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【ロボットの話】リアル『ターミネーター』への序曲?

先日、以下のニュースが報じられました。

その内容は、ロボット開発に関するもの。

www.bloomberg.co.jp(2020/11/10)

ソフトバンクグループは傘下のロボットメーカー、ボストン・ダイナミクスを韓国の現代自動車に売却する方向で協議している。

事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

 

提案されている条件によれば、最大10億ドル(約1050億円)相当の取引で、ボストン・ダイナミクスの支配権を現代自が握ることになるという。関係者の1人が語った。

関係者は全員、情報が非公開であることを理由に匿名を条件に話した。

条件は最終決定されておらず、取引が成立しない可能性もあるとしている。

 

ボストン・ダイナミクスと現代自、ソフトバンクグループの担当者は、いずれも交渉についてはコメントを控えた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-09/QJJG93T0G1L201より。改行は筆者によるもの)

 

ボストン・ダイナミクスといえば、「歩行ロボット」で有名な企業。

最近だと、四足歩行の犬型ロボット「Spot」が市販されて話題になりました。

www.youtube.com(2020/6/17)

 

ボストン・ダイナミクスは、元々MIT(マサチューセッツ工科大学)発の企業。一度はグーグル傘下に収まったものの、後にソフトバンクに買収されて今に至ります。

ソフバン関連企業の為、コロナ禍で「観客を入れての試合」が難しかった時には、ホークスの応援団として活躍したこともあり。

www.softbank.jp(2020/7/10)

 

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この「ボストン・ダイナミクス社」ですが、会社というより研究機関に近い存在。利益という観点からすると、決して優秀な会社とは言えない。

対して、オーナーのソフトバンクは投資会社です。「儲からないと判断したものは、アッサリ切る」というのが基本。その為、今回の売却話が出ている様子。

 

また、ロボット業界で最先端を行くのは、ボストン・ダイナミクス社だけではありません。ライバルも多い。

例えば、アジリティー・ロボティクス(Agility Robotics)社。この会社は、アメリカの自動車大手「フォード」と組み、ロボットによる宅配サービスに挑戦しています。

jp.techcrunch.com(2020/1/7)

jp.techcrunch.com(2020/10/16)

www.youtube.com(2019/12/13)

 

この様なライバル企業は、これから増えてくるでしょう。

特に、現在の様なコロナ禍においては、人間同士の接触を極力抑える方向に行きがち。そんな時にロボットが活躍すれば、顧客の安心感は増すでしょう。

他にも、「危険地域での活動」や「人件費削減」等の分野で、ロボット市場は成長すると思われます。

 

しかし、本格的に利益が見込めるまでには、まだ研究期間と資金が必要です。今すぐにガッポリ儲かる見込みは少ない。

その為、投資会社であるソフトバンクが、直近の利益を出し難いボストン・ダイナミクスの売却を考えるのも…まぁ仕方ないのかなと。

ただ、売却が完全に決まったわけではなく、まだ交渉段階。情報元も匿名のリーク先ということで、色々と未知数。詳細はこれからです。

 

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ひとつ気になるのは、売却先候補として名前が出ている企業が、「韓国の現代自動車」ということ。

 

現代自動車も、ロボット業界の上位に食い込む有名企業です。無名でわけのわからない企業ではない。

しかし、現代自動車に限らず、韓国企業は中国共産党に近いところにいます。

中国共産党といえば、無茶をふっかけてくる独裁国家として有名。「企業秘密を出せ」と平気で脅してくるのは日常茶飯事です。

 

JETRO(日本貿易振興機構)のページ、「貿易投資動向シリーズ  韓国」のデータによれば…。

2019年における韓国の最大輸出先は、中国です。その額、欧州全体とアメリカを足した額よりも多い。韓国が、中国の顔色を窺わない筈はない。

で、先程も申した通り、中国共産党は無茶言いまくる強権独裁集団。そこが「ロボットのデータを出せ」と言ってくれば…?

韓国が、データを出さざるを得ない立場に追い込まれても、全く不思議ではありません。

 

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ボストン・ダイナミクス社の技術は、今すぐ利益に直結しないのかも知れません。

しかし、その技術力は驚嘆の域に達しています。

例えば、以下動画の二足歩行ロボ。

www.youtube.com(2019/9/24)

 

限られた条件下では、人間よりも見事な動きをするレベル。

これを使って商売しろというのは難しくとも、この技術を発展させ続ければ、必ず大きな成果が出ます。

この技術が、中国へ流れたらどうなるか?

 

中国共産党は「研究費を惜しまない」ということで知られています。その為、世界中の学者が中国にヘッドハンティングされています。

日本でも、この状況を問題視する人が多い。

 

また、中国共産党は「弾圧や隠蔽がデフォ」ということでも知られています。

これは、「問題が起きた時に、速やかな沈静化を図る」という効果が高いのですが、「中国共産党に逆らえば殺される」という無茶な状況も生み出します。

こういう状況で、ロボット実験の失敗により犠牲者が出ても、党が簡単に隠蔽してしまうでしょう。安全配慮の労力が削減されるので、研究スピードが段違いに早い。

 

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無茶をする国家が、犠牲や費用を厭わず、「二足歩行ロボット兵器」の研究をゴリ押したら…。

遠くない将来、映画『ターミネーター』に出てくる殺人ロボットが現実のものになるかも知れません。

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無人攻撃機は、既にアメリカ等が実戦配備しています。夢の兵器ではない。

きちんと行動できる二足歩行ロボットが存在すれば、ロボット兵士は製作可能です。そんなに驚くことではない。

 

 

問題は、そこまで高性能なロボットを作るには研究費と期間がかかり、実験で犠牲が出る可能性も高いこと。

その両方を解決できるのが、中国共産党の強権体制です。

 

こう考えると、ボストン・ダイナミクスを売却するのは、甚だ危険な気がしてなりません。

ソフトバンクさんがどういう判断をするのか、非常に注目すべきところです。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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