大人気マンガ『だがしかし』。それに触発されて書く、駄菓子記事の第14弾です。
駄菓子記事を書くのは、かなり久しぶり。前回から8ヶ月ぶりの執筆になります。
今回取り上げさせて頂くのは、「どんぐりガム」です。
どんぐりガムは、ガムを飴で包んだお菓子。
『だがしかし』では、5巻に登場しています。
(著:コトヤマ/小学館)
どんぐりガムを製造販売しているのは、パインアメでも御馴染み「パイン株式会社」さんです。
飴業界の老舗。
www.pine.co.jp(2020/10/21閲覧)
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どんぐりガムは、”どんぐり”の名の通り、成分にドングリをすり潰したモノが入っている…ワケではありません。見た目がドングリに似ているだけ。
丸いガムの表面を、飴で薄くコーティングしたお菓子です。
どんぐりガムを口に入れると、最初は飴です。コーラ味が定番中の定番。
そのまま舐め続けていると、飴の層がだんだん薄くなり、中に閉じ込められたガムが露わになります。
ただ、飴が全部均一に溶けてなくなるワケではありません。ガムの表面が露出した部分もあれば、飴が表面に残った部分もある。
その時、飴を全部舐め取るまで我慢できず、噛み砕いてしまう場合が多々あり。筆者もよくやっていました。
どんぐりガムが、一瞬「飴混じりのガム」になってしまうのですが、これはこれで面白い触感。筆者は、かなり好きです。
まぁ、噛んでいるうちに飴が完全に溶けてなくなり、混じり気なしのガムになってしまうので…変わった食感を楽しめるのは、ほんの一瞬です。
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どんぐりガムは、筆者が小学校の頃、遠足・社会科見学・職業体験等の「限られた予算でオヤツを組み立てる」といった場面で重宝させて貰いました。
何せ、一品で飴とガムの両方を楽しめるのです。お得感アリ。
ただ、最近は「学校行事で食べるオヤツ」にも、色々と制限がかかっている様子ですね。
筆者は社会人であり、随分前に学校を卒業しています。今のところ、子どもはいません。
その為、知り合いや近所の親御さんから話を聞く程度ですが…どうも”オヤツに対する趣旨”が変化している様子。
地域や学校によっても差異があるみたいです。
例えば、「金額に制限は設けないが、一人で持てる&食べきれる量にしなさい」「アレルギー発作の恐れがあるから、勝手な交換は禁止」「学校で用意したものを食べる」等々。
限られた範囲内で、知恵を絞って組み立てる…という要素は、消えていく運命かと。
これも時代の流れですね。
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なお、どんぐりガムの話を近所の子にしたところ、
「何それ?」
「知らない」
という返事が。
その子の親御さんが、この会話を横で聞いていましたが…
仰るに「ああ、懐かしいね。でも、最近はあまり見なくなったよ」「パインアメならよく見るけど」とのこと。
その親子に対し、「美味しくて面白いから、是非食べて」と、どんぐりガムを推してしまう筆者。
親御さんは食べた経験をお持ちの様子ですから、入手できる機会があれば買っているでしょう。
どんぐりガムを食べた時、お子さんがどういう顔をするのか?
非常に興味の湧く所です。
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