。そんな光景は、数多ありました。

 

ただ、今は時代が違います。立候補者サイドの考えを改めないとマズイ。

考えをアップデートできない老害が多ければ、また同じことを繰り返す。その確率が高い。

タレントの知名度を利用して票を集めるつもりが、逆に嫌われて票に逃げられる。客寄せのつもりが、逆神となってしまう。

昨今の厳しい情勢から考えてみれば、「タレント候補の落選」や「タレント候補を推す政党の弱体化」の多発が目に浮かびます。

 

有権者も、昔に比べて政治に興味持つ人が増えています。馬鹿にしてはいけません。

タレント候補を立てるのは自由ですが、「政治や法律に造詣の深い方」であることが前提。

「ただ有名なだけ」で楽に当選するほど、今の世の中は呆けていない。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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