makaran宝箱

時事ネタ・法律・エンタメなどなど、様々な話題を分かりやすく&面白く味付けしてお届け!

【映画の話】『アルマゲドン』便乗軍団…とも言えない、苦笑い作品の裏事情

先日、「最近見た映画」に関する記事を書かせて頂きました。

取り上げた作品は、1998年の映画『ディープ・インパクト』と『アルマゲドン』です。

tenamaka26.hatenablog.com

 

上記記事の内容は、「なぜ同時期に、似た映画が2本製作されたのか?」について、背景を探るものになっています。

結論は、「パクリではない。そもそも、パクる意味が無い」「時代背景が、同じ路線の映画を生んだ」というもの。

詳しくは、上記リンク先をご覧くださいませ。

 

----------------------------------

 

で、ここからが当記事の本題。

 

『ディープ・インパクト』と『アルマゲドン』は、パクリ&パクられの関係ではありません。

しかし、『アルマゲドン』をパクった…と言われても仕方ない作品は、他に沢山あります。

いや、パクったというよりも、「元ネタの知名度に、便乗する気まんまん」と受け取られて当然。そんな作品がワンサカあります。

筆者の知る範囲だけでも、以下の様なものがズラリ。

 

アルマゲドン2007 [DVD] アルマゲドン2008 [DVD] アルマゲドン2009 [DVD] アルマゲドン2010 [DVD] アルマゲドン2011 [DVD] アルマゲドン 2012 [DVD]

アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス [DVD] アルマゲドン2013【完全版】 [DVD] アルマゲドン2014 [DVD] アルマゲドン20XX [DVD] アルマゲドン2020(吹替版) アルマゲドン・パニック [DVD]

アルマゲドン・アメリカ [DVD] エイリアン・アルマゲドン [DVD] アイス・アルマゲドン [DVD] スノウマゲドン [DVD] ボルケーノ・アルマゲドン [DVD] シン・アルマゲドン [DVD]

アルマゲドン・オブ・ザ・デッド [DVD] ハルマゲドン [DVD] アンディ・ラウ アルマゲドン [DVD]

アルマゲドン・コード [DVD]

 

筆者は、上記映画を全て見たワケではありません。その為、断言はしかねますが…

◆元ネタと思しき、1998年版『アルマゲドン』と、直接的関係のある作品が見当たらない。
◆似ているのは題名だけ。
◆隕石も落ちてきたり・こなかったり…作品によってマチマチ。

 

清々しいまでに、「アルマゲドンの人気に便乗してやるわ!」という気概が伝わってきます。

 

----------------------------------

 

ただ…

この手の映画が”パクリ”とか”便乗”とか言われるのは、「製作者のせい」とばかりも言えません。その理由は2つ。

 

(理由1)

「アルマゲドン」という言葉が、そもそも一般名詞化されているものです。

「ハルマゲドン」「アーマゲドン」とも表記されます。

 

この言葉。元はキリスト教の聖書(新約聖書)の一節「ヨハネ黙示録」に記述されているもので、「最終決戦の地」を意味するもの。

そこから転じて、「自らの存亡をかけた最終決戦」という意味合いで使われることが多い言葉です。

 

これは、隕石衝突映画に限ったものではありません。

例えば、プロレス団体「WWE」のイベント名に「アルマゲドン」というものがあります。

WWE アルマゲドン2007 [DVD]

 

また、1983年に公開された有名アニメ『幻魔大戦』の副題も「ハルマゲドン」です。

作品の内容は、「超能力者が地球を守る為に、強大な敵との最終決戦に挑む」というもの。

幻魔大戦 [Blu-ray]

この様な使われ方は多く、1998年の『アルマゲドン』だけが特別でオリジナルというものではないのです。

 

 

(理由2)

「アルマゲドン便乗映画」的な扱いを受けている作品は、最初から「アルマゲドン」という文言を題名に入れていたとは限らない。全然別の場合もあるのです。

例えば、先に挙げた『アルマゲドン2007』。

アルマゲドン2007 [DVD]

 

これの原題は『EARTHSTORM』。直訳すると「地球嵐」で、「アルマゲドン」と名乗ってはいない。

 

じゃあ、なぜ『アルマゲドン2007』という題名なのか?

これは、日本版を制作するに当たって、邦題を付けた人が「アルマゲドンって名乗ればウケるのでは?」と考えた為。要は、日本語版製作スタッフのせいなのです。

似た様な事例は、「アルマゲドン」限らず、他にも多数あり。

紛らわしい・パクリ作品ぽいのは、製作者や原作者だけの責任ではないのです。

 

まぁ、似た様な映画が作られるのは、「元ネタとなった作品が大人気である」ということの裏返し。人気者は辛い…といった感じですね。

 

----------------------------------

 

なお、この手の便乗映画には、意外にファンが多いのです。筆者の周囲にも、結構いらっしゃいます。

そういった方の話を聞いてみると、かなりの高確率で以下の言葉が出て来ました。

 

「タイトルと中身のギャップが大きければ、苦笑いの度合いも増す。そこが楽しい」

「どこまでガッカリさせてくれるのか?…を期待してしまい、つい見てしまう」

 

そういった見方をすれば、大作には無い楽しみ方が可能になる。意外な発見でした。

「物は考えよう」というのは、正にこのこと。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

アルマゲドン (吹替版)

アルマゲドン (吹替版)

  • 発売日: 2015/03/04
  • メディア: Prime Video
 
アルマゲドン2010 (字幕版)

アルマゲドン2010 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス (字幕版)
 
アルマゲドン2020(吹替版)

アルマゲドン2020(吹替版)

  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: Prime Video
 
幻魔大戦 [Blu-ray]

幻魔大戦 [Blu-ray]

  • 発売日: 2009/11/27
  • メディア: Blu-ray
 

(なお、本記事の画像は、全てAmazonさんより提供頂きました。ありがとうございます)