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【映画の話】100日後に死に、101日後に燃え、1年2か月後に蘇るワニ

『100日後に死ぬワニ』という、漫画作品があります。

この作品の名前を覚えていらっしゃる方、少なくないでしょう。

 

『100日後に死ぬワニ』は、2019年末から2020年初頭までの100日間、ツイッター上で「日めくりカレンダー」形式の連載を試み、話題になった作品です。

基本的に4コマ漫画で、1日1話の発表。登場人物は全て「擬人化された動物」であり、主人公はワニ。物語の内容は、何てことの無い日常風景ばかり。

 

しかし、ここに「実は、主人公のワニの寿命は、残り100日である」という設定を加えたところがポイントでした。

死ぬまでの時間が限られているのに、テレビ見たりバイトしたり…と、特筆すべきものは何も無い・平凡な日常を過ごすワニ。

この姿が「静かな緊張感」を生み、漫画は大ヒット。関連グッズが多数発売され、イベントカフェ企画が始動し、映画化の話まで登場する状況になりました。

 

そして、連載終了から1年ほど経過した昨日。

映画版『100日後に死ぬワニ』の詳細が発表されました。

www.oricon.co.jp(2021/2/17)

 

きくちゆうき氏の4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』のアニメ映画版タイトルが『100日間生きたワニ』に決定し、5月28日に公開されることが17日、発表された。

主人公・ワニを演じるのは神木隆之介で、中村倫也、木村昴、新木優子と豪華キャストが集結した。きくち氏は「原作者として大変うれしく思っております」とコメントを寄せた。

 

本作は、きくち氏が自身のツイッターで2019年12月12日から20年3月20日まで100日間毎日投稿していた漫画で、主人公のワニの日常を描いた物語。

しかし「100日後の死」を前提に描いており、1日目は、ワニがただテレビを見て笑っているだけの誰にでもある普通の風景だが、4コマ目の最後に「死まであと99日」と“死”へのカウントダウンを告知する斬新な作品で話題となった。

さらに、最終回直後には書籍化、映画化決定などが発表されていた。

 

映画で描かれるのは、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿。

ワニ役の神木のほか、ネズミ役を中村、モグラ役を木村、センパイ役を新木が担当する。

 

監督・脚本は、原作に込められたメッセージに共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏とふくだみゆき氏の夫妻。

新型コロナウイルスの流行に直面し、大幅な脚本の書き直しを行い「今見てほしい」物語を作り上げた。

さらに、音楽を亀田誠治氏、主題歌には、いきものがかりの新たな書き下ろし楽曲が決まった。

(https://www.oricon.co.jp/news/2184716/full/より。改行等は筆者によるもの)

 

タイトルが『100日後に死ぬワニ』ではなく『100日間生きたワニ』に変更。

また、当初作成された脚本から、大きく変わるとのこと。恐らく、原作とも違う点が多々あるでしょう。

そういう意味では、単なる映像化ではなく、新作発表になるかも知れません。今後の展開が気になります。

 

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ただ…

『100日後に死ぬワニ』を語る上で、どうしても外せないのが「炎上騒動」です。

かつて、筆者も記事にしたことがあります。

tenamaka26.hatenablog.com

 

『100日後に死ぬワニ』は、連載終了後に大炎上します。

理由は、「生死を扱う感動作品の筈が、突然”商売根性丸出し状態”になった」というもの。

 

死者を追悼する間も無く、突然に関連グッズの大セールが発表されてしまい、読者の間には強烈な違和感が発生。

「死人をダシに金儲けするのか?」という怒りが湧き、慌てた制作サイドが釈明する羽目になりました。

この騒動が尾を引き、『100日後に死ぬワニ』は表舞台から姿を消しました。

 

上記の様な事情があり…

今回の映画化発表は、割と久しぶりの露出となります。

そういう側面からも、「今後の展開が気になる」と言えますね。

 

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過去記事にも書きましたが、筆者は『100日後に死ぬワニ』の原作漫画を読んで、「素晴らしい」と感じた一人です。

 

実は短い寿命、日めくりの4コマ、ツイッター上での連載…等々。

この組み合わせが、何とも絶妙。人気が出るのも納得だと考えていました。

それ故、「炎上騒動に至ってしまい、当初の商業展開計画が大幅に狂ってしまったこと」に関しては、何とも言えない複雑な気分でした。

 

今回発表された映画化は、かつての炎上騒動を背負った上で行われたもの。筆者はそう受け取っています。

あれだけの騒動が起こった後、それでも映画化するということは、かなり練った計画がある?

筆者の興味は、その「練った計画の有無や内容」に集中しています。

 

さすがに、同じ轍は踏まない筈。

1年前の失敗を、どの様な形で挽回するのか?

もし挽回に成功し、映画が大ヒットすれば、「100ワニ不死鳥伝説」として扱われるでしょう。新たなビジネスモデルとして、認知されるレベル。

 

果たして、ワニは蘇るのか?

それとも、再び眠りにつくのか?

映画『100日間生きたワニ』の行方はどっちだ?

 

 

-----------------(記事了)-----------------