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【電気料金の話】電気爆騰の冬

今年の冬は、めっちゃ寒い。

日本でも、つい先日、「大雪で高速道路が覆われ、多くの車が立ち往生した」という話がありました。

kuruma-news.jp(2021/1/12)

 

この様な「寒さで大被害」的な話は、日本だけに止まりません。

例えば、アメリカでも発生。しかも、南部の「テキサス」で。 

www.afpbb.com(2021/2/22)

 

異例の寒波に見舞われた米南部テキサス州で、一部州民の電気料金が衝撃的な水準に跳ね上がっている。

同州ヒューストン(Houston)市長は、この法外な料金は州が負担すべきだと主張し、他の地域から独立している同州の送電網が異常気象に弱いことは以前から分かっていたはずだと批判した。

 

米国では先週、北極圏からの寒気が流れ込んだことにより気温が記録的な水準まで低下して南部・中部の広い範囲で都市機能がまひし、70人以上が死亡。

数百万人が一時的な停電と断水に見舞われ、21日も依然として安全な飲料水が入手できない市民が数百万人に及んだ。

 

全米の停電状況を伝えるウェブサイト「PowerOutage.us」によると、21日時点で約2万8000世帯の停電が続く中、テキサス州では一部の州民の電気代が数千ドル(数十万円)に及び、中には1万6000ドル(約170万円)に上るケースもあった。

 

テキサス州では、大半の州民が電気料金の定額制プランを利用しているが、変動制プランを契約している州民もいる。

変動制プランでは気象条件が良いときは電気料金を節約できるが、寒波に見舞われると料金が跳ね上がることがある。

 https://www.afpbb.com/articles/-/3332897より。改行等は筆者によるもの。以下同)

 

強力な寒波のせいで、インフラに大打撃。電気代が100万円を超える状況も出たとのこと。

状況に応じて電気代が安くなったり・高くなったりする「変動制プラン」で契約していた人々は、物凄いダメージを食らっています。

 

今後、この異常気象を州政府が認知していたかどうかが、議論の中心になるでしょう。

もし州政府の責任が大きければ、住民が高額の電気代を払わなくて済むかも知れない。

 

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なお、この「電気代が暴騰する」という現象。

アメリカ・テキサスほどではないにしろ、日本でも起こっています。

www.nikkansports.com(2021/1/14)

電力取引を行う日本卸電力取引所(JEPX)の指標価格高騰にともない、小売り電気事業者が扱う「市場連動型プラン」の電気料金が、数倍に値上がりする可能性が出てきた。

 

電力自由化以降、大手電力会社に対抗すべく、小売り事業者がJEPX指標価格によって料金を変動させ、安く提供してきた。

直前6カ月の平均で算出するため、一時的高騰なら大きな影響はなかったが、今回は1キロワット当たり5から10円程度の価格が1月以降に急騰。13日には200円に迫っている。

 

さまざまな悪循環が要因だ。

昨年12月中旬以降の全国的な厳しい寒さによる暖房需要の急増。

コロナ禍の影響などから、消費期限がある火力発電燃料の液化天然ガス(LNG)輸入を削減しており、供給が追い付かなかった。

政府も輸入を急いだが、コロナ禍での海上輸送路制限や産出国機械トラブルなども直撃した。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202101130000573.html)

 

 

市場連動型の料金体系は、安くなる時もあれば・高くなる時もある。

「通常の料金設定より、ウチはお得ですよ」という宣伝文句に誘われた結果、確かに安かった。が、とんでもなく高くなる時もあった。

つまり、こういう話。

 

しかし、「電気料金が数倍に跳ね上がる可能性」って…恐ろしいですね。

宣伝文句を鵜呑みにしてはいけない。

 

ちょうど、定期預金と株との関係性に似ています。

定期預金は、安全牌には違いないが、旨味が無いに等しい。

株式投資は、定期預金よりも遥かに高い儲けが出るかも知れないが、損が出る場合もある。

それと同じ。

 

お徳の裏には何かある。そう考えて用心すれば、不意打ちを食らわずに済みます。

この機会に、読者様のお宅の電気料金体系を、しっかり確認することをオススメします。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

誤解だらけの電力問題

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  • 作者:竹内 純子
  • 発売日: 2014/04/28
  • メディア: 新書