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【東京五輪と自民党の話】かつての民主政権と、同じ様な展開になってきました

「東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会」の前会長・森喜朗氏の問題発言に絡み、ここ最近ゴタゴタ続きの五輪関係組織。

問題沈静化の為、森氏は辞任。後任に、五輪担当大臣だった「橋本聖子」氏が就任しました。

www.yomiuri.co.jp(2021/2/18)

www.j-cast.com(2021/2/18)

 

「大会の開催まで、もう5ヶ月ほどしかない」と、危機感を露わにする橋本氏。

五輪担当大臣を辞任してまで、組織委員会の長に就くワケですから、中止は考えず・開催することのみを考えているのでしょう。

まぁ、そういう姿勢が求められる立場ですから、至極当然の動きかと。

 

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ただ、この話に対し、斜め上方向から「変な弾」が飛んできました。

その弾とは、自民党の竹下亘(たけした・わたる)議員の発言です。新会長となった橋本氏を擁護・応援するつもりで言ったのでしょうが、全くの逆効果になっていますね。

www.asahi.com(2021/2/18)

 

自民党竹下派会長の竹下亘元総務会長は18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に就任した橋本聖子・前五輪相について、「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」と発言した。

党本部での派閥会合後、記者団に述べた。

 

本氏をめぐっては、2014年に男性アスリートに対して無理にキスをしたと週刊誌で報じられたことがある。

竹下氏は橋本氏にとって「ハグなんて当たり前」とし、「セクハラと言われたらかわいそう。別にセクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界である」と主張。

「我々とも簡単にハグ。普通はなかなかしないですよ、我々も。簡単にこの人とはハグができる」などと述べた。

 

この発言後、竹下氏の事務所は報道各社に「正確には『男勝り』と言いたかった」と発言の「訂正」を申し入れた。

https://www.asahi.com/articles/ASP2L51QYP2LUTFK00W.htmlより。改行等は筆者によるもの)

 

前会長の森氏が辞任に追い込まれたのは、「男女差別と解釈できる発言」と「釈明会見での大失敗」が原因です。

そういう背景があるにもかかわらず、「男みたいな性格の女」という発言。これもツッコミ待ちの発言ですね。

援護射撃のつもりが、味方を後ろから撃つに等しい、大失態。

 

男女差別が問題になるのであれば、「男」や「女」を前面に出すのではなく、「個人」に言及するところで止めなければならない。

過剰に女性登用をアピールすれば、「女を差別するなとうるさいから、女を擁護すればいいんだろ?」という腹が見え、全くの逆効果になります。

問題の根本解決に努める気が無く、嫌々ながら火消し活動をやっている風にしか見えない。これでは火に油です。

 

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竹下氏への疑念は、上記の発言だけに留まりません。

「男女差別のツッコミ待ち発言」に加え、「知事を下に見る発言」をやらかしてしまい、更に炎上しています。

www.jiji.com(2021/2/17)

www.sankei.com(2021/2/18)

自民党の竹下亘元総務会長(衆院島根2区)は18日、島根県の丸山達也知事が県内での聖火リレー中止を検討すると表明したことについて

「知事の発言は不用意な発言だ。注意しようと思っている」

と述べた。

 

首相官邸で菅義偉(すが・よしひで)首相と面会後、記者団の質問に答えた。

https://www.sankei.com/politics/news/210218/plt2102180007-n1.html

 

「注意」というのは、一般的に「目上の者が、目下の者にやること」です。

しかし、県知事は地方自治体のトップであり、扱う問題によっては閣僚と肩を並べる場合もあります決して、いち国会議員の手下ではない。

 

今回は、島根県の丸山知事が、「新型コロナウイルスの感染拡大懸念がある為、島根県内の聖火リレー中止を考えている」と発言。

都道府県の防疫については、都道府県知事がトップとして動く筈。そのトップが「うちの県では控えて欲しい」と発言するのは、ルール上問題ありません。「オリンピックそのものを中止にしろ」と言うのは越権行為でしょうが、そうではない。

 

そういう立場の県知事に対し、「注意する」と発言した竹下氏。

この方も、他の問題議員と同じく、「勘違いさん」の臭いが…。

 

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地方自治体のトップを、目下と見る竹下氏。

この姿、10年前の民主政権を想起させます。

 

東日本大震災が発生した2011年。復興大臣に就いた「松本龍」氏。

この方が、宮城県知事などに対し、「知恵を出さない奴は助けない」と発言。その場にいたマスコミに対しても、「この発言を報道した会社は、終わりだ」と脅迫。

全方位を下に見た松本氏は、マスコミの反撃を喰らい、早々に大臣辞任へ追い込まれました。

www.nikkei.com(2011/7/5)

www.itmedia.co.jp(2011/7/5)

 

自民党の竹下氏は、10年前の松本氏と似ている。

そうなると、同じ道を辿ることになる可能性が高い。

 

理由もなく相手を下に見ると、強烈な反撃を喰らいます。偉い政治家先生なら、そんな基本的概念は分かっていらっしゃる筈。

 

今は、新型コロナウイルス騒動で、国民がピリピリしています。

不用意な発言をすれば、かなりの反撃を喰らうと思った方がいい。

例えば、選挙に落ちるとか。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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