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【マンガの話】孤魂浄化

本日は、とあるホラー漫画をご紹介致します。

ホラーが苦手な方は、注意願います。

 

作品のタイトルは、『零~影巫女』(ゼロ~かげみこ)です。

零 影巫女 (1)(提供:Amazon)

(原作:天樹征丸 作画hakus 原案コーエーテクモゲームス/講談社)

 

『零~影巫女』(以下『影巫女』と表記)は、2014年から「マンガボックス」にて連載されていた作品です。

完結済みで、コミックスは全7巻。

 

『影巫女』は、完全オリジナル作品というワケではありません。基礎となるモトネタが存在します。

それは、「和風最凶ホラー」と名高い、テクモ(現・コーエーテクモゲームス)製のゲーム『零』シリーズです。

零~zero~ PlayStation 2 the Best(提供:Amazon)

 

『影巫女』は、このゲームが下敷きとなって描かれる作品。

「敵が幽霊」「写真撮影で除霊」「謎解き要素アリ」等々の設定は、ゲームと同じです。

しかし、ストーリー展開は漫画の完全オリジナル。その為、ゲームをやり込んだ方でも、ネタバレ無しで楽しむことが可能です。

 

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『影巫女』の粗筋をザックリ述べると、以下の様なものになります。

 

 

▼主人公の名は、「鷲月沙羅(わしづき・さら)」。藤沢大学の建築学ゼミに所属する、女子大生である。

▼沙羅の実家は、東北地方の山奥にある神社。それ故、巫女の血筋を引いている。その血が影響したのか、沙羅には強い霊感と除霊能力が備わっていた。

 

▼ある日のこと。沙羅の所属する建築学ゼミで、新しい課題が出される。その内容は、「古い建築様式の廃校に行き、現地で実物を見ながら、合宿形式で学習する」というもの。

▼その対象に選ばれたのは、沙羅がかつて通っていた「鴉澤村(からさわむら)の鴉澤小学校」であった。

 

▼沙羅にとって、鴉澤小学校は「嫌な思い出」の残る場所。というのも、彼女が小学生だった時、仲の良かった同級生が校内で行方不明になっていたのである。

▼その後も、鴉澤小学校では不可解な事件や事故が続き、全校生徒の3分の1が短期間に亡くなっていた。その件を受けて学校は閉鎖され、現在は廃校になっているのだ。

▼しかし、ゼミの教授は「心霊や神隠しなど、非科学的なものは一切信じない」というタイプ。その様な裏事情を知る由もなく、知っても気に留めることはない。鴉澤小学校への合宿ゼミは、沙羅の不安などお構いなしに実施されてしまう。

 

▼ゼミの一行は、新幹線とバスを乗り継ぎ、鴉澤村へやって来た。

▼5年前に沙羅が村を出てから、何も変わっていない鴉澤村。それはそうである。鴉澤村は、特異な名物や産業があるワケではない、至極地味な村。古い霊山と、その霊山を守る神社(沙羅の実家)が存在する程度で、観光客などは滅多に来ない場所なのだ。

▼ただ、今日の村の様子は、どこかおかしい。沙羅をはじめとする「霊感の強い者」だけが、それを感じていた。

零 影巫女 (7)提供:Amazon)

(原作:天樹征丸 作画hakus 原案コーエーテクモゲームス/講談社)

 

▼鴉澤村には、「穢山(けがれざん)」という霊場がある。この山の影響で、村には普段から霊の類が出易い。

▼しかし、今回は別格。どうやら、沙羅と一緒にやって来たゼミ仲間の誰かが「邪霊師(じゃれいし)」であるらしいのだ。

 

▼邪霊師とは、悪霊や魑魅魍魎呼び寄せて活性化させてしまう存在。元は普通の人間なのだが、本人も知らないうちに瘴気の毒に侵され、邪な魂の依り代になった者のことである。

▼心に隙間があれば、誰でも邪霊師になり得る。邪霊師を見た目では判別できず、本人に自覚も無い。邪霊師の力は強大であり、人を呪い殺すことなど造作もない。こういう特徴がある為に、危険で厄介な存在。

 

▼邪霊師は、巧妙に正体を隠している。しかし、邪霊師を倒さない限り災厄は消えない。

沙羅は、ゼミの仲間に混じった邪霊師を探し出し、祓い清めることができるのだろうか?

 

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『影巫女』は、心霊と戦うバトルホラー作品です。

ただ、戦うばっかりではない。謎解きの場面が非常に多く描かれています。その辺りは、サスペンスや推理モノと同じ。

 

邪霊師の仕掛けた罠を見抜き、生きて呪いから逃れるには、邪霊師の正体を探らねばなりません。その為の手掛かりが、アチコチに転がっているのです。しかし、人間の目には見えにくいものが多い。

手掛かりを得るには、邪霊師に穢されていない・味方になってくれる霊の助けが必要です。

 

そういう霊は、現世に働きかける力が弱く、正解をズバリ伝えることができません。

その為、ほんのちょっと物を動かしたり、ヒントの方向を指し示したり等、微妙なことを積み重ねて、主人公達を助けようとします。

ここに謎解き要素が生まれ、主人公達は知恵を絞ることになります。

 

心霊モノやサスペンス作品が好きな方は、『影巫女』を楽しく読んで頂けるでしょう。

興味のある方は、この機会に是非。

 

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なお、『影巫女』の元ネタとなったゲームですが…ここしばらくは動きが無い。

最新作は、2014年に発売された『零~濡鴉ノ巫女』になっています。

零 ~濡鴉ノ巫女~ - Wii U(提供:Amazon)

 

零シリーズは、未だに人気が衰えない名作。このまま終わるのは勿体ない。

最新ゲーム機の「PlayStation5」や「Nintendo Switch」あたりで、そろそろ新作を出して頂きたいところです。

 

コーエーテクモさん、いちファンとして、期待してますよ。

 

 

-----------------(記事了)-----------------

 

 

零 影巫女 (1)

零 影巫女 (1)

 
零~zero~ PlayStation 2 the Best

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  • 発売日: 2007/11/22
  • メディア: Video Game
 
零 ~眞紅の蝶~ - Wii

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  • 発売日: 2012/06/28
  • メディア: Video Game
 
零~刺青の聲~

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  • 発売日: 2005/07/28
  • メディア: Video Game
 
零 ~月蝕の仮面~ - Wii

零 ~月蝕の仮面~ - Wii

  • 発売日: 2008/07/31
  • メディア: Video Game
 
零 ~濡鴉ノ巫女~ - Wii U

零 ~濡鴉ノ巫女~ - Wii U

  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: Video Game