~今週のお題「告白します」より~
告白します。
実は、私…
拳銃を撃ったことがあります。
私は、警察官ではありません。
自衛隊員でもありません。
猟や競技の為の銃所持免許を持っているワケでもありません。
しかし、実弾射撃をやったことがあります。
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まぁ…
早々にネタばらしすると、「海外旅行にて、実弾射撃体験に参加した」という話なんです。そんなに珍しい話ではありません。
「犯罪の告白か?」等と期待された方、ご期待に沿えず申し訳ございません。
日本国内では、お気軽に拳銃を撃てません。
しかし、海外では違います。アメリカを筆頭に、銃所持を広く認めている国が存在します。そういった国では、かなりお気軽に実弾射撃が可能。
筆者が実弾射撃を体験した場所も、銃大国のアメリカでした。
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筆者が銃を撃ったのは、もう随分昔の話。
ちょっと記憶が曖昧な所もありますが、当時の様子を頑張って思い出してみると…。
◆旅行会社に聞けば、観光客向けの射撃場をスンナリと紹介してくれる。
◆射撃場への無料送迎がある。ホテルから射撃場まで、車で10分くらいだった。
◆射撃場スタッフの中に、日本語が堪能な方がいて、全く困らなかった。
◆実弾射撃に入る前に、身分証の提示と、料金の支払いを求められる。
◆身分証は「パスポート」で通った。料金は、撃つ銃の種類と弾数で違う。筆者が選んだのは、5種類の拳銃&各6発ずつの実弾。代金は、1万円ちょっと。
◆支払いが終わった後、別室に移される。そこで、銃の扱いについての簡単なレクチャーを受け、「私はちゃんと講義を聞きましたので、自分の行動には責任を持ちます」という旨の契約書にサイン。
◆その後、同じ敷地内にある屋内射撃場へ案内される。
◆射撃場は、よく映画で見る風景そのまんま。コンクリートの頑丈な壁。10~20メートルほど離れた場所に並ぶ、紙の的。銃を撃つ場所はブースで分けられており、一人がひとつのブースを使う。
◆常に射撃場スタッフが横にいて、安全に配慮してくれる。弾を込めた銃を、わんこそばを運搬する状態で次々に渡してくるので、的に向かってひたすら撃つだけ。
◆傍から見れば「流れ作業」に見えるだろうが、銃など撃ったことの無い筆者は、物凄く楽しかった。
◆イヤーマスクとゴーグルを着けて射撃するのだが、それでも発砲音は聞こえる。映画でよく聞く「バキューン!」的な音ではなく、膨らませた紙袋を割る時の「パン!」みたいな控えめの音だった。
◆筆者が使った拳銃は、全5種類。38口径(日本の警察官が使うものと同程度)から、44口径(バイオハザードシリーズに登場するマグナムみたいなの)までいろいろ。
◆撃った際の反動は、物凄く小さかった。よく「大口径の強力な銃は、肩の関節が外れるくらいの反動がある」という話を聞くが、そんなことは全くなかった。恐らく「練習用の弾」で、火薬控えめだったのではないか?…と推測。
◆意外だったのは、「射撃中は、顔や手が痒くなる」ということ。これは、火薬の燃え残りが空中に漂い、それが皮膚に付着してチリチリする為に起こるものらしい。
◆あっと言う間に全弾撃ち尽くし、体験は終了。
◆スタッフがスイッチを押すと、的がこちらに移動してくる。その的がお土産として貰える。
上記の体験談。
恐らく、アメリカの方々に言わせれば、「普通じゃん。そんなに感動することか?」という話なのでしょうが…。
拳銃を触ったこともない者が、実弾を30発も撃ったというのは、驚愕体験なのです。
貴重な経験。やってよかった。
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筆者が行った射撃場には、他にも様々な銃が置いてあり、お金を払えばいくらでも撃たせて貰える感じでした。
筆者は触りませんでしたが、中には「軍用の突撃銃」を撃っている方もいました。
今は、なかなか海外旅行が困難。
ですが、世界が落ち着いた時、もう一度くらいは実弾射撃場に足を運んでみたいものです。
次は、ライフルやマシンガンに触ってみたい。
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