日本における、新型コロナウイルス騒動。
「悪い意味で、慣れてしまった」という実感のある昨今ですが、朗報が入ってきました。
日本でも、新型コロナのワクチンが承認され、接種が始まる…とのこと。
www.news24.jp(2021/2/15)
日本国内で初めて新型コロナウイルスのワクチンが、14日正式に承認されました。
17日には医療従事者への先行接種が始まる予定です。
ベルギーから空輸された新型コロナのワクチンは12日、成田空港に到着。田村厚労相は製造販売を正式に承認しました。
このワクチンは3週間あけて2回打つもので、対象は16歳以上で妊婦も含めます。
正式承認を受け、17日には国立病院機構などの医療従事者のうち希望する人約1万5000人への先行接種が始まる予定ですが、ワクチンが残るため、その他の医療従事者の接種が予定されていた3月半ばより早く始まる見込みです。
(https://www.news24.jp/nnn/news113w5dytrow9tp9hvoo.htmlより。改行は筆者によるもの)
最初の接種対象者は、医療関係者です。
病気の治療に当たる者が、病気に対してノーガードではマズイ。最前線で病気と闘う人々には、優秀な防具を付けて貰う必要があります。
その防具が、ワクチンというわけです。
海外では、2ヶ月程前から接種が始まっており、「高い効果があった」との報告も出ています。
日本でも、同じ様な状況になることが期待されています。
www.cnn.co.jp(2021/2/16)
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で、こういう話になると毎度出て来るのが、「新型コロナワクチンに関する詐欺」です。
既に怪しい動きが報告されています。日本政府・関係機関からも注意喚起が出ています。
www.itmedia.co.jp(2021/2/9)
【新型コロナワクチンに便乗した詐欺にご注意ください!】
新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種のために必要とかたり、金銭や個人情報をだましとろうとする電話に関する相談が消費生活センターへ寄せられています。
市区町村等が、ワクチン接種のために金銭や個人情報を電話・メールで求めることはありません。
困ったときは一人で悩まず、消費者ホットライン188にご相談ください。
また、新型コロナワクチンに関する情報は、首相官邸ウェブサイト、厚生労働省ウェブサイトや国民生活センター(ワクチン接種を口実にした消費者トラブル事例等)にて掲載されております。併せてご確認ください。
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/notice/efforts_002.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの)
同じ話は、海外でも報告されています。
新型コロナワクチンに関する怪しい話は、世界中のいたるところに存在。
jp.reuters.com(2021/2/16)
欧州連合(EU)の欧州不正対策局(OLAF)は15日、加盟国政府に対し、新型コロナウイルスワクチン提供を装った詐欺に注意するよう警告した。
OLAFによると、偽物の提供などEU域内でワクチンに関連した詐欺の報告を受けているとし、ワクチン接種ペースの加速を目指す政府をターゲットとした組織的詐欺に対する注意を促した。
OLAFは不正輸入や偽造品などワクチンの違法取引に対処するため調査を拡大している。
昨年3月に調査を開始して以降、1000件超の疑わしい例が特定されており、粗悪品のマスクや偽の検査キットなど1400万点以上の物品が押収されたという。
(https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-eu-vaccines-idJPKBN2AG02J)
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新型コロナワクチンは、各国の政府レベルで取り扱われる品物です。
そこら辺の業者が、お気軽にセールスできるものではありません。
今の段階で、「特別な裏ルートが…」「早い者勝ちで…」という文句で寄ってくる怪しい業者は、まず間違いなく詐欺。早めに消費者センター等へ連絡して、怪しい業者との接点を断ってください。
詐欺の被害を避ける為には、関係を持たないことが最善。
人の心や能力は、不安定なものです。「自分だけは大丈夫」と考える方でも、弱った時を狙われると、コロッと騙される。そんな話は、掃いて捨てる程あります。
詐欺は、「騙される方も悪い」という目で見られ、被害者が二番底に叩き込まれ易い犯罪です。
少しでも”怪しい”と思った話からは、サッサと撤退する。これが鉄則。
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