本日・11月23日は、「ゲームの日」だそうです。
その言い出しっぺは、ゲーム業界の関連団体。「全日本アミューズメント施設営業者協会連合会」「日本アミューズメントマシン工業協会」「日本SC遊園協会」の三つ。
11月23日は、勤労感謝の日でもあります。
その日に絡めて、「仕事もいいけど、遊びも重要」となる様に、業界団体が独自に主張している記念日が「ゲームの日」とのこと。
筆者はゲーム好きですから、「今日はゲームの日」と聞いても、悪い気はしません。
最近は仕事が多忙で遊ぶ時間も減り、以前ほど熱心にプレイできる状況ではありませんが、ホドホドに楽しんでいます。
主にやるのは、スマホゲームとレトロゲーム。「PS5」や「Nintendo Switch」には至っておりません。もう少ししたら、検討してみようかな?…という具合。
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で、ゲームの話を聞けば、思い出す映画があります。
タイトルは『ゲーム』です。そのまんまですね。
当記事では、この映画の話をば。
『ゲーム』は、1997年のアメリカ映画。
主演は、『アントマン』でもお馴染みの「マイケル・ダグラス」氏。
監督は、『セブン』や『ゴーン・ガール』等で知られている巨匠、「デヴィッド・フィンチャー」氏です。
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『ゲーム』の作品ジャンルは、ミステリー&サスペンス。
次から次に奇怪な事件が発生し、最後の最後まで目が離せない造りになっています。
デヴィッド・フィンチャー監督の真骨頂と言うべき作品。
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『ゲーム』の粗筋を、ネタバレにならない程度でザックリ述べると、以下の様なものになります。
▼物語の舞台は、現代のアメリカ。
▼主人公のニコラス(演:マイケル・ダグラス)は、名の通った実業家。事業で成功を収め、豊かな生活を送っていた。
▼そんなニコラスが、48回目の誕生日を迎えた。ニコラスは、弟から変わったプレゼントを貰う。
▼弟が差し出したのは、一通の封筒。中には「CRS社(娯楽サービス社)」という会社が提供する「ゲーム」の案内状が入っていた。
▼招待状を手に、CRS社に出向くニコラス。
▼CRS社は、街のド真ん中に立派なオフィスを構えた会社。ニコラスを担当する者も、雄弁で礼儀正しい。弟からの紹介もある。どうやら、信用のおける会社の様だ。
▼CRS社の説明では、「詳しい内容は秘密だが、ゲームに参加すれば、人生が根底からひっくり返る様な体験ができる」とのこと。
▼この謳い文句に惹かれたニコラスは、半信半疑ながらも参加を受諾する。
▼ゲームに参加したニコラス。彼は、CRS社にて「心理テスト」「体力測定」等を受けた後、帰宅する。
▼その後、彼は「ゲーム大会会場」みたいな所に呼ばれるワケでもなく、普段と変わらない生活を送っていた。
▼しかし、ニコラスの周囲に、少しずつ異変が起こり始める。
▼最初は、「鍵が無くなる」という些細なものだった。が、住居に不法侵入された様な痕跡が出たり、部屋に隠しカメラが仕掛けられたり、尾行されている様な感じがしたり…等々、異変の規模と内容が深刻化していく。
▼ニコラスに起こった異変は、やがて身の危険を感じるレベルにまで悪化。「この異変を引き起こしているのは、CRS社のゲームではないか?」と考えたニコラスは、CRS社を再び訪問する。
が、そこでニコラスが見たものは、信じ難い光景であった…。
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先程も述べましたが、『ゲーム』の作品ジャンルは、ミステリー&サスペンスです。
物語は、主人公・ニコラスの視点で進んでいくのですが…
「意味も理由も分からないけれども、自分の身が危ないのはハッキリ分かる」という”追い詰められた感じ”が、凄まじく伝わる構成になっています。
「どこから何が飛んでくるか分からない」という、戦場の最前線に放り込まれた様な状況。
疑心暗鬼の沼にハマり、周囲の全てが敵対者に見えてくる。
このプレッシャーが物凄く、見ているこっちまで息苦しくなってきます。
やがて、「CRS社が、ゲームをやる目的」に関する情報が出揃ってきて、CRS社の正体がハッキリしてくるのですが…。
と、ここから先はネタバレ。内容の紹介は、ここでストップ。
興味のある方は、この機会に是非ご覧くださいませ。
映画の宣伝文にある「ラストの衝撃」は、伊達じゃありませんよ。
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