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【政治不信の話】「バレたら慌てて逃亡」の愚挙

ここ最近の政治関連ニュースで、特に騒がしいものといえば、ヤッパリあれ。

「総務省を中心とする、高額&過剰接待」についてですね。

 

役所は、民間組織に対する許認可権限を持っています。

要は、「これをやっちゃ駄目」とか「税金を使った事業を任せる」等の決定権を持っているのです。

その為、許認可に関して利害関係を持つ者と、決定権を有する役所・役人との癒着は絶対禁止。犯罪行為として逮捕される場合も多い。

 

また、「贈収賄の温床となる様な接触」も厳しく制限されています。

具体的な癒着行為が無くとも、業者と役所がズブズブになる様な接待行為は禁止。

国家公務員倫理規程」というルールが定められており、これに抵触すれば懲戒対象になります。接待の程度が酷い場合は、規程違反に止まらず、一気に贈収賄へ発展する可能性もある。

 

そんな過剰接待の話が、電波行政を司る「総務省」において問題になっています。

現在までに名前が出た主な企業は、番組制作や衛星放送事業を手掛ける「東北新社」と、日本最大級の通信会社「NTT」のふたつ。

www.nikkei.com(2021/3/11)

 

総務省幹部がNTTグループや東北新社の接待を受けた問題は、過去に繰り返された官民のなれ合いと似ている。

許認可や予算を握る省庁への接待は、これまで不正の温床だった。

飲食の届け出数をみると総務省は少なく、「接待隠し」が常態化していた疑念をはらむ。

 

菅義偉首相は9日、衆院本会議で接待問題に関して

「国民の信頼を大きく損なう事態になった。第三者も入れて客観性を担保し、事実関係の確認を徹底する」

と述べた。

 

民間との飲食は、官僚の自己申告に委ねている。

第三者や客観性をうたうのは、届け出制への信頼が失墜したからだ。

 

1998年の旧大蔵省の接待問題を受け、2000年に国家公務員倫理法と倫理規程ができた。

利害関係者からの「接待」を禁止し、割り勘の会食も利害関係者が相手なら自己負担1万円超は事前に届け出る。

 

17~19年度でこうした届け出の件数の合計を調べてみた。

最多は経済産業省の296件で農林水産省の254件が続く。防衛省は0件、総務省は1件だった。

 (https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE093SP0Z00C21A3000000/より。改行・強調等は筆者によるもの)

 

一食につき、ひとり当たり数万円以上の接待を受けていた総務省の役人。

しかし、ルールに定められた届け出が無かった。

「そこまで高額ではないと思っていた」とトボけていますが、そんな言い訳が通用するハズもない。

バレなければいいや…と舐めてかかり、現在の炎上騒動に至ったと見るのが普通です。

 

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この話を最初に報じたのは、かの有名な「週刊文春」です。

文春の策士なところは、「記事を一気に出すのではなく、何週間かに分けて出す」という点。

この方法を採ると、
「追求されている人物が、”私はやっていません”とトボケた後に、追い討ちをかけることが可能」
「追い討ちによって、相手に”嘘つき”という属性も加わり、ダメージが数倍に膨れ上がる」
「ニュースに関してダンマリ&無関係を装っている人物も、後で関係が明らかになって、火だるまになる」

という効果が上乗せされます。

恐るべし、文春。

www.asahi.com(2021/2/19)

www.sankei.com(2021/2/19)

www.tokyo-np.co.jp(2021/2/20)

bunshun.jp(2021/3/10)

 

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この問題には、現総理「菅義偉」議員の子息が、深く関わっています。

また、菅総理は「元・総務大臣」の経歴を持つ人。知らぬ・存ぜぬが通りにくい立場であることは明らか。

加えて、「高額接待を受けていた人物が、菅総理の側近だった」という話も加わり、かなり延焼していますね。

www3.nhk.or.jp(2021/3/1)

www.kantei.go.jp(2021/3/1)

www.chunichi.co.jp(2021/3/1)

 

一歩間違えば、贈収賄事件になりかねない話です。有耶無耶にするのはNG。

また、今年の秋までには、衆議院議員総選挙が実施されます。この過剰接待問題をキッチリ解決しなければ、自民党に更なる大ダメージを与え・議席を減らす可能性も大いにある。

 

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来週頭には、接待の当事者である「東北新社」の社長が、国会に参考人招致されます。

ハッキリした話が出て来るかは分かりませんが、まだまだ炎上は続きそう。

www.sankei.com(2021/3/12)

 

新型コロナへの対応や、中国共産党からの軍事侵攻対策などなど、政府の仕事は山積みの筈。

ここでトボケて追加燃料を注いでいる政府高官。その高官を「内閣人事局」で制御している政府首脳。

国民からどう思われているか?…言わずもがな。

 

 

--------------(記事了)--------------