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【チャイナクオリティの話】素直に「コスプレ」と言えば済むのにねぇ…

中国と言えば、「パクリ大国」という負のイメージがあります。

何かにつけて、偽物が多い国。下画像の様な特集本が多数出るくらい、ネタに事欠かない国です。

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最近は、パクリではなく「乗っ取り」を企てる話が多い。

「日本の商品や商標を、中国国内で勝手に登録する」という暴挙が多発。かなり問題視されています。

製作者に対するリスペクトを微塵も感じない。厄介な国です。

 

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そんなパクリ話に、また新たな燃料が追加されました。

今回の話で驚くのは、「パクリを指摘された側が警察だった」というもの。

パクリを取り締まる側である筈の警察が、パクリを指摘される。意味不明です。

その詳細は、以下。狙われたのは、大人気漫画『鬼滅の刃』でした。

news.tbs.co.jp(2020/11/17)

 

人気作品に似せたのでしょうか。物議を醸しています。

 

香港警察が詐欺防止のキャンぺーンでフェイスブックに投稿したこの画像。日本の人気漫画「鬼滅の刃」の主人公「炭治郎」に似ているとして、香港市民から著作権侵害だと批判が出ています。

 

香港警察は、「これは警察の詐欺防止キャラクター『葡萄』だ」として、著作権の侵害を否定しているということですが、香港の民主活動家・周庭さんは「鬼滅の刃が香港警察の宣伝道具になるのは悲しい」とツイートしています。

 (https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4129030.htmより。改行は筆者によるもの)

 

筆者は、「香港警察がフェイスブックに掲載した画像」をキャプチャしました。

下の画像が、問題視されているキャラです。

f:id:tenamaka26:20201117221948j:plain

(上画像:香港警察FBhttps://www.facebook.com/HongKongPoliceForce/より。キャプチャと加工は筆者によるもの)

 

香港警察によれば、このキャラはオリジナルの「葡萄(ぶどう)」というキャラだそうです。

しかし、服・髪型・持っている刀・左上のロゴらしきもの…。

どれを取っても、『鬼滅の刃』の主人公である「竈門炭治郎(かまど・たんじろう)」をイメージしたとしか思えません。

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(著:吾峠呼世晴/集英社)

 

香港警察の「葡萄」は、竈門炭治郎をデフォルメした仕上がりになっています。

他方、本物の炭治郎をデフォルメした製品は、既に存在しています。それと見比べてみると…。

f:id:tenamaka26:20201117222935j:plain ねんどろいど 鬼滅の刃 竈門炭治郎 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア 二次受注分

(右画像:Amazonさんより提供頂いた、「ねんどろいど竈門炭治郎」の画像)

 

この画像を見る限り、香港警察が「炭治郎を意識していない」「偶然似ただけである」等の主張をしても、それは言い訳にしか聞こえない。

特に「服の柄」は、色もデザインも炭治郎そのまんま。問答無用でアウトなレベルです。

 

これをやっているのが、香港の警察。

「きちんと許可を取った」という発表も無く、あくまでオリジナルだと言い張る。

素直に「意識しました」「コスプレのつもりでした」「すいません」等と言えば、まだ丸く収まるかも知れないのに。

シラを切り通そうと思う辺りが、何ともお粗末です。

 

香港は、建前上「一国二制度の都市であり、純粋な中国ではない」とされています。

が、中国共産党の支配・侵略が顕著であり、既に独裁体制が敷かれたと考えるべき状況。

そこの警察が、パクリを指摘されて開き直る。恐ろしくて近寄り難い。

 

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時系列を追って行けば、「葡萄」なるキャラが以前から存在していたことは分かります。

f:id:tenamaka26:20201117221930j:plain

(上画像:香港警察FBより。キャプチャと加工は筆者によるもの)

 

そして、「葡萄」が様々なパロディで使われていることも、同じく分かります。


f:id:tenamaka26:20201117221900j:plain

(上画像:香港警察FBより。キャプチャと加工は筆者によるもの)

 

今回の『鬼滅の刃』の件も、一連のパロディ・コスプレ案件だったのでしょう。

それならば、事前に許可を取るなり、「コスプレです」と認めるなりすればいい話。そこを頑なに否定する警察。これは呆れる。やっていることは、窃盗みたいなもんですから。

 

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そして、皮肉なことに…。

この「葡萄」は、「詐欺防止キャンペーンのイメージキャラ」として作られたもの。

「詐欺防止キャラが、窃盗の片棒を担いでいる」という状況。これはマズイでしょう。

 

この話は出たばかりで、これから香港警察の態度が変わるかも知れませんが、現在は逆ギレ状態みたいなものです。

治安を守るどころか、治安を乱す存在にしか見えませんねぇ。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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