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【害獣駆除 & 警察の話】不始末が返ってきた模様(前編)

暑い時期も終わり、秋の気配が強くなってきました。

 

秋は実りの季節でもあり、行楽の季節でもある。

特に今年は新型コロナウイルス騒動が沈静化しておらず、「人混みよりも自然」という風潮が強い。

その為、キャンプや登山に人気が集まるでしょう。

 

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しかし、「実りの秋」は、人間だけのものではありません。野生生物にとっても、秋は活発に活動すべき時期です。

秋に栄養を貯め込んで、間もなくやって来る冬に備えねばならない。その為、野生生物を見かける機会が増えると思われます。

 

中でも、特に危険なのがです。日本の野生生物の中で、最大級の生物。

有名なのは、北海道に生息するヒグマ(エゾヒグマ)。大きい個体になると、体重が500キロ超えになるものも。

車に轢かれても平気だとか、ライフルの弾を少々浴びても死なないとか、恐ろしい話がてんこ盛りの動物です。

十分な備えをしなければ、人間が勝てる道理はない。

 

この恐ろしいヒグマ。

厄介なことに、最近は「人里で目撃される事例」が増えています。2020年も同様。

www.youtube.com(2020/8/27)

砂川市の住宅街。クマが草むらを勢いよく駆け回っています。27日午前8時ごろ撮影されました。

クマを目撃した人によりますと、体長1メートルほどの子グマだったということです。

 

動画を撮影した馬場一夫さんは「クマが電柱のきわに見えた。危険を感じたので自宅に入った」と話しました。

またクマを目撃した人は「ワンちゃんかと思ったらクマちゃんだった。ここ住んでから30年経つけど、クマにあったの初めて」と話します。

https://www.htb.co.jp/news/archives_8553.htmlより。改行・強調等は筆者によるもの。以下同)

 

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本州以南には野生のヒグマはいませんが、ヒグマより小型のツキノワグマが生息しています。

しかし、「ヒグマより小型」とは言っても、80キログラム程度の個体はザラ。大きいものになると、130キログラム程度にまで成長すると言われています。

ヒグマほどではありませんが、人間が立ち向かっても勝てる見込みは少ない。

www.agrinews.co.jp(2020/9/13)

 

2019年度の熊の捕獲数が6285頭に上り、過去最多だったことが環境省の調査で分かった。

 

19年度は秋の餌となるドングリ(堅果類)が全国的に凶作。

餌を求めて動き回る熊が多く、人的被害も140件あった。20年度も7月時点で1941頭が捕獲され、増加傾向で推移している。

同省は、畑に農産物を放置しないなど侵入防止対策の徹底を促している。

https://www.agrinews.co.jp/p51881.html

 

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こういう話をすると、結構な確率で「人間が山を荒らして食い物を奪ったから、熊が人里に下りてくる」という論調に持って行きたがる方が出ます。

が、熊は臆病な動物で、そんなに好んで人里に来ない。主食のドングリが凶作になった場合、仕方なく人里近くへ下りてくる事の方が多い…と聞いています。

そのドングリも、元々「豊作と凶作を繰り返すサイクル」を持っており、ここ最近始まった話ではない。人間が直接操作したワケではなく、自然の為せる業だと考えます。

 

熊が人里近くに来るのも、人間の畑を荒らすのも、いきなり遭遇して驚き・勢いで人間を攻撃するのも、全て自然の流れ。人間の悪行に対する天罰ではない。

獣害は、「自然災害」に近いものでしょう。

 

例外があるとすれば、それは「キャンプやバーベキューで出たゴミを、行楽客が始末せずに帰り、それをエサと認識した熊が人に寄ってくる」とか「観光地で、行楽客が、野生の熊に餌付けする」というもの。

これは完全に人間側の落ち度。熊は賢くて執着心が強い。エサと認識したものを執拗に狙ってきます。

これに関しては、人間の自業自得と言えるかも知れない。

 

しかし、原因を作るのは「遠方から来た行楽客」で、被害を受けるのは現地の住民。これはちょっと理不尽です。

行楽客に注意を促すシーンも多いですが、聞く耳を持たない連中もいる。悲しいですが、現地住民は自衛策を取らざるを得ない。

 

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人間側(特に現地住民)の自衛策としては、

◆畑の周りに電気柵を設置する。
◆生ごみの類や、収穫しない規格外作物などを、無造作に放置しない。
◆熊の目撃情報が出ている所には、安易に近づかない。

等の方法があります。

 

しかし、相手は日本最大の巨獣。しかも賢い。そう簡単に防ぎきれるワケではありません。

となれば、最終手段として「捕獲」「殺処分」等の選択肢を迫られます。

これも、ある意味仕方ない。人が襲われた後では、取り返しがつきません。特に熊は賢く、「これは簡単に殺せるエサだ」と認識されたが最後、人を襲い続ける熊になってしまう可能性が高い。

出来れば追い払うのがベストですが、それだけでカバーしきれない。これも現実。

 

殺処分となれば、警察のみで対応しきるのは無理。警察の装備は対人制圧を想定したもので、熊を殺す想定はしていません。

その為、対応を猟師にお願いすることが多い。

 

しかし、この猟師へのお願いが、非常にヤヤコシイことになっています。

簡単に言えば、「猟師が熊駆除に難色を示すことが増えた」というもの。

 

そうなった原因。それは、「熊駆除に絡んだ、不可解な事件」にありました。

その内容は
「役所や警察からお願いされ、
警察と共に現場へ行き、
人への被害を避けたうえで熊駆除したら、
なぜか猟銃を取り上げられた」
という意味不明なもの。

 

 

 

なぜこんな話になったのか?

その詳細は後編にて。

長くなるので、本日はここまでとさせてください。

 

 

--------------(記事了)--------------

 

 

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