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【地震予知の話】予知の利点は、「心構えができる」という点のみ

2011年に起こった「東日本大震災」から、もうすぐ10年。

コロナ禍で、様々なイベントが中止・縮小する中、何とか追悼行事をやろうと関係者の方が頑張っていらっしゃる様子。

皆様、お疲れ様です。

 

震災から10年が経過しようとしていますが…

あれだけの規模の地震災害です。未だに余震が続いています。

 

先月には、かなり大きな余震がありました。

余震で震度6強の揺れを観測するという、余震とは思えない大規模なもの。

大震災の残り火は、今もくすぶり続けています。

www.jiji.com(2021/2/15)

 

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日本は、世界有数の地震大国です。

いつ・どこで・どれだけの地震が起こるか?…ハッキリとは分かりません。

 

そういうモヤモヤした状況の中でも、「近々発生する」と言われているのが、南海トラフを震源とする地震です。

 

「南海トラフ」とは、駿河湾(静岡県)~四国沖~九州東方沖までを走る、海底のくぼみのことです。トラフがある場所の水深は、約4000メートル。

ここを震源とする大地震が、近々発生する。そう言われています。

 

そんな昨今、以下の様なニュースも報じられる状況に。

gendai.ismedia.jp(2021/3/6)

 

2月15日正午、伊豆諸島・三宅島の海岸に大量のイワシが約600mにわたって打ち上げられているのが発見された。

魚の死骸で真っ白に埋め尽くされた砂浜を目の当たりにして、住民たちは不安を隠せないでいる。

 

「近くのテトラポッドや岸壁にまでイワシが散乱していました。

死骸の異臭もひどかったです。

80年近く島に住んでいる方も、『ここまでの事態は初めてだ』と驚いていました。

今年になってから、海面に浮きあがるイワシの死骸を見かける頻度も増えています。

立て続けに起こった魚の異変は、大地震の前触れなのではないかと話す人も多いです」(三宅島の住民)

 

昨年、千葉県でも同じような異常現象が起こっている。

11月11日、九十九里浜で約40kmにわたってハマグリが大量に打ち上げられていたのが確認された。

しかも、その11日後には茨城県沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生している。

三宅島の住民が危機感を抱くのも無理はない。

 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80530より。改行は筆者によるもの)

 

何とも不気味な話。

上記記事を読んで、不安になる方も多いでしょう。

 

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しかし、こういう記事を読んで、イチイチ怖がっても仕方ありません。

ましてや、地震に関する「怪しい予言書」を買ったり、「予言者に会わせる」等と言って近づく団体関係者を相手にしてはいけない。

そういうのは、高確率で詐欺です。

人の不安に付け込んで、金品を巻き上げようとする詐欺。

引っかかってしまったら、金をドブに捨てるだけでは済まず、身ぐるみ剥がされます。酷い場合は、自分も詐欺の片棒を担がされる羽目になるかも?

 

そもそも、予言とは「事件が起きる前に、詳細な状況を述べておくもの」です。

どうとでも取れる曖昧な表現は駄目ですし、事件発生後に「後だしジャンケン」で述べるのも駄目。

世に溢れる予言の99.9%は、上記のどちらかである。筆者はそう考えます。

 

 

学問的な予測は、信じる価値があるかもしれない。

が、根拠不明の怪しい予言は、近付くだけでも危険です。

 

地震予言を信じる価値があるとすれば、それは2点についてのみ。

「人間の能力には限界がある」「人智の及ばないものがある」ということを再確認できる点。

そして、「災害は、いつでも起こり得る」という警告として役立つ点

 

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南海トラフ地震は、「予知できる地震」として紹介されることが多い。

その理由は、「歴史書に、地震の記録が残っているから」です。

 

地震は、地球の生命活動の証。周期的に発生します。

南海トラフ地震については、100~150年周期で発生していると考えられています。

前回の地震は、1944(昭和19)年に起きた「昭和東南海地震」と、1946(昭和21)年に起きた「昭和南海地震」。これが南海トラフを震源とする地震だと言われています。

 

 

今年は、2021年。

1946年から数えて、75年程経過したことに。

この年数を見て、「南海トラフ地震の周期が100~150年だとすれば、まだ25年も余裕あるじゃん」と考えた方は、ちょっと油断しているかも知れません。

 

何せ、地球は約45億歳。人間の時間感覚で、正確な状況を把握できるものではない。

このタイムスケールで考えれば、人間の感覚で10~20年程度の誤差など、地球にとっては「ほんの数十秒」みたいなもの。気にするレベルではないのです。

そうなると、明日にでも地震が起こり得る。そう思っても差し支えない。

怪しい予言を、いちいち気にしている場合ではないのです。

 

大事なことは、「いつ災害が起きても大丈夫な様に、普段から準備をしておくこと」です。

普段から貪欲に情報を収集し、万が一の時の避難計画を考え、可能な限りの備蓄品を手元に置く。

そうすれば、慌てず・騒がず・落ち着いて行動し易くなる。

 

少なくとも、「変なデマに乗せられて、トイレットペーパーを買い占める」ということは防げるハズ。

心構えひとつで、災害に対して強くも弱くもなる。それが現代人。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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