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【映画の話】最後の罪人は誰?

先日、『ゲーム』という映画作品について、記事を書かせて頂きました。

tenamaka26.hatenablog.com

 

この映画は、今から20年ほど前に公開された映画です。

ジャンルは、サスペンス・ミステリー系。

少し古いですが、先が読めないハラハラ感は秀逸。今見ても、十分に楽しめる作品です。

 

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『ゲーム』を撮影した監督は、オチを読ませないことで有名な巨匠「デヴィッド・フィンチャー」氏です。要は「大どんでん返し」を得意とする監督さん。

 

そんな氏が手掛けた映画の中に、『セブン』という名作があります。当記事では、この作品をご紹介します。

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『セブン』は、1995年のアメリカ映画。

ジャンルは、「サイコ要素強めのサスペンス」です。幽霊や妖怪の類は出て来ませんが、ちょっとホラー寄りの描写が多い。苦手な方は注意です。

 

この映画には、主役クラスの人物が二人います。

ひとりは、『オーシャンズ11』や『ワールド・ウォーZ』等への出演で知られている「ブラッド・ピット」氏。

もうひとりは、『ショーシャンクの空に』や『ダークナイト』等で知られている「モーガン・フリーマン」氏です。

 

この二人の役どころは、「コンビを組んで活動する警察官」です。

血気盛んな若い警官・ミルズ(演:ブラッド・ピット)と、定年間近のベテラン警官・サマセット(演:モーガン・フリーマン)を中心にして、物語が展開していきます。

物語の骨子は、「奇怪な猟奇殺人の謎に迫る」というもの。

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(上画像:左を向き・銃を持った若い人物が「ミルズ」
右を向き、帽子を被った初老男性が「サマセット」)

 

ミルズとサマセットが担当する地域で、キリスト教にある「七つの大罪」に絡めたと思われる、異常な連続殺人事件が発生。

犯人の動機も目的も不明。被害者同士に接点は無く、現場の陰惨さばかりが目に付く事件が起こります。

この犯人に立ち向かっていく二人を描く。それが『セブン』の本筋です。

 

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『セブン』の粗筋を、ネタバレにならない程度でザックリ述べると、以下の様なものになります。

 

 

▼物語の舞台は、現代のアメリカ。

▼ベテラン刑事であるサマセット(演:モーガン・フリーマン)は、退職間際。警官でいられるのは、あと1週間となっていた。このまま何もなく、平穏無事な退職を願うサマセット。

▼しかし、そんなサマセットの期待は、見事に打ち砕かれた。「異様な殺人事件が発生した」との知らせを受けたサマセットは、赴任してきたばかりの若手警官ミルズ(演:ブラッド・ピット)と共に、現場へ赴く。

 

▼現場は、とある古い民家。被害者は、体重200キロ以上はありそうな巨漢の男。椅子に座り、スパゲティの乗った皿に顔をうずめて、こと切れていた。

▼一見すると、殺人には見えない。が、被害者の体は、針金で椅子に固定されていたのである。他の誰か…恐らく殺人犯が、被害者を椅子に縛り付けていたらしい。

▼被害者の死因は、「一度に食べ過ぎた状態で、腹を殴る蹴る等された為に起こした内臓破裂」と判明。はっきり殺人事件と断定されたのだ。

▼ここまで陰惨かつ奇妙な現場は珍しい。混乱気味の捜査陣。

 

▼と、間を置かずして、別の殺人事件が起こる。

▼今回の被害者は、弁護士であった。現場は、被害者の仕事場。死因は、刃物で切り付けられたことによる失血死。

 

▼ここで、捜査陣は気付く。先の「200キロ以上ある巨漢」と、今回の「失血死した弁護士」との間には、共通点があったことを。

▼その共通点とは、人間関係の話ではない。それぞれの殺人現場に残されていた証拠に、「犯人が意図的に残したメッセージ」があったのだ。

▼巨漢が死んでいた現場には「暴食(gluttony)」という言葉が、弁護士が死んでいた現場には「強欲(greed)」という言葉が残されていたのである。恐らくは、犯人が書き残したものであり、警察に対するメッセージと考えてよいだろう。

▼「暴食(gluttony)」も「強欲(greed)」も、共にキリスト教における「七つの大罪」である。

▼犯人が、この「七つの大罪」になぞらえて犯行に及んでいるとすれば、残る罪はあと五つ。連続殺人事件が、今後も続く可能性が高い。捜査陣は、危機感を覚えた。

 

▼と、弁護士の殺害現場から、何らかの手がかりらしきものが発見される。それは、被害者のものとは別の指紋。

▼指紋から、ある人物の名前が浮上する。その者の居宅に強制捜査を実施する捜査陣。が、そこで彼らが見たものは、第一・第二の現場を上回る、奇怪で陰惨な光景であった…。

 

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先程も述べましたが、『セブン』は「七つの大罪」になぞらえた事件が起こる話。

七つの大罪を一覧にすると…

1.憤怒(wrath)
2.強欲(greed)
3.嫉妬(envy)
4.怠惰(sloth)
5.色欲(lust)
6.暴食(gluttony)
7.傲慢(pride)

こうなります。

 

物語の初期で、「6.暴食(gluttony)」と「2.強欲(greed)」の二つの罪が出てきました。

犯人は、罪の内容と犯行内容を一致させることに執着しています。

「次はどの罪を選ぶのか?」
「その罪と犯行内容を、どうやってリンクさせるのか?」
こういったことを考えながら作品を見ると、面白さは倍増します。

 

ただ、その先読みを(いい意味で)裏切るのが、デヴィッド・フィンチャー監督の得意技。最後の罪人は、誰も予想しなかった者です。大どんでん返しの極み。

 

この結末が、あまりにも予想外過ぎた為、『セブン』が面白いか・面白くないかで喧嘩が起こる…とまで言われました。

それくらい強烈な作品です。

 

未だご覧になっていない方は、この機会に是非どうぞ。

なお、ネタバレ厳禁。結末を知ってから鑑賞すると、面白さ9割引きです。

当記事に書かれた予備知識で、結構ギリギリなライン。これ以上の情報収集は危険です。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video